Apple、VR対応の次期macOS「High Sierra」を今秋提供・・iMacProはそそる。

毎年1度AppleはOSのメジャー更新を続けている。正直、マイクロソフトも年に1度以下の更新に変更して欲しいと私は思っているが、年に2回と発表している以上、それを続けるのだろう。更新回数で凄さを示さずに、トラブルの少なさで示してほしいものだ。

PC Watchの記事では、ファイルシステムにApple File System(APFS)が追加されたこと、APIの名称がMetal 2に更新されたこと、機械学習(A.I)やvirtual reality関連の機能が追加され、Thunderbolt 3(Alpine Ridge)が、外部GPU接続に対応したことが紹介されたようだ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1063635.html

<ファイルシステムが64bit化で高速化ではありません。>

ちなみに、ファイルシステムが64bit化して高速化したようにも見えるが、これはただ iNodeが64bitに対応しただけである。

そもそも、Appleが1998年に開発したHFS +は、WindowsのNTFSファイルシステムと比べて論外なほど劣っていた。純粋に障害に直結し易い欠点は、タイムスタンプが2040年2月までしかサポートされていないことである。まだ、2017年だから大丈夫というのは簡単だが、今やPCは10年質がよければ数十年以上使う人もいる中で、そろそろ拙い状況だった。

また、キュー管理がシングル制御であった。即ち、ファイルシステムへの同時アクセスすることは出来ず、デッドロックがかかる特性もあった。これは、致命的である。
さらに、データベースのように枠を予め取って管理するシステムの場合、スパースファイルと呼ばれる機能が使えなかった。実際には例えば8GBの容量を取っていることになるが、それのマーキングだけをマスターファイルテーブルに行いファイルシステムに行い実際のデータファイルは使っている容量しか占有しないといった、効率的な運用機能もなかった。
さらに、コアキューには、大文字と小文字を区別できない特性もあった。
(一部は、OS機能の拡張によって隠蔽、一部はHFS+の版更新で問題軽減がされている)

即ち、NTFS等と比べると圧倒的に土台はショボかったのだ。
それが、今回のAPFSの採用で大きく変わることになる。

何が変わるかというと、上記はほぼ全て改善されるようだ。
さらに、Trimコマンド(Data Set Management)を標準でサポートし、ソリッドステートディスク(フラッシュドライブ)に対応する。歴管理(クローン)もファイルシステムレベルでサポート(Windowsならボリュームシャドウコピーに相当)する。また、高度な暗号化を標準としてサポートする。データの整合性を高めるために、クラッシュ防止技術を搭載しており、レコードの書き込みは原則、書き換えではなく空き領域への追記後、旧レコード-の破棄(消去/開放)という方式が採用される。これによって、データの書き換え中にシステムが止まった場合でも、旧ファイルは維持できるため、破損は発生しにくくなる。

尚、64ビットで何が変わるかというと、ボリュームで使えるファイル数(保存可能なファイルの数)が2の63乗になる点である。これまでは、32bitファイルシステムであったため、2の31乗だったが、これが2の63乗になる。速度が上がる要素は、ここには特にないだろう。


Metal 2はスマートフォンと、タブレット、PCで共通して使える物理演算API(主にモデリング、3D/2Dグラフィックス向け)であり、OpenGL/CL系より良好なパフォーマンスでモデリング処理が行える。今回のアップデートは、たぶんVR系のコマンド強化と、C++の言語ビルドアップなどが行われたのだと思う。

しかし、ゆっくりだが順当に機能性は上がっている。Windowsより純粋にOSの仕様更新にも、ちゃんと目を向けている点は評価出来る。Windowsの更新はこのところ、ミーハーな部分(特に多くの利用者には関係しない部分の更新)が多く、それを良いぞという記事が多いので、こういう着実な一歩には少し憧れがある。

もっとオープンなOSだったなら今の市場であれば、ビジネスOSとしては、macの方が向いているのかも知れない。まあ、オープンだったら生き残っていなかった可能性も高いので、これはこれで良かったのだろうが……。

<新型iMac Proは12月>

価格に目を瞑れば良いなと思ったのは、iMac Proである。最大18コアのXeonまでをオプションカスタマイズでサポートしているということは、Skylake-Xか、またはその後継(今のところ年内にE/EP系の予定はないはずだが、あれば後継)をサポートするということになる。メモリは128GBのECCというのがちょっと価格を想像すると怖い。
何故なら、最小構成の製品が4999ドル(6月6日価格で55万2000~55万3000円)で5Kディスプレイ、8コアXeon、Radeon Vega、32GB ECC RAM、1TB SSDという構成なのだから。

最上位がストレージのスピードが3GB/sの4TB SSDをサポートし、10GbaseのLANやThunderbolt3×4という構成を考えると、最上位はもう一桁行ってもおかしくない。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1063630.html

一体型で、こういう製品を出そうとしているのは純粋に凄いが、価格を考えると、手も足も出ない。これで、Mac専用のソフトウェアやAdobe CCぐらいしか使わないなら、Windowsマシーンを買うだろう。せめて、サードソフトウェアなどをもう少し充実させたり、Windowsのようにクロスプラットフォームの開発環境を呼び込まないと、利点は少ないだろう。例えBootCampが使えても、それならMacProではなく、WindowsでXeon機を、MacBookで十分という話になっても不思議ではない。

ここをどのように克服して良い商品と見せるかは、なかなか骨の折れる仕事になるだろう。
ただ、性能だけではない例えば、これまでWindowsでしかサポートしていなかった別のソフトウェア企業を仲間につけるなどして、アピールするか、PCと比較しても圧倒的な性能であることを示さない限りは、とちょっと難しいような気もする。今のところは、確かに性能は高そうだと思うが、果たして12月の出荷までそれが維持できるのか?心配である。


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