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zoom RSS マッハ10の「極超音速」で飛ぶミサイル、ロシア軍公開……恐ろしい兵器かそれとも……

<<   作成日時 : 2018/05/10 11:31   >>

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朝日新聞の記事であるが、これは抑止力という意味での牽制効果を狙っているものだと思われる。ただ、ハッタリなのか?といわれると、そうとも限らない。片道切符で停止処理を施さない兵器なら、マッハ10の弾道兵器を作ることは可能だ。ただし、誤って発射した場合、目標に到達する前に兵器の停止信号を送ることが出来ない恐れがある訳だが……。だから、これなのかと言えば納得はいく。まあ、今の世で考えると使い処は分からない。
https://www.asahi.com/articles/ASL594JB3L59ULBJ006.html


この極音速の研究は、日経サイエンスの記事を読むと分かるだろう。極音速技術は、ロケットの再突入技術を持っている国ならどの国でも、応用は可能だ。問題は、その速度に達したときの電離プラズマが通信を遮るという問題であり、これを克服しないと、誘導ミサイルや巡航ミサイルは発射したが最後、発射装置(航空機や指令所)から制御出来なくなる。
http://www.nikkei-science.com/?p=16370

まあ、初期の航空ミサイル(Vergeltungswaffe 1)は発射したら最初に指定した場所まで飛んで勝手に落ちて爆発していたので、その時代に戻ると思えば良いことだ。しかし、核兵器も実装できるような兵器だとしたら、恐ろしくて使えないだろう。発射したミサイルの状態が今どんな状態にあるかも分からないのだから。


では、このミサイルはどんなミサイルか……これは、いわゆる爆撃型のミサイルと思われる。簡単に言えば、上空の高い場所で切り離し、落下角や運んでいる航空機の飛行速度によっては落下や切り離した時の速度と推進剤による加速が合わさりマッハ10の速度を出せるというものだろう。即ち、弾道ミサイルではなく、空対地ミサイル(誘導型爆弾と称するケースもある)である。

これが、いわゆるマッハ10を出せる理由である。誘導爆弾タイプのミサイルでは、信管さえ入っていれば、落ちれば爆発するものである(核兵器や気化爆弾など、範囲威力を求めるものは、地上ではなく一定の高度で爆発する)。簡単に言えば目標を決めて発射すれば必ず到達して目標に被害を与える片道切符である。そういうミサイルだと思えば、マッハ10も可能だ。
これは、別にロシアが凄い訳では無く、米国でも作ろうと思えば作れるだろう。


まあ、ロシアが言うようなミサイル防衛網で撃墜するために発射されたミサイルを避けられるかというと、そこまでは分からないとしか言えない。


問題は使い処だろう。そもそも、このミサイルというか誘導爆弾というべきか、かなり厚みがあり大きい印象だ。ステルス機に載せるとしても、かなり大型の機体でなければウェポンベイへの搭載は難しいだろう。ロシア軍が宣戦布告もせずに、これを使って攻撃する流れなら兎も角、そうでない場合この手の高高度攻撃機はスパイ衛星を持つ国では戦時の最有力な目標になるはずで、重さも考えると、射程地点(上空)に運ぶのは楽ではないだろう。


この辺りを考えた時に、この武器を持つ航空機が敵基地の2000km圏内に入って攻撃するより、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などを使った方がリスクやコストは少なく抑えられることが予想される。攻撃オプションの一つとしてロシアの技術力を見せているのは確かだろう。しかし、地対空ミサイルや空対空のミサイルでは無さそうな状況を考えると、オプションを広げただけで、武器として最前線で使える最新の兵器かというと、別のところに予算を割いた方が良いんじゃないか?
と私は思ってしまった。いや、こういう航空ショーで凄いだろうと人々に見せるには、悪くない。本当に……ただ、戦術的には米国等が研究している地対空や空対空で瞬時に攻撃が可能なSHiELDなどと比べると、世代が古い気もする。
http://www.afpbb.com/articles/-/3168017?cx_recommend=popin


では、何故これを発表したのか?
これは、簡単に言えば、米国のミサイル防衛網に対して、突破力を見せるためのものだ。だから、別にロシア自身が直接的な戦争をすることを目的として開発されたものではないと考えられる。相手がミサイル防衛網では崩せない兵器も我々は持っており、それを使うことで、抑止力と技術力は健在だと示している訳だ。

プーチン政権は、外交があまりよろしくない上に、経済も結構厳しいので国威発揚のために強さを鼓舞している訳だ。まあ、政権批判が増えている背景に対して、力を見せて抑え込もうという考えもあると思われる。まあ、要は新型ミサイルの一つで世論に対する力のアピールと、海外に対する抑止力を再掲示を行えるならば、この発表は大きな価値が出てくる訳だ。

特に、武器産業というものを知らない人から見れば、マッハ10などの携帯電話で一頃言われた速度が150Mbpsで速いみたいなキャッチフレーズは大きいのである。


まあ、過去を見ればこういうことはどの国でも程度行われてきたものだ。しかし、最近は結構減ってきた。どちらかというと、F35のように経済的な負担があるけど、威信(メンツ)的な問題と共同開発の都合で引くに引けない戦力開発などの方が、実は21世紀に入ってからの世界の課題となっている。


そんな中で、こういう抑止力という流れに戻っている辺りが、ちょっと不気味ではある。まあ、戦争ということはないと思うが、今後も戦争が起きるような状況には進まぬように各国が努力してほしいものだ。
















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