ソニー、フルサイズミラーレス「α7R IV」発表……α7RⅢとスペック比較。

各社が報道している新型αである。
https://japan.cnet.com/article/35139975/

予価(定価)が3500ドルというと、日本円で約38万円となるだろう。
国内価格が高いくなるか安くなるかは製造国次第だ。まあ、国内だと35万~40万ぐらいだろう。

スペックは既にオーバーな域にあるが、性能は年々上がっている。
ちなみにRX100MⅦの噂や、RX1RⅢの噂もあるが……今回の発表では1機種のみのようなので、今回は見送りか、もう一度夏頃にやるか?難しいところだ。RX100シリーズはそろそろ筐体サイズの割に、機能が多く、熱い、バッテリー持ちが悪いという限界に達しつつあるので、
製造が容易な状態でM7を形にするのは大変そうだ。

話を戻してスペックの話だ。今回のα7Ⅳは7Ⅲから予想以上にいろいろ変わっているので、表を作った。
表中の部分は基本的に仕様が変わった部分だけをピックアップしている。
同じ仕様(例えばスチル写真のピクチャーエフェクト項目は同一なので端折っている)の部分を記載していないので注意して欲しい。

ブランド名称α7RⅣα7RⅢ
本体型式ILCE-7RM4
ILCE-7RM3
レンズマウントSony E-mount(Eマウント)
埃除去機構搭載(センサー振動、コート処理)
RⅣと同じ
CMOSセンサーサイズ
センサー種別
総画素数
有効画素数
推定センサーピッチ
35.7×23.8mm(35mm)
Exmor R CMOS (BSI-CMOS)
62.5MP
61MP(近似有効画素※1)
13.59μm相当(総画素換算)
35.9×24.0mm(35mm)
Exmor R CMOS (BSI-CMOS)
43.6MP
42.4MP
19.76μm相当(総画素換算)
フォーカス種別
Fast Hybrid(ファストハイブリッド)
-内訳-
Phase-detection AF(像面位相差検出AF)
Contrast-detection AF(コントラスト検出AF)
RⅣと同じ
(PDAFはファームアップが必要なレンズあり)
レンズ別フォーカスポイント
35mm PDAF-Full Frame
APS-C PDAF-Full Frame
35mm PDAF
APS-C CDAF
検出可能カ所数
567ポイント
325ポイント
247ポイント
425ポイント
検出可能カ所数
399ポイント
323ポイント
255ポイント
425ポイント
フォーカスエリア
-異なる点のみ記載-
ワイド-567ポイント(PDAF時)
ワイド-425ポイント(CDAF時)
-異なる点のみ記載-
ワイド-399ポイント(PDAF時)
ワイド-425ポイント(CDAF時)
LA-EA3時フォーカスタイプ
(オプション)
PDAFのみ選択式(PDAF/CDAF)
その他機能
Eye-start(瞳) AF (only with LA-EA2 or LA-EA4 attached (Sold separately)),
Lock-on AF [Still] Human (Right/Left Eye Select)/Animal, [Movie] Human (Right/Left Eye Select), AF micro adjustment, (Sold separately), with LA-EA2 or LA-EA4, Predictive control, Focus lock, AF Track Sens, St./H AF Area, AF Area Regist., Circ. of Focus Point

Eye-start(瞳) AF (only with LA-EA2 or LA-EA4 attached(Sold separately)),
Lock-on AF, Eye AF, AF micro adjustment, (Sold separately), with LA-EA2 or LA-EA4, Predictive control, Focus lock, AF Track Sens, Swt.V/H AF Area, AF Area Regist.




写真解像度モード(3:2)
35mm Large:
35mm Middle:
35mm Small:
APC-C Large:
APC-C Middle:
APC-C Small:

9504×6336(60MP)
6240×4160(26MP)
4752×3168(15MP)
6240×4160(26MP)
4752×3168(15MP)
3120×2080(6.5MP)

7952×5304(42MP)
5168×3448(18MP)
3984×2656(11MP)
5168×3448(18MP)
3984×2656(11MP)
2592×1728(4.5MP)
写真解像度モード(4:3)
35mm Large:
35mm Middle:
35mm Small:
APC-C Large:
APC-C Middle:
APC-C Small:

8448×6336(54MP)
5552×4160(23MP)
4224×3168(13MP)
5552×4160(23MP)
4224×3168(13MP)
2768×2080(5.8MP)
モードなし
写真解像度モード(16:9)
35mm Large:
35mm Middle:
35mm Small:
APC-C Large:
APC-C Middle:
APC-C Small:

