今年は、Atermの最上位が・・・・・・WG3600(仮称)に変わるか?

これは、先週の8日に発表されたニュースである。

KDDIがauひかりの回線に5Gbpsと10Gbpsプランを新設するようだ。それに伴いホームゲートウェイがNECプラットフォームズのBL900/901/902HWシリーズから、BL1000HWに変更されると発表された。

この製品、USB端子が3.0になり、2ポート(これまでは1ポート)となっている。
さらに、LANポートのうち1ポートが、10Gbps/5Gbps/2.5Gbpsに対応する10/5/2.5GBASE-Tに対応した。
尚、光スプリッタと繋がるWAN側も10G対応である。後は、スマホで固定電話機能が搭載された。これまで、auひかりでは対応していなかった機能だ。
固定電話の着信を家庭内でこのホームゲートウェイ配下にある状況では、スマホで固定電話着信も出来る機能である。尚、欠点として消費電力が12Wほどアップしている。これは、LANポートの増速が影響しているのだろう。

元々、10GBASEは電力を大食らいすることで、普及が遅れたという歴史がある。12Wのアップに留まるようになったのが、凄いと言うべきか、まだたった1ポートなのに12Wも高いのか?考えようによって判断は変わるだろう。

http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/02/08/2947.html

<auひかり ホーム5ギガは1ギガと同じお値段>

という点はかなり契約変更をしたい価格だ。ただし最初のエリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県となるため、地方ではまだ先になりそうだ。尚、この高速接続を単独のクライアントで使うには、IEEE802.03bzまたはanに準拠するケーブルやハブ、LANカードが必要である。要は、10Gbpsを使うならコンピュータ側やハブ、ケーブル側も2.5~10Gbpsに準拠していないとその速度の恩恵は受けられない。

まあ、厳密に言えばそもそも10GBASEで常時通信できるほどの帯域を持つサービスが、Web上にはまだ少ないので、1台のクライアントで使い切るなんてことはないだろうが、スマホやIoTデバイス、PCなどを複数接続する人にとっては、この増速は嬉しいかもしれない。

NURO光を一気に上回るのだから、楽しみなサービスだろう。


一方で、多くの人にこれほどの速度アップが必要なのかというと、実はあまり5Gbpsや10Gbpsを契約して速度がアップしたという恩恵はないと思われる。たぶん、複数接続する人でも、差を実感する人はほとんどいないだろう。スピードテスト以外で・・・・・・。なぜなら、1Gbpsのサービスでさえも、大抵のサイトで最大速度は出ないからだ。

実際に、私はauひかりを使っていて複数の機器(最大で5台ぐらいかな)をネットに同時接続することもあるが、500Mbpsにも達しない。(スピードテストでは800Mbpsぐらい出る)
なぜ、そんなに使わないのかというと、相手側の回線が遅いという理由と、そもそも最も帯域を常時喰らうであろう、動画サービスやクラウドストレージでさえも、帯域保証をするため、サーバーリソースをサーバーアクセス率に合わせて最適化する速度制限があるからだ。

要は、1Gbpsを全て使い切るより、100Mbpsでも50Mbpsでも良いから多くの回線を繋いだ方が、サーバー負荷は少ないケースもある。5Gbpsで使い切るには、たぶん家庭用で想定すると20台から40台ぐらいのデバイスが常にアクセスするか、自分でサーバーを立てるぐらいじゃないと、差は実感しにくいだろう。

まあ、何世帯かで収容ファイバー網は共有しているため、時間帯によってはその恩恵が大きくなる地域もあるかもしれない。

だからこそ、数字のインパクトなどもあり、5Gbpsを1Gbpsと同じお値段にしたのだろう。
なにより、BL90x世代のホームゲートウェイもそろそろ劣化が進む時期だ。保守コストが面倒なので、乗り換えて欲しいというのも本音なのかもしれない。


<KDDIがNECのホームゲートウェイを使うなら・・・・・・一般向けAtermも世代交代が始まる?>

今回のホームゲートウェイがNECで変わらないなら、たぶん一般向けの製品も近いうちに10Gbps対応のAtermを発表するだろう。2年前に、NECはAtermのIEEE802.11ad対応の上位モデル(参考出品用)をCESに出品していたが、商品化は2018年2月現在されていない。

そういう幻のモデルもあるので絶対とは言えないが、IEEE802.11ax(MU-MIMOによる複数デバイス接続を想定して多重処理を強化したIEEE802.11acの派生)の登場で数年間変化のなかった無線市場に、新しい風がやってくることになることがこれで期待できるかもしれない。

Atermの2600HP2が変わるとしたら何が変わるのか?だが、BL1000がそれだとすれば、AXのDraft仕様に対応して、2.4Gbpsの通信速度をサポートするだろう。また、ad近距離60GHz無線(WiGig)をサポートする可能性もある。その他に、USBポートが2つになるかもしれない。後は、LAN側のポートの一つ以上が10Gbpsになり、WAN側も10Gbps対応になる可能性は高い。
このゲートウェイから見ると、そうなると予測出来る。結構お値段が上がりそうだが、出たら面白そうなので買いそうだが、消費電力はこれまでより大きくなる覚悟が必要かも知れない。


まあ、最近は海外製のルータや無線アクセスポイントが高速化や多機能化を武器に急速に伸びている。そんな中で、日本メーカーは、機能を縮小した小さな製品で差別化を図る傾向が強かった。だからこそ、そろそろ市販無線ルータも進化が欲しいところだ。

10Gbpsホームゲートウェイレベルのルータがそろそろ出てきて欲しいものだ。

ちなみに、10Gbase-Tのハブは、まだ業務用のポート管理付スイッチングハブが中心である。業界で通称馬鹿ハブと呼ばれるELECOMやBUFFALOなどが売り出す安いマグネット付きプラハブは少ない。即ち、全ての環境を10Gにするには現状では金が(湯水のように)掛かる。


まあ、現状ではオンボード(PHY統合)のLANも1000BASEが中心なのだから、当然と言えば当然だ。その前に、1つの機器で10Gbitをとなると1250MB毎秒(全二重なら双方向で2倍)の帯域幅が確保されなければいけないわけで、SATA接続のHDDやSSDでは足りない。PCまでM.2-NVMe/PCIeベースのSSDを搭載しないと1台で達するのは難しい。遂に、家庭内の通信も複数デバイスを繋ごうがオーバースペック時代へと突入するということになりそうだ。


ちなみに、8K放送が普及し流行ったとしても、日本のBS 8K放送はチャンネル辺り92Mbps~100Mbpsなので……。
そして、現在検討中のH.266(仮称)ではその2/3~半分の帯域を目指しているとされるので、お察しを。
これは、どちらかというと、増速によるてこ入れとインパクトによるお得感の醸造で契約を獲得する目的が大きいだろう。







アイ・オー・データ機器 マルチギガビット対応10GBASE-Tインターフェイスボード ET10G-PCIE 取り寄せ商品
コンプモト 楽天市場店
金具交換でLowProfile PCIにも対応!10ギガビット&マルチギガビット対応LANア


楽天市場 by アイ・オー・データ機器 マルチギガビット対応10GBASE-Tインターフェイスボード ET10G-PCIE 取り寄せ商品 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



この記事へのコメント

この記事へのトラックバック