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zoom RSS 何故報道は必要なニュースを流さなくなったのか……全ての発端は……。

<<   作成日時 : 2018/07/09 10:42   >>

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西日本の豪雨災害は未だにどこまで被害を受けたのかが分からない状況なようだ。金曜日の夜でしかも、昼間はオウムの話題を取り上げているチャンネルが多かった。私は西日本なので、テレビもネットも、ラジオも災害情報をいろいろ巡っていたが、本当に少なかった。

まあ、九州の一部ローカルでは特番も組んでいたが……。放送エリアを縮めてのテロップニュースが殆どだった。

そして、昨日今日になって事態が尋常なレベルではないと分かってから、放送局は結末だけを報道しはじめている。実は、台風7号の頃からそうだったが、私が見た報道や天気の範囲で言えば、あれは未曾有ではなかった。ちゃんと、そういうニュースを全てのチャンネルが多くの人に伝われるように流していたら、もう少し死者は減っていたかも知れない。

例えば、

−夜間に線状降水帯が活発になる−

という報道をしているチャンネルもあった。ただ、放送されたのは私が見た限り、1度だけである。


−大雨が降った金曜日の夜は寒冷前線が停滞していた−

あの夜、本州に掛かっていた前線は停滞前線ではなく、寒冷前線だった。寒冷前線の上空では背の高い雲が発達し、大雨をもたらす。そういう天気図の説明もほとんどの放送局はしていないだろう。しかし、予想天気図ではそれが示されていた。
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickdaily.html?show=20180707

ちなみに、7月5日の岐阜豪雨の時にも寒冷前線が岐阜県上空付近にあった。
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quickdaily.html?show=20180705

これらを踏まえて、6〜7日の深夜から明け方の大雨の可能性をもっとしっかり伝えていれば、助かった人も居たかも知れないが、報道の基本は、東京のキー局中心であり、地方局はその時間を自社に戻して報道できるほどの、体制を持っていない局も多い。それこそ、地デジが始まる前のアナログ機材の頃なら、出来たかも知れないが、デジタル化で結構機材刷新などにコストを掛けた上に、今は地方にスポンサーは少ない。

その結果、こういうときにキー局がやってくれないと、無理なところも多いのである。


−気象庁が異例の発表をしたのに−

報道は、それを組まなかったのも大きい。特に民放は災害体制を取らずに通常放送を各局した。あそこで、一部地域は枝番放送でもして、一部放送をキー局または地方局発の災害特番にでもしていれば、大きく変わっただろう。

というか、民放は何故、枝番を使わないのかが問題である。使うのは予定放送でNHKが使うぐらいだ。
あれは、日本のISDB-T・ISDB-Sの売りだったはずで、災害時にも使えますだからデジタル放送にと売り込んでいただろうに。東日本大震災の時に、全チャンネル長いこと、災害報道だったがあの時だって使わなかった。関東が近かったのもあり、全国お通夜になったが、広範囲で100名以上が亡くなる見込みで、未だに行方不明もいる西日本だとそうはならないことが今回示された。


<今日の報道も異常だった>

実は今日の報道も十分異常だった。まず、災害で現場の状況ばかりが流れるが、多くの人にとって最初に必要なのは、鉄道や道路の状況である。主要な道路が今どうなっているか?被災地に支援物資を送る。ただの流通関係の仕事でも輸送路、出張などで、移動するのにどこを経由すべきかの目安を、まず伝えるのが報道だろう。これが、関東や関西だったら全国でも真っ先にそれをやる。

次に、今日はもう一つ大きなニュースがあり、トランプ政権が関税障壁を7月6日に発動したが、それに関係するニュースは、7日〜8日に掛けて殆どやっていない。そして、今日は平日になるわけだが、そこでも放送はない辺り、凄いことろだ。中国も報復関税をはじめているため、今後世界経済は、不確実性を強め悪い方へ傾く可能性が明確化されつつある。

月曜の朝にはそういう報道をちゃんとしておくべきだろう。何故、日本のニュースでタイの救出現場に対するニュースが先行するのか分からない。それは、トレンドとしては確かによいネタかもしれないが、大半の人にとって重視すべき必要なニュースではない。日本人が巻き込まれていたわけではないのだし、何より上手く行っているのだ。もちろん、それに一喜一憂して心配している人も日本にはいるだろうが、そのニュースに大きな時間を掛けて、何の意味があるのか分からない。

平時で、他に重大なニュースがないと思うなら幾らやっても好きにすればよいが……。人をそっちに派遣した手前、やらないと元が取れないと思っているのだろうが、そろそろやっていることが、的外れであることに気が付いてほしいものだ。

と書き連ねたが、実際に社会の現実などを考えると、何故こんな状況になったのかは良く分かる。


<制作費が安く、視聴率が予想以上に高い>

古くからのヘッドライン方式のニュースは、今や少なくなった。情報番組の一角にそれを含めることが多く、しかもその情報番組の一角にあるヘッドラインでさえも、専門家の解説付きで長くなることが多い。それを好んでみている人が増えている。

私は、最近そういうニュースを殆ど見なくなったのだが、あの手のニュースは必ず、誰かの主観が入るようになっている。この事件は、ここが悪いから、こうするべきだという話が入るのだ。その結果、世論が誘導される。道徳の授業において、善悪の判断が、小学校で点数化される問題によく似ているが、本来争い毎にしても何にしても、相手の立場からみた正義感と自分から見た正義感には、納得出来るかどうかは別として、それぞれの言い分があることも多い。

しかし、それを専門家やコメンテーターが感情論で一方から述べてしまうと、皆最初から、表面的な問題だけで考えるようになる。しかし、その気持ちの共有感というのは、人によって気持ちがよい。だから、誰もがそれを見たがる。元々、人は群れること協調性を保つことを心地よいと思う傾向があるため、先に基準となる共感覚があると、それにどっぷり浸かりたいと思う分けだ。それが気持ちよい。

即ち、そこから視聴率が上がるのだ。実際に、報道ステーションやニュース23から始まったこの手の番組は、今やお昼を除けば、朝から夜中までやっている。

そして、これらの放送は制作費も実は安い。何せ、一つのニュースを深く掘り下げるだけだ。沢山のリポーターを掘り下げる目的の現場に張り付かせるだけで、1時間や2時間埋まるとしたらそれほど安い事はない。逆に、昔のように、今日はあそことこことそこで事件が起きた直行みたいなニュースは、探す側の金が掛かる割に、放送時間は稼げず、元を取りにくいのである。

そして、その仕組みはもう一つ大きな副次的な効果を生み出す。
それは、トレンドをテレビ局が作り出すということだ。端的に言えば、自分が何かを生み出すと、その優越感を感じることが出来るのと同じ効果を生むのだ。我々は、報道として世間が問題視するようなネタを提供したと思いこむことにも繋がる。

それを示す代表的な例が、ワールドカップサッカーなどのスポーツ大会を最初に取り上げる手法や、殺人事件などのニュースで、新しいネタも出ていないのに、毎日毎日毎日どこかに張り付いて、同じ話を堂々めぐりさせる手法である。この方法を使うと、ニュースに対してあまり意識を向けていない人の多くは、それが重大ニュースに見えてくる。

その結果、世間の多くが関心を持つようになる訳だ。しかし、実際にオンラインでのニュースで読まれるのは、必ずしもそのニュースとは限らない。たいていは、テレビで報道されていない瞬間的なニュースの方がオンラインのニュースでは短時間毎に上に上がる傾向がある。要は、消費者(視聴者)が知りたいニュースと、報道が力を入れるニュースが乖離していくが、コストの枠組みを考えると戻る事も出来ない。


そして、こんな放送局共に枝番による2ストリームマルチチャンネル放送など出来るはずもない。視聴者が分離する上に(まあCMだけ一緒にすれば良いだけだが)、画質が下がり批判を受けるかも知れない。さらに、2番組や3番組展開では放送コスト(撮影コストや機材コスト)が増える訳で、スポンサーは増えやしない。今でも、テレビはNo1のスポンサー率を誇るため、今を維持した方が良いと思っている。視聴しない層は増え、視聴年齢はどんどん上がっているというのに……。

結果的に、今の放送局にとって美味しい状況は変わらない。ただ、消費者は確実に、テレビを見限りはじめている。まあ、まだラジオの方が真面かも知れない。何せ、ラジオは、地方局発の番組が多く、パーソナリティと視聴者との距離感も近い。お便り番組が多いのだ。そのため、緊急災害時にはテレビより視覚的情報がない分、情報量が限定されるがしっかり情報を提供してくれるだろう。まあ、あくまで災害特番や災害前の緊急情報を放送してくれればの話だが……


