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zoom RSS 「アルコール離れ」は悪いことばかりなのか……この手の記事を深く考えると……

<<   作成日時 : 2019/01/23 12:08   >>

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ITmediaの記事である。最近この手の記事は世間に増加している。特に○○の理由と括る記事は、持論を展開して、対策もなくこれは仕方がない。良いこともあるんだこっち向けと、投げやりに終わるのである。

ただ、たいてい記事を書いている人も、何となく自分で自分に言い聞かせている感があるのは、悲しいところだ。たぶん、締め切りや取材があるのか何かで、詰められないのかな?
まあ、この手はビジネス記事扱いになることが多いが、ビジネス記事ではない。一般コラムである。

これもその一つである。
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1901/22/news064.html


<アルコール離れは悪い?>

と誰か発言力のある人が言っていたということなのだろうか、気になるところだ。たいていは、酒飲みでさえも、アルコールを飲み過ぎるのは悪いこと、アルコールは少量なら良いが、飲み過ぎるのは危険だと知っており、だから離れたいとか、二日酔いになるともうこんなに飲まないぞとかいって、次の週末にはまた飲んだくれて、反省するを繰り返す人もいるだろう。

尚、最後の項に心当たりがあり、あるあると思う人は、医者(内科または精神、神経科)に相談して断酒した方が良い。

週末ドリンカーの私も酒など決して全てハッピーになれるものとは思っていないし、嫌がる人がいる。飲めない人がいるのは当然だと思っている。それぐらい、酒は百薬の長と言われつつも、酒で身を滅ぼす人もいるということだ。


逆に言えば、正しい付き合い方や周囲に影響を与えない飲み方、犯罪に走らない方法、病気にならない量というのが分かり、それを必ず手軽に簡単に守れる方法があるなら、誰もがアルコールを奨励される時代も来るのかも知れないし、アルコールが少量でも発がん性があるみたいな、肉を食べると癌になる。と数年前に日本のメディアなどがこぞって報道したが、ああいうのがあれば、呑まない人も増えるだろう。

その程度のものだ。

まあ、こういう記事を見ていると、Prohibition in Japan(日本版禁酒法)が始まる日が来るかも知れないが……。

当該記事を見てうんうんと納得することが出来たら、お酒のあるなしに関わらず、幸せだ。今の幸せを大事にするため、人を沢山動かす管理職とか、教育担当とかしない方が良いかも知れない。これは皮肉ではなく、幸せには大事なことだ。


<炭酸水はアルコールの代わりではない>

炭酸水の件は説明になっていない。実は、これはアルコールの代替品として普及した訳では無く、清涼飲料などの糖質などに健康志向の人々が曳かれたことから、徐々に市場が拡大した。これの流れはもうちょっと後で詳しく書くが、いわゆるただのミネラル水で、炭酸を含有したものから始まり、それが、お酒を飲む飲まないにかかわらず消費者にとって新しいと受けたことで、フレーバー入りの炭酸水などが普通に販売されるようになった。

そして、終いには炭酸水はダイエットになるとかそういう話も広がり、女性を中心に恒常的に買う人が出るようになった。まあ、炭酸ガスが入っているため、空きっ腹で飲めば食欲を和らげることが期待出来ると売れたのだが……。現実は、炭酸の泡が胃腸を刺激するため、そこでご飯を食べるともりもり食べられるという逆効果を生むことは、ビール系飲料などを飲む人ならよく知っているはずで……口当たりなどは良いが、それに効果があるわけではない。

尚、これで痩せた人の中には、炭酸水を飲み始める前には、清涼飲料水を恒常的に飲んでいた人もいるようで、その糖質が一定量含まれるか、多量に含まれる清涼飲料水のエネルギーが炭酸水で無くなり、痩せることもあったようだ。(ちなみに、飲み水を炭酸水にしたから痩せることはない。通常はダイエットを意識して、水以外の何かをした効果がダイエットに出てくる。)

