千葉停電から学ぶべきこと。

千葉県の停電は、未だ20万世帯規模で続いているという、関東広域圏は人口密度が他の地方より高いこともあり、基幹線がやられると回復まで多くの住人や企業が、その影響を受けるというのが良く見て取れる。一方で、報道において全国への発信がまちまちなのは、洪水被害等とは違って扱い難いからなのだろう。まあ、関東では初でも、5日~1週間なら西日本では決して全くないことではないのも影響していると思われる。

ただ、関東広域圏は千葉テレビとNHK千葉放送局を除けば、東京キー局が発信地になるので全国で放送されていない時間帯に、千葉に向けての情報発信がされていることを祈るしか無い。



昨年は震災で北海道が、台風で大阪も停電被害が起きたが、長く停電した場合に何が困るかということを認識している人は、長期停電を経験したことがある人で無ければ分からない。また、北海道では3日だったため携帯基地局は補助バッテリーなどで持ちこたえた基地や、重要基地局は補助電源で耐えたところも多かった。しかし、千葉の停電は遅いところだと1週間以上続く可能性もあり、道路などが電柱の倒壊で通れない場所もあるため、簡易基地局(衛星基地局)を置くのも難しい場所もあるだろう。

そのため、ラジオやワンセグなどのデバイスを所有していないと、情報難民にもなってしまうという問題もある。(そもそも、そういう情報がテレビやラジオで十分に流れていないという話はあるので意味があるかは分からない)これは、iPhoneが販売される前なら、ラジオ付き携帯やテレビ機能付き(ワンセグ)携帯が普及していたので、それらがカバーしていた部分である。問題なのは、その際に携帯ラジオなどのデバイスを処分したり、買い換えなかった人が多いという現実にある。

それらが日本では45%~5割のシェアを持つiPhoneに置き換わった後に、災害時用の情報媒体をスマホに求めた結果、今回情報難民が溢れ、さらにテレビ局や新聞社も情報をSNSで集める体質だったため、停電している先がどうなっているかを調べもせずに、現場の状況を認識するのが遅れたのだろうと思われる。

これは、関東広域圏特に東京や神奈川県以外の県にとっては、これから震災や大雨などの被害が起きることを想定する際に、重要な懸案となるだろう。

まあ、それはともかくとして、災害に備えてどう1人1人、各世帯で停電対策を取るのかは重要だ。特に都会ほど停電時は田舎より状況が厳しいのだから。


<停電対策>


うちの家だと年に数回は停電または瞬停(1秒前後明かりが消える)や瞬電(電圧が下がり一瞬電気が暗くなり回復する)というのは、台風被害や、落雷などであり、2年に1度ぐらいは数時間電気が消えたりし、5年~10年に1度、住んでいる街の他の地区や近隣の街で1日以上停電する。20年~30年に1度、電柱の多くがなぎ倒されたり、主幹高圧電線がやられて長ければ1ヶ月ぐらい停電する。

ただ、昔に比べると台風でも停電の頻度は減っている。迂回するリレー線が充実すると同時に電柱が倒れる度に、より丈夫な電柱に変わってきたからだろう。

それでも、台風などが直撃すると分かっていたら、冷凍庫には保冷剤が大量に用意されるのが我が家である。
そして、クーラーボックスも準備される。以前、1ヶ月停電したことがあり、それから準備するようになったのだ。

-冷蔵庫の代わり-

ちなみに、何故冷蔵庫や冷凍庫のままではなくクーラーボックスなのかというと、冷蔵庫なら停電すると6~12時間程度で常温とほぼ同じになる。これは、ヒートポンプを使って熱を排出する仕組みが止まれば排出する場所(冷蔵庫の側面で熱くなる場所)から、熱が庫内に逆流するからだ。
冷凍室は、温度が低いため、詰め込みのレベル(一杯にしていれば比較的長く持つ、だから保冷剤を大量に冷やしておく訳だ)によって24時間ぐらいは持つだろう。但し、停電したら冷蔵庫をむやみやたらと開けてはいけない。冷蔵室の場合は、1度でも開けばほぼ常温と同じ温度になり、もう殆ど温度は変わらなくなる。冷凍庫も1度開けば一気に解凍が進む。

