毎年更新されるARMのプロセッサ「Cortex-A77」発表。GPU、Mali-G77も。

PC Watchの記事である。結局どんだけ性能が上がったのかは良く分からないが、A76の時には6~7%クロック周波数が上がり、35%パフォーマンスが上がっていた。実際に性能も格段に上がったとされるが、今回のA77はそれに比べると進化点は少なく20%程度の伸びに留まるようだ。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1186724.html


これよりも分かり易いのは、ANANDTECH(英語)の記事だろうが、これもアークテクチャとしての変化は、大人しいようだ。
https://www.anandtech.com/show/14384/arm-announces-cortexa77-cpu-ip

それでも2割増すと断言するのは凄いことだ。

尚、今年このアーキテクチャを使ったプロセッサがHiSiliconからは出ることがないと思われる。いつもなら、HiSilicon(Huawei)も6月~7月には発表するはずだが、米国の輸出制限に抵触するからだ。そうなると、今年このプロセッサのベース技術を使うのはQualcommだけになると思われる。きっと、Snapdragon 865(仮称)に使われるのだろう。

ただ、そんなにコアの性能を上げても、使うのはスマホである以上、なかなかCPUやGPUで売り文句を誘うのは難しい。それが、ARMにとっては痛い部分だろう。最もライセンス単価が高いはずのプロセッサが期待通りには伸びなくなってきている可能性があるのだから。


今日は、AMDもZen2を発表し、x86の性能を大きく伸ばすことに成功したと発表しているのも、データセンター向けで力を発揮したいArmにはまだ難しいところである。Intelが4年も眠っている間に、プロセッサー市場は大きく様相を変え始めている。果たして、この変化がこれからも続くのか、それとも元のIntel優勢に戻るのかは、IntelのIce Lakeやその後継プロセッサー次第である。










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