話を戻そう。

即ち、元々炭酸水はアルコールに割って飲むぐらいのもので、リカーショップ(蒸留酒を主に扱うお店)などで置かれる日陰者だったが、それが炭酸天然水のブーム→ただの炭酸水→フレーバー付き炭酸水と一般でウケた結果である。そして、この系譜はいわゆる伊藤園のおーいお茶→お茶飲料→水→水飲料(フレーバー付き)の中に天然炭酸水という枠が出来、それが水道水やリーフ茶(お茶っ葉を使って急須やヤカンから入れる)市場を喰らって拡大したに過ぎない。

では、何故、アルコールに繋ぐのか?フェイクなのかというとそうでもない。

それはそういう体で書いていることと、そういう体で調べたか、何かそういう一次データがどこかで転がっていたのかも知れない。特に、商業系の発表などのデータは、○○ブームでとか、○○離れでこっちも売れましたみたいな発表することは多い。そのため、それを元に書けばそうなるし、そういう書き方はデータがなくてもいくらでも出来る。

ただ、過去の情報などをちゃんと紡いでいくと、アルコール離れ記事でいう「ビールの代用品」の結果が大きく貢献し、数倍の販売数に繋がった訳ではない。むしろ、ビールの代用品という部分でもし考えるならば、実はアルコール離れではなく、ただビール離れで、まずはハイボールの炭酸水や焼酎に炭酸水を入れてみたいな部分の方で計算し、その先に飛躍するなら、そちらに流れた数量を差し引いて、アルコール代用品需要を推定で計算しなければいけない。

たぶん、この記事で言うほどないはずで、この記事はこのハイボールなどでの需要と合わせて考え、引くのを忘れているのではないかと思う。
結局は、炭酸水を沢山飲む人は、水や清涼飲料水の代替だと考えている人が多いはずなのだから。


<冷凍食品需要もまた……>

アルコールが影響している率は低い。ウソだろと思うかもしれないが、例えつまみでも実はそれは低い。
冷凍・冷蔵食品を最も使う人というのは、共働き世帯と、一人世帯である。これらが今まさに増加しているからだ。まあ、今年辺り世帯数が減少に転じるはずで、単身世帯は本格的に減少期に入るが……。

何故なのかというと、前者なら食事を作る余裕が十分に取れないことが多いという点。後者なら、食べてくれる人がいれば、やる気も出るが、そもそも自分一人の”餌”なら、自分で作るのも面倒だと思うことも多い。レトルト食品、カップ麺、缶詰、冷凍食品、コンビニ弁当、弁当屋さんの弁当、スーパーの惣菜……となり、時々気が向いたら自分で作るぐらいになる人は多いだろう。料理が趣味でもなければ。

それを、味の改良もあって取り込んできたのが、冷凍食品やレトルト食品である。今の冷凍食品は「メッチャまいう〜」と芸人が言えるぐらい安くて美味しいものも多く、ドライ製法や冷凍技術もかなり向上し栄養価の損失も少ないものが多い。正直、高級店で添え物を少しつけて、高級なお皿に盛り付けをすれば、2,500円ですといっても喜んで美味しく食べてくれるようなハンバーグランチを数百円の冷凍食品で作れるかもしれないほど、美味しいものもある。


ここに家飲みがというのは、殆ど入らないだろう。これは、本来飲みではなく、研究成果や開発成果を評価すべきであり、一人世帯が増えていることや、共働きによる弊害なり、ビジネス的な需要の方がクローズアップされるべきである。



<お酒を呑む人が減る本質もない>

では、何故お酒を飲む人が減るのか?それは単純である。
1つは少子高齢化で、最もお酒をがぶがぶ消費していた人々が、軒並みあっちの世界へと誘われているか、行ってしまったからだ。現役層の人数が減っていけば、総じて呑む人の数は減る。年を取ればアルコール分解酵素の量も働きも鈍るため、飲める量も減ることも大事な点だ。


