なんとなく綴ってみた

アクセスカウンタ

zoom RSS ソニー、「360 Reality Audio」発表……演算ベースのオプジェクト音源対応。

<<   作成日時 : 2019/01/08 17:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

AV WatchとITmediaの記事である。オプジェクト(Object)とは物体や対象という物という意味の言葉である。転じて、コンピュータではソフトウェアのモジュールや、抽象化された中間関数などをオプジェクトなどと呼ぶこともある。
音におけるオブジェクトは、元々音源の発生源を意味するものであり、プログラミング技術を用いて、特定の音を予め決められた場所(方向)に向けて出力する手法である。

Dolby AtmosやDTS:X、AC-4などで採用されており、Moving Picture Experts Group(MPEG)では、MPEG-H(Digital container format、デジタル格納書式)の一つとして、MPEG-H Part.3(3D Audio)で標準化されていることでも知られている。その一つとして、ライブオーディオのような音場を、ストリーミング配信の低容量、低速環境で実現してしまおうというのがこの技術の柱のようだ。まあ、いわゆるブランド化の一環である。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1160897.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/08/news108.html


<AC-4やAtmosで良いんじゃ……とは言わせない>

ちなみに、この技術の売りはビットレートの低さと、スマホやタブレットの2スピーカーで360度、全方位、上下左右の音空間を実現できる(体)という売り込みである。まあ、理論として考えても、左右の距離が近いスピーカーでは、どう考えても、360度は無理なので、たぶん最終的にはヘッドホン(イヤホン)辺りを想定するんじゃないかと思うが、これに近い技術は既に、主にテレビ向けの技術として、応酬のUHD放送向けに開発されているはずの、AC-4がある。

AACやAC-3(Dolby Digitalの後継)である。これも、1.5Mbpsでマルチチャンネルスピーカーオーディオと、物理音源(オブジェクト音源)を重ねることが出来るものとなっており、将来的なビットレートや機能の拡張にも対応している。ただ、演算には相応の性能が必要であり、さらに2スピーカー前提では無く、マルチチャンネルベースで開発されていることが違いになると思われる。

今回、ソニーが提唱しているのは、ステレオスピーカーを中心に考え、必要ならそれにプラスアルファでマルチチャンネル環境もということなのだと思われる。そして、Hi-Resと同じように賛同を増やし、標準化を狙うというまあ、ありきたりの戦術である。

尚、純粋にオブジェクト音源をサポートするもので、現在一般に普及しているのはDolby Atmosぐらいしかないが、Dolbyの一般向け音源は、劇場版の最大128トラック(うち10トラックがストリームオーディオ、118トラックがオブジェクト指向オーディオ)までサポートするような純粋なオブジェクト音源は利用していないのが、実態である。過去に誤爆し、誤字のまま放置している恥ずかしいAtmos記事(AtomsとAtmosを今後間違えないために、敢えて放置しています)で説明したことがある。
https://powerpro.at.webry.info/201703/article_19.html

個人向けに提供されるAtmosはMeta Rendering部を簡素化しており、オブジェクトは予め一定の環境向けに固定レンダリングされたものを、サブストリームにパッケージングしている。それを、スピーカーの配置数(数)に応じて出力最適化するのが、一般向けのAtmosである。即ち、Meta Renderingはサブストリームに対して行っており、劇場のようにオブジェクト音源を純粋に最初から行っている訳では無いのである。

それでも、音が良くなるのは、家庭環境ではスピーカーの数と役割が、1対1で決まっているからだ。劇場の場合は、全体の広さに対して、視聴者の位置が大きく変わるため、残響反射では足りない部分をマルチリア(複数の同じ役割を持つリアスピーカーを意図的に配置すること)を使って補正している場合が多い。そこで、マルチリアスピーカーに対して、個別の物理音場を専用の機材を用いて最適化し、供給することでよりリアリティを上げることが出来るという訳だ。

どんなに家庭の音源環境を良くしても、Atmosを使ったDolby Cinemaは家庭で全く同等水準の性能を実現する事は出来ない訳だ。


話を戻すと、即ち物理音源対応でフォーマットが確定し、家庭でアンプが揃えば使えるものは、AC-4しかないと過言ではない。しかし、これはマルチチャンネルを前提としており、Atmos程ではないが、性能が必要であり、2chオーディオで混合するにしても、そもそも知名度が低い。

そこで、Hi-Resのようにソニーを中心とした企業群が、これらのロゴを作りMPEG-H Part.3を盛り上げようというのが、たぶんこれなのだろう。まあ、従来のヘッドホン向けのHRTFも標準化したAPIとして提供することで、誰でも手軽に音源が楽しめ、さらにマルチチャンネル環境ではよりリアルに再現できるということになるのだと思われる。

尚、以下のソニーサイトにあるデモ音源(当該APIで処理した音をステレオ収録したものと思われる音源をヘッドホンで再生)で、私は360度音源であるという実感は感じなかった。
https://www.sony-asia.com/electronics/360-reality-audio

まあ、この手の音をHRTFでシミュレートして疑似音場を作ると、こんなものかな?という程度である。AtmosやDTS:Xに対してロイヤリティがないか安いなら、こっちぐらいと考えるか、この手の技術開発が弱いアジアメーカーを巻き込むという点で考えるとソニーの戦略は、妥当かもしれない。






【送料無料】 オンキヨー ONKYO TX-RZ830-B AVアンプ [ハイレゾ対応 /Bluetooth対応 /Wi-Fi対応 /ワイドFM対応 /9.2ch /DolbyAtmos対応]
楽天ビック
「■高音質トリプルDAC搭載」 音質に定評のあるAKM 384kHz/32bitの新世代プレミアムD


楽天市場



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ソニー、「360 Reality Audio」発表……演算ベースのオプジェクト音源対応。 なんとなく綴ってみた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる