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zoom RSS エチオピア航空の737MAX 8墜落事故調査は自動化、アシストの怖さも伝える。

<<   作成日時 : 2019/04/05 08:49   >>

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ニューヨークタイムズ(NYT)紙の記事である。まあ、日本でも一部で報道されたが、詳しくは余り伝えられていない。
米国はBoeingの本社があること、航空大国であることもあり詳しく説明していた。今、737MAXを飛ばしている国は少ない(国によって禁止しているところとしていないところがあるので、ゼロではない)と思うが、ゴールデンウィークに海外旅行に行き、乗り継ぎを繰り返す人は知っておくことが大事かも知れない。
https://www.nytimes.com/2019/04/04/world/asia/ethiopia-crash-boeing.html


エチオピア政府の報告を元に書かれた上記の記事をを読むと、フライトデータレコーダー(FDR)に保存されたデータから、当該の航空機の迎え角センサーが故障または誤動作をおこしたようだ。機首の角度が極端に上向いていると判断し、Maneuvering Characteristics Augmentation System(操縦補助システム/以下MCAS)がそれを補正したようだ。

しかし、故障したセンサーが出している情報と、現実の状態は異なる。そのため、機首は極端に下を向いてしまった。パイロットは、マニュアルに従い1度MCASを切って、再帰を試みたが失敗し失速、墜落した。

そういう流れだったようだ。

尚、このシステム補助は、737MAX 8に採用された新機能であったようだ。燃費を上げるため、737にこれまで使っていたジェットエンジンより重量や出力が大きなものを主翼に取り付けたが、大きくなったため、主翼から少し前方に張り出す形で、搭載された。

そのため、通常飛行時に機首が前下がりになる可能性があった。そこを、MCASで水平保持するように設計したということで理由付けがされているようだが……、何とも微妙だ。基本的にパイロットは計器で水平を監視しているはずで、今更MCASに頼らなければいけない話でもない。オートパイロットも高度などは設定通りで飛行するはずだ。
そこまでは記事に書かれてないが、より高度な制御を円滑にするのに良かれと思って付けられた先進機能だったのだが、考慮不足や予算をケチった部分があったのだろうと思われる。

ここで問題となっているのは、ソフトウェアの問題より迎え角センサーの数である。
航空機では飛行に重要なセンサーなら、通常は2つ以上が実装されるが、この迎え角センサーは当該記事に図もあるが、パイロットがコックピットに座った状態で右側に1つしか搭載されていないようだ。そのため、それが誤った数値を出せば、離陸直後など高度が十分ではない状況にそれが起きれば、本当に地獄に真っ逆さまな状態へと陥る。

これが一つ問題点としてあるようだ。

まあ、他にもLION Airの事故についても、トレーニング不足(パイロットのミス)なのかどうかや、MCASを止めてもそれが反応するのかといった部分で調査が今も行われ、この夏(8月)にも最終報告が上がるかも知れないということだが、実際には1年以上掛かるかも知れないと書かれている。


結局のところ、システム側の改修も遅れることが発表されたように、Boeing側でも事故調側でも何か事故原因のパーツが不足しているのだろう。単純にセンサーを増やしたとしても、ソフトウェアはそれに最適化しなければならず、機材のアップグレードも必要になる。

その間に、トレーニングと暫定ソフトで対応するには、同じ事故はもちろん起きてはならないが、暫定ソフトに別の不具合が出てしまっては元も子もない。たぶん、暫定ソフトを設計してテストする過程で、別の問題が見つかっては、それの修正に追われる状況にあるのではないかと、予想される。

それだけ、システムが他の制御と複雑な繋がりを持ちつつ重要なアシストをしていたということになりそう。


これは、果たしていつ737MAXが正常に飛行許可されるようになるか分からない。Boeingも急いではいるだろうが……。


乗り物など、命に関わる運航システムのアシストや自動化というのはなかなか難しい。
以前も書いたが、プログラムは人には見えない場所で、判断し機能する。これが人であれば、バスやタクシーで乗客が運転手の異常に気が付いて、ブレーキを踏んで止めるということも、年に1度か2度は出てくるように、見れば分かる。
しかしシステムは、そこに計器を見ていたり、前を見て判断している仕草を確認することは出来ない。だから、何か一度エラーやバグ、フォールトがあると信用しきっている人ほど、対処出来なくなる。そもそも、スマホのような情報端末でさえも、裏でどんな情報を集めているかとか、理解出来る人は少ない。

だから、一昨日〜昨日に書けてFacebookの情報がAmazon Web Service上で公開されていたみたいなニュースが後から出てくる。要は、システムの内面は実はプロでもソースを見ない限り分からないのだ。
https://japan.cnet.com/article/35135217/

これから、それを如何に見えるようにしていくかが課題だが、見えるようにする仕組みも、結局は誰でも分かるものではない。分かる人にしか見えないコード(プログラミング言語)と、機械語(デジタルデータの羅列)で作られている高度な自動化や情報化というものを、どのように監査し、安全を担保していくのか、その形を改めて考え直すときにきているのかも知れない。







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