乾く大地を上空から眺める、豪州襲う干ばつ被害……どの国も食料難になりかねない。

ロイターの記事である。オーストラリア(豪州)の干魃について書いているブログ記事である。
https://jp.reuters.com/article/australia-drought-idJPKBN1KO0M9


<日本も異常に極端な気象現象が続いている>

昨年、日本は中国地方より西の地方で、カラカラ(記録的小雨)になり、他の地域は太平洋側と東北を中心に冷夏だった。この手のニュースは地方ローカルの話なので、前者は知らない人もいるだろうが、今年も岩手北部、山形北部、青森以北は冷夏傾向にあり、それより南の地方は、熱波に教われている。

記録的小雨は日本海側の北陸地方に多い。関東、中部地方、大阪地方、中国四国九州地方は暑い。

その前の年である。2016年は日本は普通の暑さ(とはいっても昔より暑い)だったが、世界の平均気温は過去最高を記録した。2013年迄の3年間は全国的に猛暑だった。ホップ・ステップ・ジャンプと猛暑続きの年が続き、最後の2013年に記録をいくつもたたき出した。


その一方で、毎年梅雨時になると、豪雨被害がどこかで起きる。森の荒廃と雨の極端化という2つが重なり、日本は土砂災害が毎年広がっている。その結果、農地が減って行くという悪循環だ。農業の担い手も流されれば、その農地は荒廃しかしない。


<戦争しなくても日本は負けるぐらい脆弱>

ちなみに、話は変わるが日本は軍備の拡充をしているのだが、実は日本は戦争をしなくても、2ヶ月もあれば国を滅ぼせる(従属させられる)ぐらい脆弱な国というのはご存じだろうか?それは、中国などから輸入されている加工食品や農産品が止まれば、主に関東を中心に餓死が起きるからだ。

日本で全ての休耕田を含めた農地を使って全国民を植えない程度に生かすには、芋を作付けして芋づくしの生活をすれば、カロリーベースでなんとかなるという統計が数年前に、ここで記事にした気もするが、現実に戦争では無く、各国の干魃被害でこれが起きるリスクが年々高まっているようだ。

その上、トランプ政権による関税障壁の再開で戦略輸出品のつり上げや、販売の見直しも今後世界各国で進む恐れがあり、少子高齢化で経済力の現状維持もそろそろ厳しい日本にとっては、今後政策転換を余儀なくされることもあるかもしれない。


<日本は高齢化で食糧自給率が低下傾向>

問題なのは、日本の農業や漁業が高齢化の加速で急速に弱っていることにある。正しい解釈をすると、高齢化だけではなく、EPAなどの貿易関税障壁が食料を中心に撤廃され、農家が逃げているのだ。

その上、最近の極端な災害傾向で、独立した農業を継続するのが困難な農家も増えており、災害復興で低利融資を得られても、同じ規模の災害は毎年より高まる傾向が止まらない状況では、続けようとする人の方が減って行くという流れだ。

何より、沢山作っても天候がまばらでは、沢山収穫できる年には、だぶつき価格が下がりすぎる。逆に、天候不順ではどこもかしこも採れない売れないである。小規模農家が多かった頃は、それでも多種の野菜が栽培され流通していたことで、大規模営農をする産地が打撃を受けて一つの野菜が高騰することは避けられたが、今は大規模就農者ばかりになり、それが被害を受けると完全に食物流通がストップする。

値段が乱高下することになる。


<これからは植物工場が必要か?>

今後のことを考えるなら、以前東芝が撤退を表明し、閉鎖されたが植物工場を本格的に導入検討した方がよいだろう。農地は土のある場所と決まっているが、植物工場は工場扱いで税金の取扱も変わる。その辺りをそろそろ抜本的に見直さなければ、この国の農業は滅びていくかもしれない。ただ、だからといって、大企業が参入すれば良い訳では無い。今農家をやっている人には、植物工場の経営を今の農家と同じレベルで出来るように、制度化すれば効果は大きいだろう。日の当たる場所、雨の降る場所という場所で栽培していては安定した栽培は既にできないほどに、気象現象は極端なのだから。
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/252376/041200093/



<動物も植物も熱中症になる時代>

動物園の動物も今年は熱さ(暑さ)に苦しんでいる。植物も日照りが続くことで発育不良や葉枯れが起きる傾向がある。植物の熱中症である。植物は大丈夫と思われがちだが、植物は葉っぱの温度を保つため、根から吸い上げた水を葉の裏側にある気孔から蒸散している。人でいえば汗のようなものだ。そのため、暑ければその分水が多く必要になるわけだ。しかし、その水が空から降ってこなければ、徐々に葉は悄れ枯れてしまう。

それほど、今は極端な気候になっているわけだ。
そのような状況で、植物を安定して育てるのは難しい。家畜を育てるのはもっと難しい。そろそろ、そこに対して抜本的な問題解決策の検討しなければ、いつ食糧危機がやってきてもおかしくないのかもしれない。





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