台風20号の脅威、日本海側はフェーン現象で猛暑も、その後が心配……今年は異常気象。

今年の夏は本当に極端な気象状況が続いている。西日本でも九州北部や中国地方の多くは雨量が8月に入って少ないところが多いのだが、恵みとは言えないかも知れない。

また、四国と北海道、東北北部は今年の夏、あまりよい天候状況ではない。四国は6月~8月で下手をすれば総雨量が3500ミリを超えるかも知れない。何せ、場所によっては6月と7月の始めの大雨で、1800ミリを超えているという。

そして、今回の台風19号と20号を合わせた総雨量は四国の太平洋側で多ければ1000ミリを超える見込みとしている。
https://www.jma.go.jp/jma/press/1808/22a/2018082210.html

今年の西日本の総雨量は多くの地点において6月~8月だけで1年分を優に超えてしまうかもしれない訳だ。
ただ、その割に晴天の日が多く、猛烈な暑さが続いているため、晴れれば地獄(熱中症)、雨が降ってもまた地獄(洪水、土砂災害)という災厄状態で雨が恵みだと喜べる時代でも、雨が少し降ってくれればと下手にいえる時代でもなくなってしまった。

言霊があるとは思わないが、約2時間ぐらいの短時間でも豪雨になる可能性があるからだ。レーダー解析90ミリ以上の雨雲が観測された回数(記録的短時間大雨情報が発令された回数は)今年の8月だけで28回に達しているのだから。まあ、2017年の方がこの回数は多かったが……今年は、本来あまり降らないような場所での雨量が平均して増えているようにみえるため、災害が広範囲に及んでいる。


特に北海道や東北北部は、ニュースにならないが、週間予報などを見る限り今年は安定した晴天が続かないのが気に掛かる。その割に、キー局を中心に食料品が値上がりしない限り報道されないのが、悲しいところだ。


<フェーン現象の後、大雨警戒>

今回の20号では、四国や中国地方、近畿地方を中心に大雨が予想されているが、その一方で北陸では今日日中猛烈な暑さを予想している。台風からの風によって、強い南風が吹きフェーン現象をもたらすからだ。しかし、それで終わるわけではない。

台風は中国地方、近畿地方を通過した後北陸沿岸の海上に出ると予想されており、大雨をもたらす可能性もある。
まあ、今のコースだと四国山地、紀伊山地、中国山地、中部地方の山地で殆どの雨雲は削がれるため、猛烈な雨になる可能性は低いだろうが、台風通過後に暫く湿った空気が残る可能性も予想されている。

これは太平洋高気圧の張り出しが強まらないことを意味している。もし、そのような状態になると、台風通過地点が気圧の谷になる訳で、前線や局地的な雨雲、追加の台風が発達(通過)しやすくなる。

7月豪雨の再来も危惧されるのだ。この予測は米国の気象予報モデルと日本のモデル、欧州のモデルで違うようだが、日本ではこの台風の後に晴れる流れとなっているが、米国の予想では、さらに台風や低気圧が出来て向かってくるという予想もある。注意が必要かも知れない。


とにかく、台風や大雨の危険があると思うなら、夜前に雨雲レーダー短期降水の予想を必ず確認して、なるべく早期に避難することだろう。例え自治体が避難に関する情報をまだ出していなくても、個人で判断しないとマズイケースも今はあるかも知れない。
https://www.jma.go.jp/jp/kaikotan/index.html


そして、自治体や省庁も注意するべきなのは、夜間により強い警報を出すような真似を避けることだ。今回の西日本豪雨では、日が落ちてからの避難勧告や指示も結構あった。そこから避難する人は日頃、防災に気をつけている人でも少ない。二階に避難してもそれより高い水位や山からの土石流なら飲み込まれることもある。

そのため、雨雲の今後の予想から、早めに避難情報を出すように心がけた方がよい。まあ、出しても人が来ないなら仕方が無いが、遅くに出して聞いてないよ~と言われることほど最悪な流れはないのだ。



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