Galaxy S9+/S9 Xperia XZ2/XZ2C/XZ1/XZ1C比較表②…オーディオ達

ここで表示している表は情報不足分が含まれています。
表に関しては、Xperia XZ2 PremiumのスペックをGalaxy S9シリーズと比較 の表が最新となります。こちらの表を変更する予定はありません。ご了承ください。



まさかの比較表2頁目である。2頁に分けることになるとは思っていなかった。
一頁目はカメラやSoC、ディスプレイだったが、読んでいない人はこちらを読んで欲しい。

ここからは、環境センサーと問題のオーディオ、後は端子類等となる。私がソニーの発表を見て問題視した部分である。

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<生体認証が充実したサムスン、指紋認証を電源から外したソニー>

-挑戦するソニー-

まず環境センサー面だ。ソニーが今回指紋認証を、電源ボタン部から外した。理由は、反対の手でも認証しやすいようにという配慮のようだ。まあ、これも好き好きの差だろうが、電源ボタンの方がスッキリしていて良いと思っていた人からすれば、ちょっとこれはという所かもしれない。

何せ、サムスンなど他社は背面な訳で、差別化していた部分を、自分から他社に合わせたということになると、個性を一つ失ったという見方も出来る。

一方で、圧倒的多数が背面の方を評価していると考えるのであれば、少数派を切り捨ててでも、この選択をしたことは評価される。まあ、短期的には厳しいというのを発表の時点で書いたが、新しい人がこれを見て食いついてくれるのか?それとも、全く食いつかずに結局前の方が評価される存在になるのか?

そこが、ここで分かるだろう。中長期的に見れば、今回限りで戻せば評価は悪い。この先も続けるなら、高評価または相応に受け入れられているという話になると思われる。成功とは言い難かったXperia Xシリーズの挑戦に近いことをやっているわけだ。

-攻めるサムスンに死角なし?なのか-

サムスンは、生体認証やセンサーが本当に多様だ。しかも、今回から同時マルチ認証をサポートしている。
環境優先認証のモードがあるようなので、精度が全体として本当に上がるのか、それとも抜け道が増えるきっかけになるのかはまだ製品レビューが出てみないとわからないが、今回虹彩と顔や指紋といった認証のうち複数を一緒に使った認証が出来るようだ。

本当、世界No.1 Androidデバイスだけある。まるで、昔の東芝スマホ(富士通スマホ)のようだ。

心配なのは、発表の記事でも書いたが、どれでも認証が通る仕組みは、仕組みの異なるセキュリティゲートが3つあることを意味する。上記したように2つの認証を精度向上のために使うならよい。具体的に言えば、部屋に入るのに指紋認証の後次のゲートで顔認証をしてさらに、虹彩認証を足すことで絶対この人と判断されるなら、完璧に近づく。

しかし、例えば天気が良くて逆光の場所で認証するときには顔の方が失敗がないから、それだけで認証するとか、そういった利便性だけを狙ったものだと、ちょっと心配になるのが……単層並列認証の脆弱性攻撃によるリスクである。異なるセキュリティゲートがいくつもあればそのうちの一番弱いゲートを探すのが楽になる。

要は、指紋認証が穴ならそこを攻撃すればよい。顔がザルならそこを狙うという考え方だ。サムスンの発表会説明は、精度が複数認証で上がったというが、それが認証ミスを減らす並列化を図ったのか?

それとも、攻撃からのリスクを抑止する階層化(直列化)を図ったのかによって、どういう消費者をターゲットにしているのかが変わりそうだ。

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<GNSS/RNSSはサムスン有利、電波はアテにならないので割愛>

今回からRNSSにNAVICを追加した。インド方式である。上から、GPS(米国)、GLONASS(ロシア)、BeiDou(中国、北斗-2)、Galileo(欧州)、QZSS(日本)となる。ソニーが日本のQZSSに対応させないのは、これが地域限定であるRNSSだからであり、GPS系統のGNSSではないからだ。

また、日本市場は狭いというのもあるだろう。一方で、サムスンが全方位を攻めているのは、まあ世界で売れているからだろう。ちなみに、S8が既にQZSS対応しており、S9+やS9も対応するのは確実である。

