最初から不人気のNOTTVと、試験放送Channel4K終了・・・その先は・・・

Channel4Kは無料(登録は必要)の試験放送だったためいつかは終わるものだったが、来年の2016年3月31日で終了する。たぶん、その後需要があると判断されればあまり時を置かずして、専門チャンネルが作られるだろう。まあ、HD化されたときのスカパーと同じで、○○チャンネルHDが4Kになるのかもしれない。ただ、通信帯域が今の3.6倍程度必要になるため、すぐすぐ放送チャンネルを増やすのは難しいだろうし、機材コストと番組製作コスト、さらには需給バランスを考えると、全ての放送が4Kに変更されることはないだろう。こちらの可能性はさほどない。未来があるかというと、まあ高解像度になるが需要がただ綺麗になるだけでは、かなりのステマが必要だろう。

http://channel4k.jp/pdf/NewsRelease2015.11.27.pdf

<NOTTVの周波数帯は使い道によってはスマホや携帯の売れ行きが化ける>

NOTTVはその3ヶ月後の2016年6月30日に終了する。こちらは、ドコモの一部スマートフォンと携帯電話でしか使えない際物サービスだった。

ISDB-Tmm(Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial-television for Mobile Multimediaの略)を利用した放送サービスである。

アナログ放送が終わった後に空いた放送周波数帯域をモバイル双方向利用するために始まったテレビサービスだが、このサービスは政府も馬鹿なのだが、MediaFLO方式(KDDIとQualcommが提唱)と競争し、最終的にドコモが推したISDB-Tmmに免許を出した。その結果、ドコモ以外の携帯会社は、この方式を推進したソフトバンクからもNOTTV対応チューナーを搭載した携帯/スマートデバイスを出荷しなかった。そもそも、画質が悪いのに有料放送だったため、需要が低い可能性は指摘されていた。また、当初MediaFLOの方が本命だったが、結果的に日本オリジナル方式を5年も掛けて審議して決めるという最悪の結果になったのだ。まあ、地上デジタル放送が終了しないとこのサービスは始められなかったため、双方の規格が成立した後に、長々と工作しすぎたというのもあるだろうが・・・。最後まで需要は喚起出来なかった。ソフトバンクに至っては、当初MediaFLO推進だったが、最終的にISDBに寄り、しかも製品を出さなかったということから考えると、放送を使うことより、別の経済的なメリットがあったのだろう。

即ち、Blu-rayとHD DVD、MMCDとSDC(DVD)、VHSとベータのような競争を、この放送でも行ったのだ。元々、需要が少ない有料放送で、何とか運営が成り立つかというレベルだったが、最終的に決定的な亀裂を生んだことで、再生するチューナーも一切出なくなった。そして、ソフトバンクは、iPhoneに走り、AuはビデオパスサービスによるIP化を進めた。そうなると、ドコモもDサービスでIP化を始め・・・要らない子になった。

総務省がこれからどうするのか分からないが、再入札を行うのが普通だろう。ただ今や、iPhoneばかりの市場でこの放送帯域が有料放送をしても稼げないのは目に見えている。もう一度、放送のあり方や電波のあり方を検証して、出来るメーカーを探すのが妥当だろう。

http://info.nottv.jp/nottv/2015/11/27/1197.html

この帯域は、一般の通信に使うには勿体ないほど低い周波数帯であるため、今後も放送か、または防災機器向けに使うか、何か用途を探す必要があるだろう。それが、もしスマホや携帯にとって有用な技術なら、場合によってはこの周波数帯は、国内の通信キャリア(MVNOも含む)にとって、金の卵になるかもしれない。

<携帯料金とハードの売れ行きを考えるなら、ベストな手段>

いっそ、NTTとKDDI、ソフトバンクや電力会社など光バックボーンを持つ各社に設備費を相互負担させ、軽量な各社のポータルサービス専用の回線(インターネットに繋がっていない閉塞回線)を提供するのも手だろう。全社共通だと速度はさほど出せないだろうが、携帯アップデートや、スマホのアップデートダウンロード、キャリアが提供する映像音楽などのサイトサービスの供給(画質や音質は最小のみ、それ以外は一般回線やWi-Fiを使う)は出来るかもしれない。ここには、通信料金は発生しないようにすれば、多くの人は評価するだろう。問題があるとすれば、東京など人口過密地域では、圏外率が高いということぐらいだが、最近は通信費で携帯事業者が叩かれているという問題もあるため、はけ口がある程度あれば、評価はされるだろう。

また、この周波数だけ優先的に5Gでスタートさせ、一つの回線が持つ帯域を規定より狭くすれば、回線数を大量に稼げるかもしれない。まあ、設備投資は今のオープンサービスと同じものを、クローズド側にも作るため高く付くが、同じ携帯会社のサービスを受けて料金を払っていながら、通信費も取られることに納得しない人は、そちらである程度緩和されるだろう。機種変更もそういう目的の人は、対応したスマートフォンや携帯を選び乗り換える。総務省や携帯キャリアは、単に料金を下げることではなく、妥協点としてサービスの継続性と可能性、そしてユーザーが望む利益を最大限に追求するという点では、一石二鳥である。

まあ、心配があるとすれば、BS Conditional Access Systems Co.,Ltd.のようなそれを管理する独占企業が生まれることだろうが・・・。といった考え方もできる。

 

NOTTVは時代には合わないものだった。正直、ワンセグの成功に調子に乗ってしまい、目がくらんだ輩が覇権を争った結果、それでも小さかったパイをさらに小さくしたのだ。正直、ISDB-Tmmではもう難しい。総務省もキャリアもこれからこの周波数帯を有効活用するために、市場の多くの人が望むであろう将来のサービスに向けて、検討をして欲しいものだ。その検討がただのデータ通信帯域の確保や、放送の穴埋めではなく、利用者がこれを使いたいとおもうサービスに投資されることを祈る。これは終わりではなく、始まりである。むしろ、Channel4Kより重要である。間違っても、4K放送の地上試験に使われないことを祈る。(周波数は足りないと思うが・・・やりかねないので怖い)

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