−日本における報道の欠陥はNHKから始まった−

実は、この問題は日本が最も進んでいる。特に、2010年代になってから極度に広がった。それまでも、傾向はあったが東日本震災頃から極端になっているのだ。その最大の原因はNHKが極端な視聴率至上主義に変わったことだ。NHKのニュースは元々、お堅いスタイルだったが、今ではニュースという名の情報番組へと変わった。また、多くの番組で番組と番組の間に、自社番組の紹介が入るようになり、ギリギリまで番組を流すこともなくなった。

その結果、他の放送局はさらに劣化していった。イギリスBBCでもこんな状態にはなっていないが、NHKがニュースのスタイルを昔のお堅いスタイルから、人気っぽいニュースを細かく説明していくスタイルに変えたのだ。その結果、ニュースとしての評価はニュースを求める人からみると非情に悪い。正直、民間のCSがやるニュース専門チャンネルの方が真面なニュースをやっている。

ニュース7など最悪の日には1つのトレンドを15分ぐらい放送して、そこからはヘッドラインで海外の話題を流して、スポーツ流して、日本の時事ニュースはいくつあった?ということもしばしばだ。あれは、ニュースじゃない。ニュースを題材にしたトレンドワード番組だ。

それでは、ニュースとして評判が悪くなるのは当然だが、スタイルを変える気もないようだ。
それが、始まってから日本の民放も大きき放送のレベルを落としており、今回の災害では、東京が影響しないこともあって、キー局はこれを重要視していなかった。

その結果がどれほど影響したかは分からないが、今100人規模で人が亡くなっているだろうという現状になった。

これが、関東直撃の大雨で、東北に抜けますという場合は、絶対に数日前から大雨に警戒、鉄道や道路の影響がどこまでありそうと伝えるが、西日本や、沖縄、北海道だけだと、起きた後に、突然未曾有になり、その後、ある程度落ち着いたら(とはいっても被災地は復興もままならない中で)野菜が高騰とか、そっちの方を心配するのである。一体、何に寄り添っているのかも分からない。

まあ、これは政府も同じだ。だいたい災害が起きると、災害現場に官僚や議員、政権幹部がやって来て、ニコニコと真剣な顔を使い分けながら、多くのお供を連れて、説明を受ける。しかし、お前らが居る間現場の人間は、作業を止めたり、作業の内容をより安全なものに変えて作業する人もいる。

そして、被災者の話を聞いて、うんうんと頷くが話を聞いてくれるのは僅かな人数で、しかもそれが十分反映されるとは限らない。いわゆるパフォーマンスだ。



被災地は、道路などのインフラ整備に最低でも3年ぐらい掛かる。そこで、農地などを再建する人がどれほど居るか考えているなら、普通は短期的な野菜価格とかそういう話は出来ない。毎年、被害を受けるような地域も最近はある訳で、そうなると、農業を辞めていく人も増える。

況してや、報道が不十分で避難もままならず夜間に浸水して土砂災害にあって、死亡したら……その農地や山林はもう誰も管理しなくなるだろう。メディア(マスコミ)で追うなら、ニュースの中で追っかけてはいけない。ちゃんと、それをドキュメントとして分離して追っかけないといけないが、今はそれもせず、点々とニュースの一角にしている。だから、それがどれほど深刻かを人々は理解できない。ただ物が一時的に値上がりしていると思いこんでいる。


実際には、災害が起きる度に兼業や専業の農民が亡くなり、担い手が減って行くという流れも起き始めており、さらに、農地が沈んでしまえば、回復費用に二の足を踏んで辞める人もいる。一度、辞めて去って行けば、田畑や山は荒れる。人が管理していた山が荒れれば、土砂災害が多くなる。土砂災害で痩せた山から、ひょろひょろの木々が流れ出せば、下流の橋桁や橋脚に絡みつき、洪水を起こす。下手をすれば、橋を押し流し、それが別の大きな橋に甚大な被害を与える。

海に流れ出せば、漁業や海運にも影響を与える。
たとえ、それが大都会であろうが、川はどこかの山に繋がっている。その一つ一つの繋がりを、人々は知らない。いや、薄々気が付いている人もいるだろうが、報道がその時に集中してしまい、線でものを結ぶことが出来なくなっている。

