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zoom RSS 拡充へ動き始めたAMD、Ryzen Mobile 3000登場……まだZen+です。

<<   作成日時 : 2019/01/07 09:59   >>

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モバイル向けのRyzen U/Hファミリーが発表された。Zen+及びZen製品群のままで3000世代を冠することになるのは、Intelっぽい戦略だが、最近Intel製品は値上がりが進んでいたこともあり、4月〜6月の製品改編期に向けてOEM/ODMでの採用が進むことになるかもしれない。

http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1901/07/news041.html
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1160951.html
https://www.amd.com/en/products/specifications/processors

Ryzenの仕様は今更言う必要も無いが一応書いておくと、
命令セットとして、SSE4.2/4Aまでをサポートし、ハッシュ暗号化支援としてSHA/AES-NIをサポートする。
ベクタ命令はAVX/AVX2対応だが、命令ポートが128bitベースであるため、AVX2の256bit長は2ポート占有による分割処理となる。また仮想化技術としてAMD-Vをサポートする。

コア辺りのキャッシュメモリーは
32KBのデータキャッシュ(8-W)、
64KBの命令キャッシュ(4-W)
512KBの2次キャッシュ(8-W)

そして、全体共有で4MB(16-W)のサードキャッシュ(ラストレベルキャッシュ)が搭載されている。AMDの仕様を見る限り、今回の製品は全て4MBである。IntelのようにL3による差別化をしていないように見える。

また、動的なクロック管理として、senseMI Technologyが採用されている。Intelで言えば、Turbo BoostやSpeed Step(Speed Shift)を一元化したものである。これによって、処理内容を学習し、Intelより細かくアプリケーション毎のクロックゲインとスロットルを調整出来るとしている。(あくまで、AMDの売り文句であり、全てでその通りになるとは限らない)

今回のモバイル製品は、Vega RX graphics(3 Cores〜10 Cores)を搭載しており、IntelのUHD/HD Graphicsよりパワフルに3D演算が行える。

なおモデルナンバーの後ろがHの製品がTDP35W枠、Uの製品が15W枠の製品で、最大許容熱量(Tcase/Tjunction相当)は全製品共通の105度である。


投入されるのは次のモデルである。

Ryzen 7 3750H 2.3-4.0GHz、4C/8T、12nm、GPU Vega RX 10-1.4GHz、DDR4 2.4GHz×2、35W
Ryzen 7 3700U 2.3-4.0GHz、4C/8T、12nm、GPU Vega RX 10-1.4GHz、DDR4 2.4GHz×2、15W
Ryzen 5 3550H 2.1-3.7GHz、4C/8T、12nm、GPU Vega RX 8-1.2GHz、DDR4 2.4GHz×2、35W
Ryzen 5 3500U 2.1-3.7GHz、4C/8T、12nm、GPU Vega RX 8-1.2GHz、DDR4 2.4GHz×2、15W
Ryzen 3 3300U 2.1-3.7GHz、4C/4T、12nm、GPU Vega RX 6-1.2GHz、DDR4 2.4GHz×2、15W
Ryzen 3 3200U 2.6-3.5GHz、2C/4T、12nm、GPU Vega RX 3-1.2GHz、DDR4 2.4GHz×2、15W
Athlon 300U  2.4-3.3GHz、2C/4T、12nm、GPU Vega RX 3-1.0GHz、DDR4 2.4GHz×2、15W


ラインナップ内での推定性能も一応出しているのでこの中で比較検討するなら参考になるかも知れない。
推定性能と性能計算方法は、以下に基づいている。

この計算式は以下のルールに基づいた単純計算である。
CPUの推定性能=推定平均クロック周波数※×コア数(×4/8スレッドの場合1.8、2/4スレッドなら1.4)
GPUの推定性能=推定平均クロック周波数※×コア数


※推定平均クロックは、最大クロックからベースクロックを引いたもの2で割ったものに、ベースクロックを足したものだが、TDP15Wは、TDP平均偏差を約0.7として平均クロックの偏差に掛け合わせて平衡化している。