もう一つは、人々の食への嗜好や生活志向が多様になっているからだ。そして、多くの人が、人々との協調・集団(Cooperation/Group)より、個・個人(Personal/Pieces)の時間や空間、社会での発言、行動を重んじるようになりはじめたのも大きい。

すると、どうなるかというと、飲み会で乾杯はビールという常識はなくなる。ノンアルかも知れないし、ジュースかも知れない。そういう流れになる。さらに、飲み会自体の欠席が増えるかも知れない。特に仕事だけの関係に、自分のプライベートまで使うつもりはないと言う人も出てくるだろう。

お酒やタバコは、たいていが社会的な付き合いから始まるか、格好いいとかそういう大人のイメージから始まる。
しかし、個が増えていくと、それに接する機会が減るため、特に辛い(強い度数で舌に刺すアルコール飲料、蒸留酒)、苦いまたは渋い(ビール系、ワイン系)飲料で今まで沢山売れてきたものは徐々に売れなくなっていく。味としては子供舌には不味いからだ。そして、その手の苦みは喉が渇いている時に飲むとか、他の食品と合わせるとか、雰囲気の勢いで飲み始めるとかして、味の特性に慣れないと、美味しいとは感じにくい。

強制的に飲む機会が減れば飲まなくなるのは当然である。

日本の場合は、その代表がビールだった。そして、ビールは半分以上が水気で、アルコール度数も飲料としては比較的低く、利尿効果が強いため、1人当たりの摂取量が多くよく捌けた(売れた)から、アルコール飲料メーカーにとってはとても良い商品だったのである。

これらを悪いとか、良いと図るものではない。日本の社会としてこれが今向かっている方向なのだと言うことに過ぎない。もしかしたら、どこかでまた、団結して飲み会にいく社会になるかもしれないし、逆にもっと個別の社会になっていくかもしれない。まあ、人口がある程度減るときっと、個では不便が増えていくため、どこかで再び協調や集団を広い範囲で行う社会に揺り戻しが起きることもあるだろう。

どちらにしても、これは善し悪しばかりだと一方で見ても、ビジネス上の意味は無い。ただ、自分がそれで納得するかどうかだけの話だからだ。


<誰も悪いとは言っていないの法則>

最初の話に戻ろう。だれが、悪いと言っているのかという話だ。今や個々の社会なので、個人でそう思う人はいると思うし、お酒を扱う企業から見れば、これは死活問題である。困っているけど、そういうものだ。これからどうしようって困惑して思うか、社会を恨んで悪いと言う人もいるかもしれないが……。

殆どの人は、そうは言ってもそれが絶対に「悪い」とは本心では思っていないはずだ。これが、この手の記事の法則であり、だからこそ理由は自由に付けられ、カジュアルに進められる。記事がある種の責任を果たさない投げやりのものに留まっている。

そこが、ビジネス記事なのか?ということだ。
ビジネス系の記事であるなら、もっと本質的に社会(産業)はどこに向いているのか?を開発や現場視点、または今までの流れから見た社会視点で伝えないと、ビジネスには生かせないだろう。今日は無礼講の飲み会や、同級生や仲の良い友達との飲み会での席のネタである。

記事にあるのは、ただの自分なりのスライス(どこかから持ってきたデータを、それに絡めて記事にした)に過ぎないからだ。

ここですっぽり抜けている大事なことは、
離れるのは、善悪ではなく、何らかの社会変化によって生じている現象の結果であるということだ。

この現象は、それまでこのビジネスをしてきた側から見れば、厳しい状態に写るだろう。しかし一方で、その変化が、新しい産業を生むのは当然でもある。既存産業でも美味しい(良い)ことが多少はあるかもしれない。
ただ、それを示したところで、もし悪いと思っている人がいたとしたら、その人に対する説得力は少なく、やはり意味は無い。やはりこれは当たり前だからであり、自分の産業には波及しないからである。
同調かそれとも、否定かを生むだけだ。その先に対する人々の意欲は生まれないのだ。

では、何が必要なのかだ。
私がもし、ここで示すなら、
アルコール離れで、飲み歩いて帰りにタクシーになんていうのは、私何度かあるが(タクシーチケットで)、飲まなくなれば、代行タクシーやタクシーは儲からないかもしれない。しかし、アルコール離れが高齢化によるもので、車を手放した(卒業した)人が増えてというところのように、1つの事業でも、実は示し方で成功する可能性があることを示す事も出来るとしたらどうだろうか?