9504×5344(51MP)
6240×3512(22MP)
4752×2672(13MP)
6240×3512(22MP)
4752×2672(13MP)
3120×1752(5.5MP)

7952×4492(36MP)
5158×2912(15MP)
3984×2240(8.9MP)
5168×2912(15MP)
3984×2240(8.9MP)
2592×1456(3.8MP)
写真解像度モード(1:1)
35mm Large:
35mm Middle:
35mm Small:
APC-C Large:
APC-C Middle:
APC-C Small:

6336×6336(40MP)
4160×4160(17MP)
3168×3168(10MP)
4160×4160(17MP)
3168×3168(10MP)
2080×2080(4.3MP)
モードなし
写真ダイナミックレンジ機能
オフ,
ダイナミックレンジオプティマイザー
(Auto/Level (1-5))



オフ,
ダイナミックレンジオプティマイザー
(Auto/Level (1-5)),
オートハイダイナミックレンジ
(自動露出差, 露出レベル
(1-6 EV, 1.0 EV step))
動画ピクチャーエフェクト
7種:
ポスタリゼーション(カラー),
ポスタリゼーション (白黒),
ポップカラー,
レトロフォト,
パートカラー (R/G/B/Y),
ハイコントラストモノクロ,
トイカメラ
(Normal/Cool/Warm/Green/Magenta)
ソフトハイキー,

8種類:
ポスタリゼーション(カラー),
ポスタリゼーション (白黒),
ポップカラー,
レトロフォト,
パートカラー (R/G/B/Y),
ハイコントラストモノクロ,
トイカメラ
(Normal/Cool/Warm/Green/Magenta)
ソフトハイキー,
リッチトーンモノクロ
動画クリエイティブスタイル
スタンダード, ビビッド, ニュートラル, クリア, ディープ, ライト, ポートレイト, 風景, 夕景, 夜景, 紅葉, 白黒, セピア
スタイルボックス(1-6),
(コントラスト(-3 to +3 steps), 彩度(-3 to +3 steps), シャープネス (-5 to +5 steps))
スタンダード, ビビッド, ニュートラル, クリア, ディープ, ライト, ポートレイト, 風景, 夕景, 夜景, 紅葉, 白黒, セピア
スタイルボックス(1-6),
(コントラスト(-3 to +3 steps), 彩度(-3 to +3 steps), シャープネス(-3 to +3 steps))
記録メディア

記録スロットⅠ
記録スロットⅡ
記録モード
SDXC Memory Card迄(UHS-II対応)
SD Memory Card Slot(UHS-I/II)
SD Memory Card Slot(UHS-I/II)
2カード同時記録モード搭載
SDXC Memory Card迄(UHS-II対応)
Memory Stick Pro対応
SD Memory Card Slot(UHS-I/II)
Memory Stick/SD Card(UHS-I/II)
ドライブモード時連続記録枚数(最大)
JPEGエクストラファインL:
JPEGファインL:
JPEGスタンダードL:
RAW
RAW&JPEG
非圧縮RAW
非圧縮RAW&JPEG
ピクセルシフト機能

68枚
68枚
68枚
68枚
30枚
30枚
フラッシュ利用時の同期は1/8秒までに制限

76枚
76枚
76枚
76枚
76枚
28枚
28枚
フラッシュ利用時の同期は1/13秒までに制限
2カード記録設定
同時記録 (静止画),
同時記録 (動画),
同時記録(静止画/動画), 
ソート(JPEG/RAW),
ソート (Still/Movie), 
自動メディア変更(On/Off),
コピー
記載なし
電子ビューファインダー(EVF)576万ドット368万6400ドット
液晶ディスプレイ(ピント調整機能)
35mmフルサイズ換算:
APS-C換算:

5.9倍, 11.9倍
3.9倍, 7.8倍

6.2倍, 12.4倍
4.0倍, 8.0倍
その他機能の新実装
インターバル記録
 
再生機能(プレイバック)
1枚再生、インデックス表示、
拡大表示(L:23.8倍, M: 15.6倍, S: 11.9倍), 
オートレビュー、 記録画像回転表示、 スライドショー 、再生フォルダ選択 、動画の早送り巻き戻し、削除、プロテクト(保護)、レーティング、連写グループ表示
1枚再生、インデックス表示、
拡大表示(L:19.9倍, M: 12.9倍, S: 10.0倍), 
オートレビュー、 記録画像回転表示、 スライドショー 、再生フォルダ選択 、動画の早送り巻き戻し、削除、プロテクト(保護)、レーティング、連写グループ表示
無線LAN(Wi-Fi)
IEEE802.11a/b/g/n/ac(5GHz/2.4GHz)IEEE802.11b/g/n(2.4GHz Only)
撮影時間枚数
写真(ファインダー/LCD)
動画(ファインダー/LCD)
動画連続(ファインダー/LCD)