Ryzen 7 3750H CPU-22680(100%)、 GPU-14000(100%)
Ryzen 7 3700U CPU-20844(91.9%)、GPU- 9800(70.0%)
Ryzen 5 3550H CPU-20880(92.1%)、GPU- 9600(68.6%)
Ryzen 5 3500U CPU-19152(84.4%)、GPU- 6720(48.0%)
Ryzen 3 3300U CPU-10640(46.9%)、GPU- 5040(36.0%)
Ryzen 3 3200U CPU- 8162(36.0%)、GPU- 2520(18.0%)
Athlon 300U  CPU- 7602(33.5%)、GPU- 2520(18.0%)

%の数値はRyzen 7 3750Hを100%としています。

これは、平衡化の値を、固定値で計算し、数値化した推定性能であり、ベンチマークテストの結果ではないので参考程度と考えて欲しい。

Ryzen 3でCPU性能がガクンと下がるのは、コア数が減るからである。3300と3500の差はSMTの差である。流石に4コアでSMTがないと単純計算では結構落ちる。後のCPU側の差は、HとUでの差はこのぐらいの枠でほぼ一致していると考えても差し支えなさそうに感じる。

GPU部のHとUの差は現実にはここまでないかもしれないが、単純換算なのでこのような数値になった。まあ、GPUはCPUより継続的に並列処理を繰り返すので、発熱や消費電力も、大きいことを考えると、連続処理ならあながち間違っていないかもしれない。この辺りは実際に製品が出てみないことにはわからない。


Intelの製品は、AVXが強い一方で、GPUが期待値を下回るため、ゲーミングには向かない。まあ、KabyLake-Gモデルならこれより高性能になるだろうが、そもそもKabyLake-Gは殆ど市場に投入されていないレアな製品群になっている。そう考えると、AMDが本格的にモバイル向けのRyzen APU製品群を拡充させはじめたことは、選択肢が広がるだけで無く、今後のPC市場をより華やかにする事、間違いない。


<国内市場は出てくるか?が問題>

ただ、これが国内のPC市場を充実させるかは分からない。メモリー4Gや8GBでシングルチャンネルのPCを20万ぐらいで売り出す、レノボ系ブランド入りした某大手2社とか、Intel製品でさえも、本当に開発する気があるのか?勘ぐってしまうほど最近は、覇気が無いからだ。SHARP入りしたDynabookがどんなラインナップを出してくるかも不透明である。

今や、市場で優れたPCはHPやDell、いろいろ不安視されているHuawei、近年評判が良いASUSなど海外勢と、オリジナルブランドをBTO市場で広げているMCJ(マウスコンピュータ)やサードウェーブ(ドスパラ)の方が強い。ビジネス中心のパナと、VAIOがあるものの、これらはどちらかというと法人やビジネスニーズ向けである。
UHD BDなどサポートしなくても良いから、高性能なRyzenモデルをそろそろちゃんと考えて設計してほしいものだ。

何せ、UHD BDなど欲しい人は、レコーダーやプレーヤーを買うのだから……


<AMDは拡充元年へ>

今年AMDはAPUのAシリーズやEシリーズから、Ryzenのモバイルやデスクトップのさらなる拡充と、飛躍を目指す年になると思われる。たぶん、前半のうちに足場を固めて、後半のIce Lake世代の投入と真っ向勝負ができるように、準備を進めるのだろう。

AMDにとって好都合なのは、Intelの10nmが昨年立ち上がらず、プロセッサダイの大型化が進むIntelの製造量が逼迫したこと。そして、Intelプロセッサの価格が上がってしまったことで、価格が安く潤沢なAMDの製品がとても好調に売れているという点だろう。

これは、今年も続くと思われ、Zen2の拡張も順当なものであることが分かっている今、Zen2でも堅実にシェア固めが続くと思われる。後は、このラインナップの拡充に対してどれだけのメーカーが、採用してくれるかに掛かっている。






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