そこで、長期回復が望めないと分かったら、クーラーボックスに食材などを移す訳だ。
停電情報はNHKなどを見ていれば分かるので、それらの情報と実際に外の風景や周辺の状況を見て、回復が困難と分かれば、早めにすぐには使わないもので、痛み易いものはクーラーボックスに移す。クーラーボックスは保冷剤などをたっぷり入れて、開閉を極力家族全体が必要とするタイミングに開くようにすれば、冷蔵庫の2倍以上は常温より遙かに低い状態に留めてくれる。

尚、クーラーに入れることが出来ない食材は、常温保存でも数日耐えられる野菜などを除けば、その日うちにでも使い切るか、調理して傷みにくい保存食にしてしまうのが妥当だろう。

数日以上停電する場合は、クーラーボックスの氷が必要になるが、これは停電していないスーパーなどで購入できる場合もある。そういうのを使えば良い。


-水の確保-

水は、一軒家で浄水場やポンプ場(水道局の管理する取水場の水を各地に振り分けるために使う配水池)が被害を受けていないなら、停電しても水は出るが、マンションや3階以上のアパートなどの場合は、屋上に電動ポンプで水を汲み上げ、それを下の住居に配水する方式がとられている。そのため、停電すると水は出なくなる。

だから、災害時には例えマンションであろうとも、水は必ず一週間分程度備蓄しましょうと言われる訳だ。
そう言われると、多くの人はきっとミネラルウォーターを買いに走る訳だが、台風など予想される災害の場合に限れば、別にその必要はない。

今の住宅なら大半の家で、お風呂はあるはずなので、台風が接近することが分かっているときには、お風呂に水を溜めておけば(残り湯などでも良いがお風呂を洗って貯めておくと飲み水には難しいが食器などの清掃や体の清拭にも使えるだろう)、トイレの水などには使えるだろう。

次に、10Lぐらいの空のポリタンクをいくつか用意しておけば、台風が接近してくる前日にでも水道の水をそれに入れて、しっかり蓋をして密閉しておけば、飲み水も確保出来る。水道水には次亜塩素酸カルシウム(カルキ)が入っているので、蓋を開けた状態で放置していなければ、これらが抜けてしまうこともなく、清潔な状態を保てるはずだ。(ただし、直接タンクに口を付けて飲んではいけない。)

こういう方法もある。これは、あくまで台風向けの対応であり、地震による停電対策なども考えると、ミネラルウォーターなどの水を備蓄して置いた方が良い。

尚、絶対に水不足に困りたくないという場合は、緊急用浄水器を買っておくと良いかも知れない。これは浄水能力を維持するための使用期限があるので注意。(凡そ3年~5年である)


-料理&食料-

食事は、オール電化でなく、浸水や家が倒壊でもしていない限りガスは使えるはずなので、問題ないはずだ。
オール電化の場合は、必ずカセットガスコンロを1つは予備に持っておくこと。さらに、カセットガスボンベを最低でも2つ備えて(一つは必ず未開栓が良い)おくことだ。尚、光熱費ゼロ住宅や、蓄電できる太陽光発電住宅でも、これは用意しておこう。台風の場合は、塩害や風でパネルや回路破損が起きてしまうこともあるからだ。これらは、災害時に不便な状況に陥る可能性が低いだけで、絶対に災害時に困った状態にならない保証をしている訳では無い。



台風が来る前に買うべき食材は、常温(冷暗所保存)で日持ちのする野菜や果物(バナナとかは最適)、後は食パンやバケット(フランスパン)などが、実は離島などで台風前にすぐ店から消えてしまうモノとされる。これらは、保存が利くという点か、すぐに食べられるという点を重視されたものだ。

停電になれていない人の場合、冷凍や冷蔵食品を買って安心と思っている悲しい人もいるが、冷凍食品は冷蔵庫が停電で止まれば、その瞬間から、すぐに食べるか、食品廃棄物になるかの2つに1つの選択肢しか無くなるので、よほど万が一停電してもすぐに食べられる程度に買うなら別だが、災害用に買いだめしてはいけない。まだ、カップ麺や缶詰を買った方が良い。


-衛生・清潔・避暑-

水の項目でも書いたが、お風呂に水(残り湯ではない方が好ましい)を貯めておくと、体を洗うことは出来なくても、体を拭いたりするのに使える。
お風呂に水を溜めるというのは、今回の千葉では暑い状況で苦しんでいる人も多いが、避暑にも使いやすい。残り湯などで無ければ、お風呂に溜めた水を、接触冷感に対応したタオルを濡らすのに使えば、清拭以外に熱中症の予防にも使えるからだ。

尚、この接触冷感はジメッとした感触、濡れた感触を嫌う人は、むしろ暑いとか不快だと感じることがあるという特徴があるが、実は体温を下げるには結構効果的である。こういうのを一つ揃えておくと良いかも知れない。



他にも、避暑という点では水がある程度使えるなら、バケツに水を入れて、椅子に座り、足をその水の入ったバケツに入れると、5分から10分ほどで体温が下がるはずだ。足湯ならぬ、足水である。

とにかく衛生面で水が必要になることは多いので、避暑で使う場合は水の確保に余裕が出てからが良いだろう。

尚、睡眠時に涼しくと言う場合は、ベッドや布団で寝ずに、ひんやりして涼しい場所に転がると良い。寝返りが打てない人(腰痛を抱えている人は寝返りが打てなくなっている人に多い)などは、ベッドや布団の方が良いが、健康な人なら、少々固い床でもひんやりした床などの方が眠れる場合がある。ちなみに、私は暑い夏の日の昼間にエアコンを付けずに、自室のフローリングに直で昼寝していることがある。これが結構眠れたりする。
但し、先にも書いたように元々腰痛を持っている人、低反発のマットレスなどで寝ている人は、腰や肩首を痛めることがあるので気を付けて欲しい。(寝返りが頻繁に打てる人、寝相が悪い人は睡眠後に腰などを痛めることはない。)

冬の場合は、毛布、布団の枚数、衣服の枚数である程度調整出来るが、夏の暑さは工夫で乗りきるしか無い。


-ラジオ、テレビ-

これは、情報媒体を用意しろと言うことだ。最近、5Gを使った災害時救援サービスの実証なども行われているが、私があれをニュースでみて最初に思ったのは、それほど大規模な災害時に電気が通っていて、5Gの通信網は生きているのか?というのが疑問に思ったものだ。今回の台風は改めて、それを如実に示した。最初の数時間~3日ぐらいで回復出来るなら確かにファイバー網が死なない限り大丈夫だろうが……。

大規模災害時にスマホは使えないか、暫くすると基地局の補助電源(UPS)が途絶え使えなくなる。
これは、当たり前のことだが何故、これがスマホがあれば大丈夫と思うように人は錯覚したのかというと、東日本大震災の時など震災の時や、各種洪水の際に、電力は重点区域のみ早く回復し使えたり、基地局に繋がる電線は生きていて、SNSが使えたからと言われる。何より、関東での被害が殆ど無く、帰宅困難者がSNSで情報を大量に発信し、得ていたのもSNSは強いという認識に繋がり、そこからラジオやテレビは要らないと思い込む人が増えた。

そして、それにマスコミも逆依存したのが今回だ。被災レベルが数日経って明らかになっていくのは、被害を受けた場所は携帯基地局の電源が止まっているか、通信回線が死んでおり、SNSで情報を発信できないため、それに頼って取材している記者が、それに気が付かないのだ。記者がその都度、足で稼いでいるわけでは無く、一般住民に頼りすぎている現状も示している。

話を戻すと、情報を得られなければどこが安全か、どこに避難すれば助かるかなどは分からない。そのままそこにいて、すぐにインフラが回復するかどうかすら分からないのだ。テレビやラジオなら、送信所が被害に合っていなければ、放送を受信できる。それが強みとなる。

災害時には特にラジオが良い。少ない電源で長く稼働すること。映像を見なくても音声を聞いていれば、情報が入ってくることにある。テレビでもよいが、NHKラジオなどが行う災害情報の方が確実である。

スマホにチューナーが入っていてラジオやテレビの機能があるなら、それでも良いが、出来れば災害用の防災ラジオを1世帯に1つぐらいは備えて置いた方が良い。



-圏外時のスマートフォン携帯電話-

尚、停電中、圏外になっているときのスマートフォンや携帯電話は、電波オフ(機内モード等)にしておくか電源を切っておいた方がよい。そして、通信できるか確認するときだけそれをオンにするのが好ましい。
これは、圏外では高頻度に高出力で基地局を探すため、バッテリー消費が2倍~3倍のペースで進むようになるからだ。
だから、圏外では電波オフにしておき、確認したいときだけオンにするのが望ましい。



-自家用車は災害時に有用だが……-

今回は、台風被害で浸水などもない家が多かった。道路も寸断されているカ所はあまりないようだ。だから、自家用車を持っている人はそれで涼むことも出来るだろう。しかし、災害の規模によっては、自家用車を安易に使うと、燃料が補給できず、いざという時の移動手段を失う場合や、そもそもそれらに頼って何も考えて居なければ、それが使えない災害だった場合に、窮地に陥ることも有り得る。

そこまで対策をするかは、それぞれが考える事だが、熊本地震のような震災災害では、道路にも影響があり、物流がストップした。そのため、ガソリンスタンドでタンクローリーが来られず給油が出来ないなんてこともあった。そういう状況で、自家用車で暖や冷、または情報を集めているとと、給油場に着いて給油する前にガス欠エンストして、渋滞などを引き起こす原因になる。

だから、それがあれば助かるだろうとは思ってはいけない。

ちなみに、給油待ちで渋滞なんてニュースもあるが、実は同じ街の中で30分給油渋滞するなら、30分先の空いたガソリンスタンドで、給油した方が燃費が良いなんてケースも車種によっては有り得る。これは、最悪の場合の逃げ道確認という点でも有用なケースがある。どうせ家でもアイドリング状態で使うなら、多少燃料消費強弱はあれど、別の場所に動いて見るのも手である。まあ、家の片付けなどの最中に給油が必要になった場合は除く。


<光熱費ゼロ住宅、災害対応住宅も万能では無い>

最後に間でちょっと書いたが、蓄電機能などを備える光熱費ゼロのオール電化または電化(ガス設備もあり、そちらはコジェネレーション機能搭載等)住宅でも、災害時にはいずれも正常に機能できなくなることはある。それを忘れてはいけない。
まあ、もしも可能な限り、災害時に不便な状況を起こさないようにしたいなら、

一戸建ての場合は、

太陽光発電を搭載し、蓄電池を備えた住宅であること(蓄電池や発電システムは2年~4年程度で定期メンテをすること)
オール電化にはせず、ガス電化(エコウィル/コジェネレーション)で導入し、ガスコンロを入れること。
(オール電化の場合は別途カセットコンロを一応用意しておくこと)
太陽熱温水器を備えること。
井戸を敷地内に掘り(海浜埋め立てなどでは掘れない場合もある)、市区町村の水質検査を受けること。
出来れば井戸は手押しポンプも残すこと(電化住宅なら手押しが無くても大丈夫のはず)それがなくても。
雨水升やタンク(雨水を溜める升やタンク)を庭敷地内または地下に設置すること。
住宅災害保険(地震対応の火災保険)に入ること。

である。

マンションなどの場合は、

水を常に一週間分保存しておくこと。
空のポリタンクを用意しておくこと。
災害の恐れがあるなら、入浴後に綺麗な水を溜めておくことと。水道水を空のタンクに入れておくこと。(災害が起きないなら、洗濯などにでも使ってください。)


全体共通点としては、

食料や水の備蓄を最低限すること。
自家用車所有者なら、自動車保険(災害時特約付き)に入ること。
地区に避難情報が出たらできる限り避難をすること。
携帯ラジオなどの情報源を必ず一世帯に1つは持つこと。
この町に来て、住んで何十年災害が起きたことがない場所だからと思わないこと。

特に最後の赤字は、パニック映画や小説、ドラマの噛ませ犬や災害映画で過信して最初に犠牲者になる人のパターンと同じである。
この場所は、準備が出来ている。この家は災害対応である。
このマンションは丈夫。大雨でも水はここまで来ない。倒壊はしない。

そういう人が映画では、最初の方で犠牲になる。それは、現実でも決して笑い事ではなく、有り得るパターンだということだ。

ここでは、何度も書いてきたが、危険は安全だと思った瞬間からやってくる。
ホッとしたとき、その瞬間に想定外のリスクが来ることはよくあるのだ。それを過度に恐れてはいけないが、日常とは違うリスクだと世間が伝えているときに、自分の家、自分の周りだけが特別安全になることはないという自覚は必要だ。例え、最新で絶対の対策を取っても、来月にはその対策を超える災害や事件がやってくることはいくらでも有り得るのだから。


<気を付けたい費用対効果>

最後に、安価な投資で長く大きな安全が保証されるなら別として、投資してこの対策を取れば、こんなことにはならなかったぐらいの発想で対策を論じる場合は、その対策のコストに対して、果たしてその効果がどれだけあって、デメリットがどれほどあるかは計算しないと行けない。

例えば、電線の地中化は今回の停電で一部の人が声高に言っているが、あれは、日本の今の社会では投資に見合ったペイをするかは分からない。特に臨海部(埋め立て地)と、雨が極端に多い地域(水没しやすい場所)、さらに過疎地(人口が減っている場所)では、

・地震で停電すると回復に数ヶ月かかる恐れが生じる土地の隆起沈降による地中電線の破断という問題、
・水没断線や水没短絡(ショート)による配線の復旧に時間が掛かる。
・そもそも人口が減っている場所では、地中埋設工事は工事費用を一律の電気代に添加することによる費用負担の問題。(尚、税金でやれば消費税でさえも国民が納得していない人が過半数なのに……という話になる)


上記は、今回の停電に際して分かり易いテーマなので選んだが、直上にある配線の方が、断線や物理的破損は見分けやすい。こんな状態だからごめんなさいというのも説明しやすく、工事コストも安い。その代わり、台風などで倒れると復旧に時間が掛かる。じゃあ、地中化すれば、台風の風などの被害は受けないが、果たして、そのメリットがデメリットの全てを相殺するほど凄い物かというと……だ。
そもそも、千葉県民も過去に経験しないような災害でこの停電が起きた中で、地中化をしてもしデメリットに該当する災害が起きたら、今度は電気代は上がってさらにその災害のダブルパンチで1ヶ月停電かもしれないと考える人は少ない。

まあ、喫緊の問題、今起きている問題に対して人は、その解決策を安易に探りがちになるのは仕方がない。そういう性だからだ。
しかし、上記したように災害対応住宅だって、河川氾濫して水没すれば終わりだ。「いのち大事」にするなら、逃げるしか無い。災害の頻度や規模が、短く大きくなっているとして安全のマージンはじゃあ今が、100なら次は120で打てば100年大丈夫なら、確かにそれは経済的に理に適うだろう。

120にすれば100年持つ根拠がもしないなら、5年後やっと完成した120の施設の場所に、130の災害が起きれば、120に投資したものは全て壊れてしまい多くの人がそれで亡くなるかもしれない。今我々は、そういう視点を持って、防災の在り方、避難の在り方を考え直さねばいけない。

もちろん、防災や減災を売りにする設備なら、それがない設備や施設よりは確かに安全であるが、平成までの発想でただ基準を上げることで、災害に立ち向かえば安全になるという発想はすべきではない。

金も技術も人も有限であり、限界がある。そして、安全の基準を超えた災害や事件が起きれば誰だってあの世に行く可能性はあるし、予想外の苦労を強いられることはあるのだ。だから、世帯毎に災害時に必要な準備を住宅や公共などの防災対策とは別個にしておくことが大事である。




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