15WのIce Lake……RyzenよりcTDP25Wなら高性能、裏を返せば……。

PC Watchの記事だが、ナンダかナ~という記事である。何故cTDPを双方引き上げてテストしているのか?
たぶんその理由は、Ryzen7 3700UのGPUはcTDPを25Wに引き上げホールドしても、GPUやCPUのクロックは伸びないからだろう。そして、Intel側はベースクロックが低くcTDPを15Wにすると、いろいろ厳しく25Wなら跳ね上がるからという恐れが強い。

初版のIce Lakeは本格的に怪しくなってきている。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1187314.html

<Ryzen 7 3700UはZen+の製品>

ちなみに、Ice Lakeが対象で評価しているRyzen7 3700UはZen+であり、Zen2ではない。これは、AMDの型番戦略のミスと言ってよい。モバイル版のRyzenはデスクトップ版より、世代が古いのに1世代進んでしまっているため、Intelにそれを突かれている訳だ。

まあ、Zen2版のRyzen Mobileが出てくるのは今年後半以降、遅ければ来年だろうから、比較対象がこれしかないのも影響していると言える。


<TDP15W→25Wにアップしたもの同士を比較……裏を返せば>

その上で、では何故cTDP25Wに固定するとGPU性能が高いですよと売り込むのかというと、Ice Lakeは前に説明したように、ベースクロックが低すぎるからだ。TDP15Wの製品のCPUベースクロックの推定は1.3GHzであり最大3.90GHz、Ryzen 7 3700Uのベースクロックは2.3GHzである。そして、最大クロックは4GHzとなる。

cTDPを25Wにすると、ベースクロックは若干上がり、最大クロックも数百MHz上がる。そしてIntelの場合、GPUのクロックも含めて規定の上限そのものも少し上がるケースがある(VAIOなどでそれを実施している)。その上、平均クロックも相応に上がる。

それに対して、AMDはcTDP枠を上げても、GPUクロックは1400 MHz止まりで、CPUも4GHz止まりになる。その代わり、アプリケーション実行時の平均クロックは熱の許容量内で少し高く出来るようになる。(ベースクロックも変わらない)

その差が出てくるのだろう。元々Ice Lakeは基本的なCPU構造は良い。しかし、ベースクロックが相対的に低すぎるので、性能が抑えられている。だから、1.3GHzから100MHzアップするだけで、性能は7%アップになる。

それに対して、AMDは2.3GHzから100MHzアップしても、性能は4%アップにしかならない。これがGPUも含めて効いてくる訳だ。

しかし裏を返せば……、TDP15Wで動かしている時には、追い抜くことは出来ないということも意味していると思われる。実際に出てこないことには分からないが、そうでなければこんな発表会はせず、TDP15Wや12Wで比較するだろう。


<今回、小細工が多い>

気のせいかも知れないが、第8世代や9世代の時にはCPUパワーをもっと前面に出していたが、今回はそれがないのが本当に気になりすぎる。まさかとは思うが、Core i7-8550UよりCPUコアの性能は下とかないよね?というのが今一番私が不安になっている点だ。

GPUが強いという売り込みは、これからはAPU時代!と宣言したAMDがやって大きく転けたあれの再来だ。転倒どころか骨折して暫く、立ち上がれなかったほどに、痛い状況になり、RyzenでAPUよりCPUに力を入れるスタイルに変更するまで5年どころではない時間が掛かった。

それに似ているとは思わないが、条件が微妙なGPU性能を表に示すのが心配になる。昔のAMDのようで、Intelらしくない。むしろ、今はAMDの方がIntelっぽい。まあ、モバイルの話であり、しかも製品が出る前の話なので、あくまで心配の話だ。出てみないとわからない。ただ、昨年以上に、余裕の無さが透けているように見える。






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