HEVCを30%上回る映像圧縮「VVC」'20年標準化……HEVC比9.7倍のEnc負荷が課題。

AV Watchの記事である。2020年を目処にVersatile Video Coding(VVC)が発行される見込みとなったようだ。
まあ、当初予定されていた通りの時期である。本当なら、これが策定されてから、BS 8Kが2022年頃に放送を開始するはずだったが、東京五輪のために、総務省や政府が早めた結果、今の帯域を無駄に食う仕様となった。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1187024.html

ちなみに、これのエンコードの複雑性はHEVCの9.7倍とほぼ10倍である。即ち、今のソフトウェア処理(CPUとCodecソフトウェアでエンコードした場合)では、UHD 4K to 4K HEVCで凡そ、20fps~60fpsぐらいのリアルタイムエンコードぐらいがXeonやCore X、Ryzen Threadripperなどでエンコードした場合の速度だが、HEVCのエンコードになるとその1/10になり、最新の大規模プロセッサー(28~32コアぐらいのCPU)を用いても、2fps~6fpsぐらいしかエンコードできないことになる。即ち、4K動画1秒をエンコードするのに10秒掛かる計算だ。


デコードは、1.7倍なので負荷の増加はこれほどなく、エンコードに比べて遙かに負荷は少なく留まりそうだが、ソフトウェアエンコードの常用するのは難しそうだ。何か、今は使われていない抜け道のソフトウェアアルゴリズムを探さないとならない。または、GPUで処理するしか無さそうだ。


まあ、映像規格として業界で策定するため、AV1より確実に対応製品は出てくるだろう。
しかし、それ以外の個人などが使いたがるかどうかは、このエンコード速度がどこまで今後のプロセッサやGPUによって速くなり、且つ省電力で処理出来るかに掛かっていそうだ。


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