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zoom RSS 徐々に終わりを迎えるハードウェア時代……ソフトウェアの裏側の広告へ。

<<   作成日時 : 2018/12/28 12:07   >>

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今年も残り3日半である。今年はいろいろと新しい意味でのセキュリティ問題と、経済摩擦が多く、災害が多い年に終わる。総括はそんな感じだ。

コンピュータやスマホのスペックを調べていく上で思った事は、タイトルの通りである。既にハードウェアで語る時代は終わりつつあるなと思うことが増えた。例えば、4Kや8K放送が凄いとメディアが幾ら書いても、買う人は限られる。そもそも、HD放送でさえもろくな番組が無く、家に設置出来るテレビのサイズには、限界がある中で、4Kや8Kで素晴らしい画質、音質を売り込んでも買う人は少ない。

視認限界やサイズ(設置スペース)の限界は既に明確になった。その上、コンテンツも大迫力でと言いつつ、虹彩や網膜認証まで出来そうなほどの精細度でひな壇などを映しても意味は無い。8Kではドキュメンタリーや映画が大迫力というが、HDでもそう言われてきた。

そして、高解像度へと向かうほど、画角や撮影手法の限界も見え始めている。画面が大きくなるほど、画面酔いのリスクも増すため、変わった趣向の撮影をするのは難しくなっていく。揺れ表現や極端な点滅などは避けねばならない。その昔のポケモンショックは避けないといけないのだ。

技術の進化が人の視認限界や脳で処理(理解)出来る限界を既に超え始めている訳だ。


これは、何もテレビに限ったことでは無い。スマートフォンは3つ、4つとカメラを増やしAI(機械学習)を強化する。


<根拠が示されないもの>

ここからが本題なのだが、昨年から今年にかけてAIは一気に言葉として知名度を得ている。しかし、それが売り文句となった時に、積極的にそれがあるから買うと言う人が増えているかというと、そうでもない。むしろ、今年はそれに警戒する動きも徐々に見られている。

大抵の人はそれが何に使われているのか、集めた情報が最終的にどういう開発やデータ解析(ビッグデータ)になるのかは、見えない。ただ、蓄積されていくだけなら良いが、それらで集めた情報を元に、好ましくない情報へのリンクが作られたり、好ましくない情報業者にデータが向かうことも、今年Facebookが示してしまった。


今、ビッグデータの扱い、無料アプリの扱いというものの在り方が、果たして本当に得られるサービスに対して順当な支払い(情報提供)なのかも、問われつつあり、AIプロセッシングの強化が消費者の利便性より、消費者の情報を丸裸にしてしまう方に傾いているのではないかと危惧する向きもある。

単一のクライアントソフトウェア時代から、Webという大規模で並列に繋がったソフトウェアやコンテンツに支配されつつある中で、スマホでさえも、来年はSnapdragon 865のGPUが1TFlopsに達する(PCもIntel GPUが1TFlops超えを公言している)と思われる中、裏でAIにより集められ、解析される時代に入り、この手の産業がさらなる高みを目指せるかは、GoogleやApple、またはそれらにアプリを提供するベンダーが如何に、匿名性を担保出来るかに掛かっているだろう。
https://powerpro.at.webry.info/201812/article_16.html


<ソフトウェアの裏側へ>

ここ数年は、主にスマホとIoTデバイスにおいてクライアントで使うソフトウェアやポータルソフト(クラウドプラットフォーム)が進化してきた時代だったが、今年見られたのは、その裏にある戦略である。

例えば、今話題のHuaweiは、安い、高性能、自社設計のプラットフォームという部分で売れてきたが、これがいわゆる中国が情報を集めるための道具として使われているのではないかと、見る向きが広まった。

例えば、Facebookの選挙関連の情報漏洩とターゲッティング広告戦略で、FacebookなどSNSが広告業者等に対して個人情報をオプトアウトすることで無料化しているサービスが果たして、中立なのか?または正しいのかが問われる時代に入った。

AppleのOSが幾ら優れた個人情報保護規定をしていても、結局アプリがオプトアウトを認めていれば、その情報は漏れているかも知れないことも分かってきた。

それを集めて処理しているのが、結局はAI(機械学習)であるが、この演算性能が上がることが、ハードウェア性能の向上として売り込めると思っているのがハードウェアメーカーを見ていると、なかなかに痛々しく写る年でもあった。何というか、これは消費者が金を出しても絶対に欲しい機能だとは言い難いからだ。

