Android保守状況……Android 6.0は9月に互換情報のみ更新。終焉へ。

先月だったか、Android6.0の保守が終わるという話を書いたが、9月のAOSPによるセキュリティアップデートは無く、10月もなかったことで、Android 6.0 Marshmallowのセキュリティ保守については、終わったようだ。

ただ、9月17日にCTS(Compatibility Test Suite)のビルドが更新されているので、8月で完全に終わっていたわけでは無いようだ。もしかすると、10月もCTSは更新されるかも知れない。これが、続く間は、アプリケーションの提供も続くだろうが、これの提供が停止するようになると、アプリケーションも7.0より上にしか対応しなくなっていくかもしれない。

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<安定した世代交代へと変化するAndroidサポート>

今でこそ、Androidは年1回の更新であるが、昔のAndroidは更新間隔もデタラメで酷いものだった。
安定性もiOSとは比べるのが辛いほどに、出来が悪いOSであり、組み込みOSらしくOTAアップデートもきた試しがないなんて製品が多かった。

以下はAndroid4.4.4までの表である。

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上記を見ると気が付くと思うが、Jelly Bean(4.3)までの保守は、2014年12月で強制的に落とされた。その際に、メーカー側で保守は続くという話と、セキュリティアップデートが行われるという内容が混同され、アップデートはメーカーが各個に行うから大丈夫だという間違った解釈だったが、その後Jelly Bean以下で個別セキュリティアップデートが行われた製品は殆ど無いか、全く無いだろう。

4.4.4まで更新出来た製品が、現在のAndroidファミリーで最も長い1381日の保守を得られた。(但し、セキュリティアップデートをするかどうかはスマホ販売メーカー側で任意となるので、更新がなければその限りではない)

もし、4.4.0からなら、1461日も保守が行われたのだ。
これの保守が長かったのは、実行環境がDalvikだったことが理由である。現在のARTとは違ったことで、開発環境が完全に移行するまでの期間が取られた結果、1200日を遙かに超える結果となった。

そして、その後、5.0.2/5.1.1はそれから半年ほどで終了、さらに半年ほどでAndroid 6.0.xも終了する流れとなった。
即ち、1年でメジャーバージョンを3つもクローズしたというわけだ。

これは、Android 4系の保守が延び延びになっていたことで、間延びしたサポートを4の終了に合わせて適正化したのだと思われる。

これができた理由の一つは、Android 6.0以降に登場した製品は、OTAアップデート/アップグレードを2年間保証するスタイルが殆どのメーカーで確立されたことにある。ただ、実は現在もAndroid 6.0は2桁シェアが残っているため、暫くはアプリケーションソフトの対応が中止されることもないだろう。

尚、今回のAndroid 6.0を持って今後は、保守フェーズが安定すると思われる。端的に言えば、次のバージョンが出ると、通常保守へと移行し、そこから2年後(最新から3世代後)の新版が出ると、サポートが終わる流れになるだろう。

即ち、Android 7系は来年終了する。Android 8系は再来年、Android 9系は3年後に保守を終える流れだ。
まあ、毎年新版が出ればの話だが……。


<5年保守は確保したAndroidの今後>

尚、大半のスマートフォンやタブレットはアップグレード保守が2年ある。そのため、アップグレードを2年したあとセキュリティアップデートに移行しても、そこから3年は安全に使い続けることができる。即ち、5年は使えると言うことだ。

問題はこれからも、毎年Androidの最新版を出し続けることができるのかぐらいだろう。そろそろ消費者側からみると、進化も無くなりつつあるので、2年周期ぐらいにしてくれても問題はないからだ。ただ、Googleやそれに賛同するメーカー的には、アップグレードを止めると買い換えサイクルが遅くなるので、毎年更新を死守したいところだろう。

今度は、消費者から見たマンネリ感に対して、新しさ、セキュリティアップデートが終わって渋々買い換えないとと思う人をいかに減らすかが重要になりそうだ。

ちなみに、現在の第2世代のスマートフォンスタイルを確立したAppleはそれに対して、新しいものを考えることができず、実質保守期間を延ばす選択をしつつある。Android陣営でも一部ブランドなどは、それを選択しているメーカーもあり、今後は先端を追い続けて最長5年保守で売るブランドと、さらに長い保守を売りにするブランドで二極化が始まるかも知れない。

まあ、たった1年で、怒濤の勢いを見せ、保守が終わったAndroidだが、これからは1年周期でメジャーバージョンが一つずつ消えて行く流れに変わるだろう。今後は買替えサイクルも、もう少し見通しが立てやすくなるかも知れないが、問題があるとすればろくなスマホメーカーが残らなくなるという自体があり得ることだろう。

実際に、この10年で携帯市場は日本も世界も、大きく変わったのだから……。


ここからはちょっと蛇足だ。最近、ちょっと世間のAndroid記事がiPhoneっぽいというか、気持ち悪く思えてきた。

日本など、ちょっと前までiPhoneばかりだったが、このところ気持ち悪いぐらいPixel 3のネタになっているから、嫌になる。AndroidはiPhoneと違って1ブランドだけが凄い事もない。むしろ、Pixelとか、確かに来年他のスマホに採用されるような先行技術も搭載されているが、どちらかというと開発者が開発するのに向いた端末だし……。という中で何か無理をして良さげにアピールしているのが怖い。
もっとちゃんと他紙とは違う切り口で他と比較するなら別だが、1機種だけ特別に見ていては国内に良いスマホは投入されなくなるだろう。

日本は、ASUS月間とか、HUAWEI月間があるんじゃないかというぐらい、同じような褒め記事が重なるから、嫌になる。携帯料金みたいに一律週間や月間(しかも比較対象なども似たり寄ったり)はやめて欲しい。そうやって、強くある商品を複数紙が似たり寄ったりで評価するから、国内ではあまり発売されない機種が出てくることに記事書きも気が付いてほしいものだ。












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