精度の高い地図を求めるなら、サムスンスマホかもしれない。そんなに大きな差もないと思うが……

後は、通信とかいろいろだが、重量制限があるLTEの帯域とか、示す理由も最近はない……国内向けのバンドも、キャリアは、自社以外ファームで外しているケースもあるようだし……。日本の技的を通過していないグローバルの製品を買うのでなければ(無線局として違法になるかも)、まだ考えない方が良い。


<疑惑のオーディオ、おーでぃお、Audio>

問題のオーディオだ。私は今回のソニー製品を見て失望したが、この表を作っていて思ったのは、まあソニーなりに考えてはいるんだろうなとは感じた。一方で、それでもこれは失策ではないかと思える。

Galaxyはヘッドフォン端子を排除するのではないかと噂されていたが、むしろオーディオ機能を強化している。ついにサンプリングは384KHz/32bit(Qualcomm ApsticのWDCチップの最高性能)にまでサンプリングを高めた。また、スピーカーをステレオにしている。

ソフトウェア仮想サラウンドとして、Atomsオーディオ機能も搭載した。


それに対して、ソニーはステレオスピーカーを搭載し、ヘッドフォンでクリアな音、ノイズキャンセリングなどをこれまで売りにしてきたが、ワイヤードヘッドフォン端子は、USBポートオプションアクセサリとなる。さらに、このモデルではノイズキャンセリングには対応しないようだ。あれほどCMまでして音と映像に力を入れてきたメーカーが、驚くべき退化である。

ただ、その一方で、音という観点では、実はGalaxyに勝っている部分もまだある。
それは、Bluetoothを使った場合の伝送音質である。LDACをAndoridではサポートしているが、実は全ての製品で使える訳では無い。使うにはいくつかCodec関連の条件がある。そのため、GalaxyS8や9では純粋対応はしていない。また、aptX HDもGalaxy S9やS8の対応に現時点では入っていない。

そのため、必ずワイヤードヘッドフォンで再生しないと、Galaxyでのヘッドフォン音質は低いままである。今後、アップデートで対応したり、国内商品化の時点で変わるかもしれないので、今の段階での話である。

それに対して、ソニーの場合はLDACの開発元だけあり、LDACにもさらに、aptX HDにも対応している。そのため、ワイヤレスではソニーが強い。

即ち、ワイヤレスオーディオ特化のソニーと、ワイヤード最強のGalaxyという流れが出来たことになる。


-なぜ、ソニーは端子を無くしたのか?-

これは、デザイン性の問題が大きいのだろうと思われる。また、BTヘッドフォンを売りたいというのもあるのだろう。


まあ、これにUSBオーディオのように、スマホ内の高周波を考えると、S/N比が……なんて話も出てくるのかもしれない。
いくら、理論上のサンプリングが良くても、デジタルからアナログに変換して音になる過程にノイズが載れば、音は悪くなるだろう。そういう部分を考えると、無線は音の最終処理をスピーカーデバイス側で行うため、サンプリングが低くても、音質は高くなるケースがある。(まあ、BT LEを使うLDACの場合は帯域の狭さが問題である)

そういう売り込みが出てくる可能性はあるかもしれない。

とは言っても、これまで搭載されていたヘッドフォン端子を無くす理由にはならないため、BTヘッドフォンを売りたいという点と、デザインだろう。

個人的には、ワイヤードヘッドフォンは4ch以上のサラウンドステレオ対応にして欲しいのだが……。
そっちの方が棲み分けと生き残りが出来るのだから。

ソニー派でオーディオを望む人から見れば、失策だろう。しかし、デザインやソニーのスマホ製品を使っていない層、またはBTヘッドフォンを既に使っている人から見れば、別に気にならない内容だろう。


まあ、今回の2社で言えば、音楽を無線で聴くならソニー。
ワイヤードで良いなら、サムスンということになりそうだ。第3極のSHARPとか、ASUSとか、LGとか、Appleとかそういうのはまた別の話なので、ここでは書かない。
ワイヤードでも使えるソニーの製品が欲しいなら、早めにXZ1を購入した方が良い。

XZ3で端子が復活するかどうかは分からないからだ。


最後は接続関連とバッテリーだ。


<テレビ機能、ラジオ機能>

まずは、エンターテイメント機能である。テレビやラジオの受信機能だ。
北米モデルに関して、Galaxy S9シリーズにはFMラジオの受信機能がある。ソニーにはないし、日本では搭載されず、ワンセグかフルセグになると思われる。