即ち、奥に隠れている本質が分かれば、対策が出来る場合もあるかもしれない。明確な数字がないなら、こういう、一つの苦しい事業の流れの中でも、アルコール離れの原因の一つがどこにあるかを、伝え、それから生まれる需要をその事業の売り込み方一つとして捉えれば見方は変わる。たぶん、良いこと(ビジネスチャンス)があるかも知れないと思う人も出てくる。このときに初めて、悪くないかも知れない何かがビジネスの中に見えるのだ。


<この記事を書くことにした理由>

この手の記事、ITmediaのランキング上位に来ることが多いので、とりあえず一読むことも多いのだが、この手の記事の多くでタイトルのまとめが最後にこないとか、○○理由という記事が沢山あり、その帰結がいつも持論の理由止まりであることで、実はベースは何ヶ月も前から考えていた。たまたま、この記事がこれに当たってしまっただけだ。
今回も、最後は何故か、社会風刺等自分の言いたいことで終わる。それが、自分のBlogで最後を纏めるのに苦労している身からすると……泣きたい。


まあ、読みやすいといえば読みやすいものもある。自分で、これはどうだろうと、ああだろうと深く考えなくてよいからだ。おかしいか正しいか、または支持するか不支持かを決めるだけの記事だからだ。

これは、ネットで流行るWEB小説の傾向と似ている。いくつか支持率(PV)の高いものを読んだことがあるが、あれは確かに、考えなければ読みやすい。しかし、小説として見ると子供向けの日曜などに放送するヒーロー・ヒロインもの作品でも、今やこれほど単調ではない。

子や孫、甥や姪などが見ているテレビや映画を見れば分かるだろう。なるべく、世界観と社会の観念から破綻しないように作るのは当然として、映画なんて親を泣かそうと制作陣が隠れた伏線を隠すのに躍起だ。
しかし、Web上の売れる小説はいわゆる王道と呼ばれる決まったパターンになっているようだ。


では、何故、Webは単調な決まったジャンルの作品を読む人は多いのかというと、ネットの特性として読みやすい(カジュアルで考えなくても読める)性質のものが好まれているからだろう。逆に言えば、謎が謎を呼びとか、専門的な部分が多くとか、そういう話だと実はよく史実や現実を捉えて書かれていて、面白い作品でも高い支持率には繋がらないことも多い。これらは、そのジャンルが好きな人がお金を出してでも読みたいものであり、そのためには前知識が必要なのだ。簡単に言えば、日本語が読めない人は英語の小説は読めないし、読めないから読めれば、楽しい小説でも読もうとも思わない。本人がそれを面白く読めるまでの知識や経験の土台がなければ、面白さを分かる術はないのだ。

ネットでは、基本的な観念として、大多数の人が理解出来ることを、ベースに書かないとヒットはしない。すると、他の世界のヒーローとか、令嬢のお話とかそういう流れになる。ただそれだけである。
いわゆるビジネス記事も、人が興味を持ちそうなタイトルと事柄を決めて、難しく統計などを持ち出さずに、ストレートに持論を閉塞する形で展開すれば自ずと支持が得られる。

たぶん、そういうことなのかも知れない。


まあ、大事なのはビジネスだと賛否がある程度出て、特に賛成が多くなるように記事の半分以上を書くことなのだろう。ただ、Blogを書く身からすると、プロ記事がこれだと、かなしさしかない。


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