Appleの囲い込み戦略とAndroidの体たらく、Windows10もまだ期待は難しい

Appleは、次の戦略としてiPhone Upgrade Programを米国で発表した。
32ドルを月々支払えば、最新のiPhoneへの機種変更を出来る(無償というべきかは分からないが)というものである。日本では自動車などでも2~5年周期で変更できるこういうサービスはあるが・・・。
何というか、お得に見えて、そもそも高いiPhoneは、出来る事が少ないことを考えると、広い視野を持つと(いわゆるブランドに拘らなければ)価値はそうでもないサービスである。


それに対して、Andorid陣営は、徐々にシェア面で苦しみつつある。Appleが守りに入りつつある中で、Androidだから出来る事が、Galaxyなどでは排除され、結果的にシェアを落としつつある。SDカードスロットの撤廃などは、結果的にシェアを落とす理由になりそうだ。ソニーモバイルは比較的頑張っているが、Android全体で見れば、結果的にiPhoneと似た製品を出して失敗する傾向と、Androidそのもののセキュリティ上の問題と、アップデート対応のまずさが、際立ち先進国市場では、シェアを落としつつある。


Windows10 Mobileは、まだ未知数である。ようやくIPの10512が9月9日に発表されたが、やっと不具合情報が減り始めたようだ。これから、どこまで安定性を増し、さらにアプリケーションを増やしていくかが課題だろう。これらの完成度でAppleと戦えるモバイルOSになるか、それともAndroidにも及ばないままに、堕ち続けるかが決まる。まあ、現状では、決して悪くはないはずだが・・・。期待値は決して高くはない。
http://blogs.windows.com/bloggingwindows/2015/09/09/an-update-on-windows-10-insider-mobile-preview-builds/


<突き放す一手がないApple、ジョブズの亡霊に囚われる他社>

タブレットにペンは要らないと言っていたのは、Appleの再建に成功した故・ジョブズCEOである。しかし、それは復活した。今もし彼がいたとして、本当にペンを復活させていたかは、分からないが、復活させていたとしても、彼は他社と同じペンにはしなかっただろう。今のAppleにはそういう独創性は失われつつある。

要は、既に技術をリードするメーカーとしての力を失い始めていると、米国の市場を中心に考えつつあると思われる。これは、今回の米国でのプログラム戦略(囲い込み)を考えれば、確かである。

逆に言えば、攻めあぐねているAndroidの弱さも垣間見える。斬新なものが生まれないのだ。

もし、ジョブズ存在すれば、ペンタブレットスタイルを取るときに、こう考えただろう。ペンは要らないとした以上、そのままのペンはつかってはいけないと・・・そのペンにペン以外の実用性のある何かを組み合わせただろう。それが、大ヒットするのは間違いない。例え、その時点では必要がないだろうと思われていても・・・。

今のAppleは他社の成功事例を、自社に徐々に取り入れる手法しか行っていない。Apple Watchはジョブズのやり残しであり、Apple TVもその一つでしかないのでしかないのだから・・・。

そう考えたときに、AndroidはあまりにiPhoneを意識しすぎていることも感じる。
一部の記事が、iPhoneと比較されるため、結果的にiPhoneを取り込まざる終えない。互いに切磋琢磨しているというのは、聞こえが良いが、互いに差を失いつつあるのだ。そして、既にどちらかになれた物が、不平不満を言うことに対して、対応するため、似通ってくる。

そこが、壁を越えられない理由になりつつある。

日本では、Apple系のOS利用者が多いため、iPhoneの発表時には、ここが良い情報しか出ない。もっと言えば、Windowsもそうだが、悪いことなどないのだ。しかし、現実には市場をリードするのもそろそろ難しいことを、Apple自身も料金政策で認めたことになる。それは、今後は守るしかないのだということだ。しかし、それはあまり語られない。それが、日本の市場の不味さでもある。


<変えられるのはAndoidとWindowsが競争を始めること>

Appleの市場シェア拡大は、これからも進むかも知れないが、どこかのタイミングで限界に達するだろう。
そのときに、一番重要なのは、AndroidがWindows Mobileと市場シェア争いを始めていることだ。iPhoneの牙城を直接的に崩すのは難しいが、AndroidのシェアをWindows Mobileが崩し始め、シェアが拮抗し始めると、お互いの市場が活性化し、結果的に一つのメーカーブランドであるiPhoneの市場から、徐々にAndroidやWindowsに流れる人が生まれ始める。これは、守る市場より競争する市場ほど、人が好意的(進化する)と考えるからである。

残念ながら囲い込みを始めたAppleには今それは期待出来ないだろう。Appleは次は自動車かテレビといった別の市場を開拓していくはずだ。

即ちそこが、他のスマートフォンベンダーにとってのチャンスである。
今思うのは、スティーブジョブズという人の頭の中に、もし未来がもっと多く詰まっていたら、彼はApple WatchやiPadの大型版をどう見たかということだ。きっと今の現実には納得しないだろう。今のスマートフォン市場は、彼の亡霊で成り立っている。彼が現実にいたとしたら、きっとこんなレベルではなく、もっと多くの何かと何かを組み合わせた、先進的な製品を出していただろう。ただ、彼がいなくなりAppleは守りに向かい始めた。確かに今Apple製品を選ぶには最高の時期であるが、これから期待するのは、Appleではなく他のメーカーになりそうだ。

その理由は、守りに入ると先進性より統一性による呪縛がどんどん強くなるからだ。その昔、AppleがMacOS9まででやってきた呪縛に再び填まる日が来るかもしれない。これは今の話ではなく、中長期の話である。

正直、アイデアと目新しさで戦うスティーブ・ジョブズCEOならやらないことを始めたような気がする。彼は、品物を買わせたいと思わせ、出費をさせる消費者の敵である。安売りはしないのもジョブズの特長であった。



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