ワンセグやフルセグという点では、多分ソニーのキャリアモデルは最終的に対応してくるだろう。NHKの受信契約をしていて、これが見たい人は、ソニーだとワンセグ/フルセグ両対応する可能性が高い。

ちなみに、業務目的で会社のスマホとして会社の予算でスマホを買う場合は、絶対にこれが搭載された製品を選んではいけない。テレビ受信設備がある機材は、機材数(設置場所)でNHK受信契約を求められる恐れもある。ワンセグでもダメだから、怖いの~。

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防水防塵は全ての製品が搭載している。

<USB3.1は5Gbps……の理由>

USBはXZ1Cを除いて3.1だが、見た限りではGen.1の5Gbps仕様だと思われる。
これは、無理もない。以前「今更ながらUSBを考えよう」で書いたが、Gen.2の帯域幅は、10Gbps(理論最大ピークレート1212.1MB/s)という帯域になる。

これは、UFS2.1 2Lの583MB/s×2レーン=1166MB/sを越える。即ち、そもそもハードのストレージ性能から考えると、オーバースペックなのだ。そのため、5Gbpsになっていると思われる。

UFS3.0の1166MB/s×2レーンが登場すれば、対応品も出てくるかも知れないが、そもそもそんな高速デバイスを繋ぐ機会がスマートフォンにやってくるのかは甚だ疑問である。まだ、MHLのようなワイヤード出力の方が可能性はありそうだ。(ちなみに、ディスプレイ出力は、サムスンにはDeXという周辺機器を使えば、ディスプレイ出力が出来る。)


<バッテリ関連……Qi対応のソニー、PMAも使えるサムスン>

バッテリーは、ソニーがやっとQiに対応した。ただ、サムスンはワイヤレス充電にPMA方式との互換もあるので、差はまだある。一方で、ワイヤード充電は、ソニーがQC3.0、サムスンはQC2.0互換の独自となっている。まあ、大差はないということだ。

まだ、実性能は示されていないので、持続時間がどの程度かは分からないが、XZ2はXZ1に対して勝利するのは難しいかもしれない。同じぐらいのサイズでディスプレイが大きくなり、ppiが大きく増えることの弊害は思った以上に大きいからだ。後は、SoCの省力化などがどれほど機能するかだろう。



<総評>

当初、冷め切っていたスペック調査熱が、ソニーのオーディオ端子排除で急に盛り上がった。サムスンが、本当にハイスペックを追求する中で、ソニーはAppleの真似をするかのような手を打ったことで、まさか……隠し球がどこかにと思ったからだ。

しかし、結局、スペックとしては特になかった。まあ、双方の得手不得手がしっかりスペックに表れているのはハッキリしただけでも大きな成果である。

どちらが良いのかは人それぞれだろう。ソニーの製品は、質実剛健だと揶揄していた人にとっては、大きな変化をもたらすスマホであり、挑戦的なものだ。ディスプレイの高解像度とアスペクト比の変更、ヘッドフォン端子の排除など、デザイン性の変化を徹底しており、これからソニースマホに興味を持つ人を目指したものなのは間違いない。

その一方で、カメラ機能など既存の性能を引き上げただけで、変化していない部分があるのは、これまでのユーザーにも選んで欲しいという気持ちの表れかもしれない。

サムスンは、純粋に機能性や性能を上げている。一見目新しいものはないが、スピーカーのステレオ化などは、Galaxyユーザーが求めていた部分だろう。まあ、無理はせずに攻めつつ守っているという印象だが、欠点はとにかく少ない。
ただし、未だに苦手な部分として、ワイヤレスオーディオは弱い。そこが、多分次の課題になるのだろう。



最後に、双方で共通している欠点は、ハイエンドの売りとして積極的に買い換えるほどの差は前の機種より少ないということだろう。スペック表にしても、ここまで細かく比較してやっと出てくる部分もある訳で、普通に使う場合、横に並べて作業しても、こっちの方が圧倒的という差はよほど拘りを持つユーザーで無ければ見つからないかもしれない。
そのぐらい、小さな差の中で戦っている。

iPhoneもそうだが、そろそろスマホを中心に既製品がワイヤレスで繋がるではないものが欲しいところだ。私は個人的に、端子をどんどん減らし、ワイヤレス化を進めるより、プロ向けの拡張端子を増やす方が、スマホの用途が広がるのではないかと思っている。







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