続々発覚するWindows10 May 2019 Updateの不具合……10のバージョン多すぎて互換チェックが追いつかないか?

先週も書いたが今週も出てきた。窓の杜の記事である。NEC-PCの一部においてBroadcomやIntel Centrinoを搭載したWi-Fi環境の一部でドライバーが非互換になる不具合である。実は、これアップデートが始まった初期の頃に、一部で質問が上がっていたような気がするが、今になってということはずっと検証していたのか、そんなことはないと言い続けていたのか?またはドライバーの責任にしていたかいずれかだろう。

間もなく次のアップデートが公開されるはずだが、それを前にまた大きなものが出てきたなと思う。


しかし、先週の記事でも書いたが、これでほぼスキップビルドが確定すると私は思っている。

これで、スキップビルドにしないなら、それはそれで危険だろう。1809の不具合情報は、あれでも11月の登場から2ヶ月後の1月頃にはほぼ大きなものが出尽くしていた。それに対して、1903は2019年5月21日から、既に4ヶ月が迫っている。次のビルドは機能更新がほぼないHotfixビルドであることが既に伝えられているので、1903を抹消して、1909への更新を進めて貰った方が保守する側としてはやりやすい。今回上記の問題が出たことで、匙を投げていてもおかしくないだろう。


<サポートビルドが多すぎて手が回らない?>

この最近の不具合が増えているのは、Windows10 AU(Anniversary Update・提供開始日2016/8/2)以降の保守が事実上終わっていないからである。Anniversary UpdateベースのOSは最も長い2016 LTSB保守で2026年10月13日まであり、クライアントベースだと2023年1月10日まで保守されるコンピュータがある。クライアント保守でそれがあるのは、Atom Z2000シリーズモデルのサポート期限をWindows8.1と同じにすると発表したからだ。(それ以外のPCでは保守は続かない)

Windows 10 Creators UpdateはED/ETと呼ばれるボリュームライセンス/ソフトウェアアシュアランス対応の文教用/エンタープライズサポートが延長フェーズで2019年10月まである。Fall Creators Updateは、2020年4月14日であるという具合で、

実はWindows10で全ての保守が完全に終了しているのは、Windows 10 TH2(November Update/1511)のみという状況にある。
TH1でさえも2015と呼ばれるLTSBのED/ET版はまだ保守が継続している。

即ち、Windows7や8.1よりWindows10の方がマ社が自分で年に2回更新すると豪語し、実行し続けた結果、手の掛かる子になり始めているのだ。
これは、昨年か今年も書いた気がするが、2019年10月8日にやっとCreators Updateの延長保守が終わり、Windows10シリーズでは2つ目の完全終了がやってくる。しかし、もし不具合だらけの1903を維持したまま、1909も提供を始めたら、折角減るはずのサポートが全く持って変わらないことになるので、今の状況が次のビルドでも続くかもっと悪化する恐れがある。


ならば、1903の保守を1909登場のタイミングで完全にキャンセルし、1909に統合した方がよい。

マイクロソフト社に問題が深刻であるという発想が残っているならそうするだろう。既にメンツとかそういう問題では無く、企業などの現場から見るとどう考えても、Windows Updateがウィルス感染するのと大差ない状況になり始めている。問題があると更新がブロックされるよりも、問題があると報告するPCになってしまうリスクの方がネットなどで、マ社を擁護している広告記事とは裏腹に増えているのだから……。日時バッチ処理などがアップデートで出来なくなるとか、最悪である。

<ビルドの整理は必要>

これまでに8つのビルドがWindows10では投入され、今も7つのビルドが稼働し、開発中ビルドが2つある。
開発中の1つは間もなく投入され、もう一つは来年には10番目のビルドとして登場する。考えてみるとソースの共通化がある程度行われているとは言っても、これほどのバリエーションで同時展開するようになったのは10の影響だ。今は、Windows7、8.1と10があるので事実上9ビルドが生きていることになるからだ。
WindowsXP/2000までが生きていた時代でも、Windows XP/2000/Vista/7とその派生であった。しかも、バリエーション品も機能の実装未実装程度で大きな差はなかった。

今のWindows10はブランド名こそ10で同じだが、中身はTH1と19H1では別物になっている。それとは別に、機能の差がEditionに分かれているのだ。来年早々にはWindows7がそれから切り離されるが、状況が悪化し始めた頃には5ビルド以上あったことを考えると、ビルドの保守がいくつか終わるまで、今のメジャー更新の頻度を大幅に落とすようにしたほうが良いのではないだろうかと思う。








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