結果的に、大きな災害が増していく。


実は、私の知る人も、過去に土砂災害で被災した人がいる。ヘリで家族が助けられたのだ。それらの人が、再建までにどれほど苦労するのか?また、私の親が子供の頃住んでいた田舎でも、豪雨被害を受けたことがある。その時、ある家が土砂災害で埋まり、人が亡くなった。その家の後には既に人はいない。田畑もあったが、もう荒れている。違うのは、土砂災害を防ぐために、崩れた箇所より上手に砂防ダムが造られたぐらいだ。


被災するということは、そういうことだ。「命大事に」出来ていれば、助かりその場で再建することも出来るかも知れない。しかし、それも災害の可能性があるという情報を早くから最も目を向けるであろう情報網が流してくれないと、人は普通の雨だと思うだろう。下にテロップを出して、逃げてくださいじゃあ人は逃げない。
口を酸っぱくしてでも、災害が迫っている。この地区とこの地区は、逃げましょうと伝えることが大事なのだ。そして、全国放送の時間にそれをすれば、本人がたとえその情報を見ていなくても、遠くの家族や知人が、すぐに逃げなさいと親族や友人に伝えてくれるかもしれない。

報道は本来そうあるべきだ。頼むから、この災害と同じことがまた来年も繰り返されることだけはなくしてほしいものだ。朝倉を見て、いやそれ以前にもここ数年沢山起きている水害を見て、メディアはその都度、予想外未曾有だと言うのか?

そうじゃない。既に、日本中の山は林業の衰退で荒れている。そこに豪雨が増えている訳で、もう未曾有なんて言葉は使っちゃいけない。もし、線状降水帯の位置が、何キロ、何百キロズレていたら、明日は我が身なのだ。報道機関は、それを理解した上で、優先すべき報道を考えて欲しいと思う。


まあ、地方の放送局も疲弊傾向があり、期待は出来ない……


<今後はもっと苦しくなる>

世の中は、これからもっと悪くなるだろう。関東への人口集中と、高齢化の波が地方をさらに加速度的に疲弊させるため、メディアはさらに関東を中心に放送するようになる。そして、災害が起きた後にという流れがどんどん広がるだろう。地方放送局には、もうないと見た方が良い。

キー局が変わらない限りは、変わらないが、キー局がそれを分かっているはずもない。
その先に待ち構えているのは、さらに苦しくなる現実だ。少なくとも、災害時にテレビのニュースが支えてくれるのか、それともラジオの方が良いのか?はたまた、携帯がつながるならスマホが良いのか?考えなければいけない。

一つだけ確かな事は、今回、民放は地域や社会の望む報道を十分にしていないということだ。大災害が起きた後に、大変だと人を派遣しても、後の祭りである。

人口もこれから減り、より地方が疲弊する中で、キー局の姿勢が変わらない限り、今後はもっと酷い報道が増えて行くだろう。

とにかく、災害から逃げ延びるには、河川の近くならゴムボート、救命胴衣などの救命具を持つこと、ヘッドライト、災害用ケミカルライト(または発煙筒)なども準備しておいた方がよいかもしれない。また車を利用する人は、ガラスを割るためのハンマーなどを持っておくと良い。
尚、ゴムボートは、漂流物があり流れが強いときに使うと危険である。

これからは、大雨の時には救命具(救命胴衣)を身につけて、避難をということになるかもしれない。
そうすれば、土砂災害は無理でも、鉄砲水に流されても、助かる見込みがあるかもしれない。


良く山間は住むのにという話もあるが、大雨の中でも逃げられるような準備をするのは大事だ。ライフジャケット(救命胴衣)やヘルメットを家族分揃えて置いて、万が一夜間にという時には、それを身につけて、脱出したり、2階や屋根上に避難するというのも手である。備えあれば憂いがないとは言わないが、死ぬリスクは確実に減る。
自動車で逃げるなら、窓用のハンマーも揃えておくのが大事だ。食料の備蓄を考える人も多いが、土砂災害や洪水の場合は、逃げ遅れたときに早期に発見して貰うことと、頭や体の怪我が少ないことが一番重要なのだ。

とにかく、命さえ助かれば少なくとも今の社会で、よほど広範囲で災害が起きない限り(もし、よほど広範囲ならたとえ1ヶ月分の食料を備蓄していてもその後の食料は得られないだろう)、生きていく程度の食料は配給されるはずなのだ。







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