自動化とランダムな反応は便利であり、楽しいが買い換える条件ではない。むしろ、その裏側にある技術が果たして、未来の消費者にとって安全なものか?害をなすことはないかが見えず、何をどこに使っているかが分からない事が、不安になる。そんな時代が既に始まりつつある。

機械学習で得た情報を活用される。その先に皆にとって幸せになると保証できるほどの情報は、出回らず、ハードの性能が高い。ソフトウェアでこんなことが出来るようになったという記事ばかりが出回るようになった。その結果、徐々にハードウェア優勢(ハードが進化したから買う)というより、別にこの機能は無くても良いんだけど、これしか良さげなものが内から買うという消極的な流れへと変化しつつある。

これが、表向きのソフトウェアやハードウェア性能に対して、裏側で見える問題である。
今やAIを処理するとする半精度演算器は、スマホ、タブレット、ゲーム機、玩具の一部、テレビ、冷蔵庫などにも採用されつつある。しかし、これが実現するという未来の姿は、表と裏でちぐはぐである。

AIで利便性性能が上がるのは、ユーザービリティなのか、それともサーバー側に送るためのデータを作る側の話なのか……とか、考えて見ると呻ってしまう。何せ、スマホにしてもPCにしてもクライアントに保管できるAI関連のデータはそうそう多くはない。有限だからだ。


<誰もが欲する物>

というのは、既に少ない。ここには性能が一定に達したことで、これ以上の能力を求める人が減っていることもあるが、表向きで示す性能指標では示すことが出来ない裏の側面が増えていることで、製品を客観的にスペック表や性能表で示すことが出来なくなっていること、さらに性能指標を示すことばかり過剰に意識してしまうことで、オーバースペック化するとともに、本来なら得手ばかりが増えていくなら、不得手を違いとして探すべきなのだが、レビューはたいてい広告主に配慮して得手しか探さない状況に向かっていることで怪しいレビューが増えていることにある。

それが、徐々に欲するというより、まあ無くなると不便になるので、壊れたら買い換えるぐらいの考えに気持ちを萎縮させ始めているようにも感じる。熱狂的に何かに興味を持っている人以外は、今まで以上に最新最先端から距離を置き始めているのだ。


<何に使うのか、何が便利になるのか?根拠は何か?>

今怖いのは、裏側の指標が十分に示されていないことだろう。
今後それを示す指標が出てこなければ、第二第三のFacebookが登場してくる可能性は大いにある。Huaweiのように、今明確な証拠があるのかないのか、はっきりしない外交問題の矢面に時の企業が、ある国(の政治家)にとっての短期的利益を得るため使われる可能性もあるだろう。

これが、繰り返されると、きっと商品が売れる売れないの前に、人々は疑心暗鬼になり経済全体が萎縮しかねない。下手をすれば、ハイテクや情報通信産業が次への一歩も前に踏み出さない方が良いという流れもあり得る。来年以降は、そこにもう少し重きを置いて世の中が考える時代になって欲しいと切に願う。


まあ、今は本当に難しい時代だ。私にも調べても良く分からない仕組みが沢山ある。サーバーや情報システムを管理したことがあるのに、既に分からない(何となく理解出来ても,説明できない)ことがあるのだ。AIのようにその言葉だけを使えば、凄いと思わせる胡散臭いものも多い。

ここで言うAIが機械学習なのか?それとも簡易的なプリセットバランスをAIと呼ぶ事にしたのか?ランダム選択をAIと読んでいるのか?使っている元の情報はどれなのか?何も分からないものがどんどん増えている。だから、AIの処理能力が3倍になったと言われても?マークが付く。その速さを常用するアプリが何か分からないのだ。GPUならゲーム、CPUならソフトウェア全般、メモリーなら大容量な画像やデータ処理、AIなら、Google AssistantかSiriか?

3倍早いGoogle Assistantに意味はあるのかとか?3倍の速度でスマホに保存している画像の顔に勝手にマークを付けて仕分ける?気持ち悪い上に、バックグラウンドなら等倍でも関係ない。写真撮影の時にAIがシーンを自動識別……いや、AIではなくASICでも昔から出来ていませんでしたか?という話も出てくる。


AI演算の高速化をハードウェアとして評価して貰うならまずすべき事は、昔IntelがMMX対応ソフト、SSE対応ソフト、AMDが3D Now!対応ソフトを発表した時のように、AIエンジンに対応するアプリや機能をちゃんと明確に各社が示すのが先だ。しかし、それもなく倍数が増えていくのは、ある意味では不思議だ。今、PCではRayTracing対応でさえも、それを明記している。

スマホにしても家電にしても、AIという売り込みはするが、そこで記述するAIが一体何者なのか?AIのパフォーマンスを上げているというハードウェアが一体どのソフトウェアに対して性能を引き上げるのか?分からない。


これらを見て、消費者が求めて進化するハードウェア時代は既に終わり、消費者に良さげだと売り込む(ステルスマーケティングする)販売が今後も加速するのかなと感じている。


日本では、以前からそうなのだが、今年は過去にも増してiPhoneの記事にしても、Xperiaなどの記事にしても、Pixelの記事にしても、Huaweiの記事にしても広告寄りだった。PCも同様で、メモリーが4GBしかない製品や、CPUばかり4コア、8コア程度のものをべた褒めする記事も多い。オーディオやテレビも、製品をいくつも比べてきて、これと比べてこんな感じ、ここが良くてここが悪いより、透明感だとか、まるで食べ歩き番組で不味くても美味いということが決められているような、そういうレビューが今年は殆どになった。

レビューは自分の中で何と比べているか?またはどういう印象を望んだ結果、超えたか?とどかないか?を示さないと成り立たない。それが、AIが2倍、3倍高速なら来年はもっと流行るみたいな根拠のない軽いのりを生むが、これで言った通りになったとしても、論拠にはならない。新商品にAI処理が出来ない品が出てこなければ、AI商品は来年売れるのは当たり前だからだ。

むしろ、そうなるのであれば、何にそれを使っているのかを示さない状況をまず何とかしないといけない。

どこ(どのアプリケーション)に対して3倍になっているか明確に示さないで、それを凄いということに感化されて買う人は、端的に言えばカラーリングが赤(希に角が付いて)であれば、速そうだという理由で買うのと大差ない。そこに実用(自分が使う目的で)性能が得られるという根拠はないのである。それに一部の消費者は気がつき始めているが、レビューする側はむしろ、そこをしっかり考えることを忘れてスポンサーに囚われている。

ベンチマークが幾ら良くても、そのハード機能で動くソフトウェアがいくつあり、何にどう使っているかを伝えられないと意味は無い。

そういう部分が結果的に、HuaweiやFacebook問題のような状況を生むと同時に、Appleにしても買い換える価値(お値段相応の価値)が本当にあるのかどうかを疑問視する動きに繋がるのだろう。


広告型のフリーソフト(アプリ)環境が増える中で、ある程度ソフトウェアの裏側に広告利益が絡むのは仕方がないと思うが、それでも限度はあるし、限度があるからこそ、AI専用のアクセラレータなどを売り込むなら、どの環境の何に影響し、どこが速くなるのかなどは示さないとダメだ。

来年はそこを市場全体で改善してほしいものだ。そうしなければ、ハードウェアは買替え以外では本当にどんなに進化しても、売れなくなる恐れもあるのだ。何より、ハードを紹介する側にとっても、紹介しにくくなっていく。


一体私は、AI性能が初代から2倍、3倍なった”3倍”をどのアプリに対して3倍と言えばよいのだろう?と……。









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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
トレンドマイクロを推していらっしゃった理由と、
問題発覚後の現時点での見解を述べて頂けると安心します。
おそらく、理にかなった意見をお持ちだと思うので是非お願いします。
黄昏太郎
2018/12/31 02:43
今年も1年間ありがとうございました。
今やスマホやPCのことをネットで検索してもメーカーの広告掲示板と化してしまった大手情報サイトや個人アフィリエイトブログの中身が薄くかつ消費者の立場に立っていない大本営発表のような記事ばかりがずらずらと出てきて広大なはずのネットが狭くて居心地の悪いものになってしまったと感じています。
年の瀬に批判がましいことを書いてしまいましたが、このブログは知識のある方が消費者側の目線で意見を書き、機器の技術的な面やメーカーの動向などについてなぜ今こういう流れになっているのかなどを分かりやすく説明してくれるので私にとって本当になくてはならない情報源です。
良いお年を〜
通りすがり1
2018/12/31 21:29

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