1TBのmicroSDカード国内発売 Sandisk……値下がりの影響で高付加価値投入を急ぐ。

ITmediaの記事である。そして、その下はAKIBA Watchの記事である。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/17/news088.html
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/1190602.html

ITmediaの記事は1TBのMicroSDXC(約10万円)が投入されたという記事である。
Akibaの方は、microSDXCカードの512GB(Lexar)が7980円にまで下がったという話だ。メーカーが異なるので、直接比較は出来ないが、AmazonではEVO Plus Class10 UHS-I U3対応の512GBが14800円という値段(以下)になっていることを考えると、Extremeという最上位とは言え1TBで10万は高く感じるだろう。

しかし、そうでもしないと利益が出にくくなっているのは間違いなさそうだ。






<価格が下がり続けるNAND Flash>

NANDの価格下落によって、SSDもSDカードも、その他のデバイス向けのストレージも大暴落が未だに続いている。それだけではなく、半導体全般としても、例えば半導体設計のBroadcom Inc.が通期業績を下方修正するなど、半導体関連は一気に縮小の流れを加速させている。

その中でも、NANDの下げは厳しい状況にあると言える。これは、各社が2017年頃~18年初めに掛けて製造ラインを増強した成果が昨年から今に掛けて出ているためである。そこに、スマホ関連の市場縮小と、ゲーム機関連の市場減少、さらに米国と中国の貿易摩擦の影響が出てしまった。
まあ、それだけではなく容量を増やすためにQLC NANDを投入したことも、低価格化と量産による在庫過多に拍車を掛けている恐れもある。

今のままだと少なくとも今年いっぱいは業績回復の見込みが立たないとみられるようになった。
ちなみに、来年は成長すると見込む観測もあるが、これは年後半になってみないことには分からない。

その対策としてSandiskは1TBと容量を増やした商品を今年になってから出したと思われる。値段が高いのは、投資してきた工場の規模などを見た時に安くするのは得策ではないからだろう。各社ここでドロップアウトするわけには行かないが、一部のメーカーでは、その足音が聞こえ始めている。だから、サンディスク(と東芝)は、より高付加価値の大容量品を出すことで、少しでも利益を上げようとしている訳だ。

まあ、今回の1TBはたぶん選別品で、価格から考えても数量はそれほど出てないと思われる。歩留まりが悪い可能性が高い。まあ、それでも10万はしないと思うが、ライバルがまだ出て来ないなら、それもありだ。


ただ、半分の容量が圧倒的に安い中で、売れるかは微妙だ。
生産量によってはすぐに値崩れしかねない。それが心配である。







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