530枚/670枚
 90分/105分
160分/170分

530枚/650枚
100分/115分
180分/190分
ファインダーの消費電力
静止画
3.7 W
(FE28-70mm、F3.5-5.6 OSS)
3.7 W
(FE28-70mm、F3.5-5.6 OSS)
ファインダーの消費電力
動画
6.2 W
(FE28-70mm、F3.5-5.6 OSS)
5.5 W
(FE28-70mm、F3.5-5.6 OSS)
液晶の消費電力
静止画
2.9 W
(FE28-70mm、F3.5-5.6 OSS)
3.0 W
(FE28-70mm、F3.5-5.6 OSS)
液晶の消費電力
動画
5.8 W
(FE28-70mm、F3.5-5.6 OSS)
5.2 W
(FE28-70mm、F3.5-5.6 OSS)
重さ
サイズ
グリップからモニターまでのサイズ
665g
128.9 mm x 96.4 mm x 77.5 mm
128.9 mm x 96.4 mm x 67.3 mm
657g
126.9 mm x 95.6 mm x 73.7 mm
126.9 mm x 95.6 mm x 62.7 mm


以上のようになる。

フォーカス関連は他の記事にもあるとおりで、順当に進化している。これだけで人によっては選ぶ理由が立つ。

ただ、そんなのは当たり前なので他のところでは余り語られないであろう小さなスペックを見ていく。

筐体は8gほど重たくなったが、撮影枚数は増えた。
撮影解像度も大きく広がった。
その一方で動画関連の機能は僅かに整理縮小したようだ。
動画は撮影時間も僅かに減っているのは、後述するがベイヤー処理の何かが影響しているか、センサーが影響しているかだろう。
動画時にカメラ側で扱う処理が多いのだと思われる。
また、メモリーカードスロットがSDカード専用になり、メモリースティックとおさらばバイバイした。

尚、センサー側は、推定のセンサーピッチを見る限りでは、3割ぐらい1つのセンサー辺りの面積は減っている。これは、結構画像にとっては大きいはずだ。本来なら夜景などで影響が出てもおかしくない。だから、米サイトには注書きがあり、近似有効画素であると書かれている。Quad Bayerではないと思うが、フィルターの配列をこれまでとは違う形で工夫しているのだろう。これによって、利得(セル辺りの光収受率)の低下を画像処理で合成する際に相殺しているのだと思われる。
スマホなどのセンサーで培ってきた技術を上手く応用しているのだろう。それが、先に書いた動画の撮影時間などに影響を与えたのかも知れない。

ここまで見て、
フォーカス点数(ポイント数)を考えないなら、私なら、α7ⅣよりⅢの方がバランスが良いかなと思う。そのフォーカスポイントも画素数の上昇によって増えているような雰囲気がある。もっと画素数が欲しい人や、写真に特化して芸術的なものを狙うなら、アスペクト比の種類が広いこいつは良い品だ。そういう点では、純粋にこの筐体サイズにおけるスチルカメラという品の頂点を狙ったのだなと思う。

後は、現実の製品がどれほどα7のⅢとⅣで変わってくるのかだが……。

まあ、夜景や夕景、木漏れ日のようなダイナミックレンジが広い撮影が多い人は、Ⅲでも良いかもしれない。
たぶん、同じサイズで印刷するならよほど大判でもない限り大きな差が出ることはないだろう。
レビューで実際の製品が出てみないとわからないが、場合によってはⅢの方がよいケースもあるかも知れない。
ソニーはMarkでラインナップを増やす中で、古い機種も併売してラインナップを広げる戦略を取っている。だから、これはあくまで画素が足りないと思う人向けだと思われる。そういう人にとっては、良い選択肢になるだろう。

というところだ。

<縦に伸びる性能から横に派生する時代に>

何というか?あくまで、スペックだけで見た感想は、横に並べてこのときはこれを撮ると良さそうと言う製品だろうか?
製品としての登場時期が新しいので高く発売されるが、実際にはちょっと目指すものが違うところの頂点で、ⅢとⅣが競っている感じだ。

これは、1インチコンデジのDSC-RX100M5/M5AとRX100M6が見せている風景に似ている。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント