Windows10のRTMで発生した不具合等の一覧

<仕様や不具合・脆弱性になりえる部分はあるのか?>

この項目はこちらの内容から分離されたものです。


どうも、時間が経過してから感じるのが、GPU系の安定性がちょっと弱いのではというところだろうか?完全にダメと言うことはないが、長時間運用時の描画系は少し不安定に見える。(アイドルでかなり放置しつつ、時々弄る使い方)。また、8月8日時点では、キーボードの入力系における不具合も生じた。106/109キーボード以外を選択したときに、Windows IPでも起きていた現象なのだが・・・。この記事を書いている途中にも起きたので・・・。正直、アップグレード後に正常と安心するのも禁物かもしれない。可能な限り再起動はこまめに行った方が良い。

自環境でも、今回のKB3081424適用後に問題が生じているように見える。特に、Windows Manger系(スタートメニューの表示に時間が掛かる、表示されない)不具合は、このアップデートが適用される前にはなかったが、まあ短時間でアップデートが頻繁に行われているため、原因がはっきりしないのである。今の段階でアップデートをしたいと思う人でも、出来ればもう少し安定性を見極めることをお薦めする。こんな記事を書く人は、そう多くはないだろうが、今の状況は素人のアップグレードには適さない。それは、当たり外れが大きすぎるからだ。
どうみても、Insider Previewの延長線上にある。

以下は調べがついた限りの問題点である。一部は、Windowsそのものではなく、ドライバの更新などによって解消されると思われるため、Windowsが悪いとは限らないが、流石に直前まで機能更新を行ったことで、Vistaほどではないが、そこそこの問題があると思われる。(特にメーカーアップデートは、ドライバの準備がかなり厳しい状況にある)


・ディスク内のデータコピーやアクセスが出来なくなる問題。アクセス権が得られない問題。
メッセージが出ることもあればでないこともあるので、注意して欲しい。正直、発生率は低いと思っていたので、書かなかった。この症状が出ると、ファイル操作でコピーなどの操作に失敗しましたというメッセージが出る場合と、全くメッセージもでずに処理が終わるパターン(動いた風に見えたり見えなかったり)が発生する。このパターンでは、イベントログにACLのエラーが残ることがある。


発生するのは、主にローカルアカウントをライブアカウントにアップグレード(変更)したときである。
もし、その作業をしてから発生しているなら、一番手っ取り早いのは、設定アプリからアカウントを開いて、ローカルアカウントでのサインインに切り替えるをクリックし、前のアカウントに戻せば治る可能性が高いだろう。そういう環境ではもう一つライブ用アカウントを作った方が良いだろう。
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もう一つは、NTFSのACL内にあるAdministrators権限にフルコントロールを与えることだ。管理者外のユーザーがアクセス出来ない場合は、Users権限に変更権限を追加する。これは、フォルダ単位※で行うのが望ましいが、アクセス権限を変更する作業故に、あまりお薦めはしない。

フォルダを右クリックして、プロパティから、セキュリティを開き、そこで権限を弄ることになる。特にマイドキュメント系のピクチャフォルダや動画のフォルダ、ドキュメントフォルダなどでこの症状が出やすい。他のフォルダでは起きない不思議な現象である。昔Windows2000では、よくこの手の事態があったので、解消は一瞬だったが、今思ってみると多くの人はぶつかると対処が難しい不具合である。

※ディスクやパーティション単位では絶対に行ってはいけない。システム領域の権限は通常は委譲されない仕組みになっているが、もし委譲するとOSが起動しなくなったり、ソフトウェアが正常に動かなくなることがある。必要なフォルダまたはファイルのみに適用して欲しい。


・スタートメニューのすべてのアプリなどスタートメニューのランチャーに登録したいアプリアイコンを右クリックして、「スタートメニューにピン止めする」と、暫くしないとスタートメニューに反映されない。反映された後に、この方法でスタートメニューにピン止めしたアプリは、「スタートメニューからピン止めを外す」がすぐに反映されないか、全く反映されないことがある。これは、地味に痛い機能だ。1007xごろからこのような仕様だが、いまだに続いているとは思わなかった。(IPではずっと古いバージョンをアップグレードしてきたので気が付かなかった)
対策は次のようになる。

→スタートメニューにピン止めの際には右クリックではなく、ドラッグアンドドロップを推奨する。
なお、知らずに試して変化ないのだけどという人は、コンピュータを再起動するか一度サインアウトしてもう一度、サインインしなおすと反映されていることがある。やはり、厄介な機能である。

・ついでにいえば上記のスタートメニューのランチャー登録はドラッグ登録した場合も、クリックして起動を試みても、暫くは機能しない症状も加えておく。画面上の反映と実際の反映に物理的時間差があるようだ。


・Catalyst Control Center(AMDグラフィックス製品のみ)に関して特に更新なども行われておらずプログラムがインストールされたわけでもないのに、設定の確認を促すサイドメッセージが数度表示されることがある。(原因不明)

・Firefoxの「ブックマーク・お気に入り」がIEやEdgeに取り込めなかった。(Chromeは可能なのでそれを経由すれば可能)

・Windows Media Centerは使えない。使っている人は少ないと思うが、使う環境の場合はアップグレードはまだ避けたほうがよい。もう一段の救済策があるかどうか見極めたほうが良いだろう。

・Windowsの評価ツール・フィードバックが邪魔(このOSを人に勧めるかなどが表示される)になることも→設定アプリ等から止めることもできます。

・以前書いたが複数の仮想デスクトップを起動しているときの設定が、セキュリティリスクになりそう。これは今はまだWindows10自体が新しいため安全だが、やはりデフォルトはすべてのウィンドウのアプリがタスクバーで確認できるようにしておいたほうが良いだろう。個人的にはWindowsのセキュリティに絶対の信頼はおいていない。そのため、セキュリティ重視なら使用中のデスクトップのみ設定は真っ先に変更したほうが良いと思っている。
(設定アプリで変更できる、以下URL確認)
http://powerpro.at.webry.info/201507/article_1.html#task

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・起動時にレジストリーエラーが表示される。「iolorgdf32 program not found」
これは、簡単な問題である。iolorgdf32が無くなっているのだ。たいていは64になっているはずなので、レジストリを直接操作して64に変更する。
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・ライブアカウントに切り替えた時の権限が継承されない。ライブアカウントに後から移行すると、ユーザーフォルダにライブアカウントの権限(メールアドレスの権限)がないため、メッセージが出る。これは、表示が出たフォルダに対して、フォルダの右クリックで、プロパティ→セキュリティにてユーザー権限を追加する。気が向いたら説明を書こうと思う。

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・Microsoft Edgeのフリーズもある。
イベントログ上は、
パッケージ Microsoft.MicrosoftEdge_20.10240.16384.0・・・・は、中断するのに時間がかかりすぎたため、停止されました。
プログラム MicrosoftEdgeCP.exe バージョン 11.0.10240.16384 は Windows との対話を停止し、終了しました。

というのが多い。ちなみに、この状態に入るとしばらくシステムが待機するようで、Edgeは起動できなくなる。数十秒から1分程度で起動できるようになる。
Firefox使いなので、メインはFirefoxだがとりあえずこの数日はEdgeもそこそこ使っているが、トップメニュー(スタートスクリーン/Edgeの検索画面)で止めておいても、ブラウザがだんまり(フリーズ)に入るのは、NT系のWindowsになってからは珍しい。Windowsそのものが止まるわけではないが、IEより安定性がまだ低い。


・クリーンインストール環境を除く、アップグレード前のWindows環境でMedia Centerを触ったことがある場合、タスクスケジューラーにMedia Centerタスク(Windows7/8.1 Media Center Pack)が存在し、実行される。(無害だがイベントログにエラーが出るので止めた方が良いかも・・・)

・キーボード入力時に1文字入力で2文字連続入力になる。例)Aと入力するとAAとなることがある。どういうタイミングかは不明だが、時々起きる。(アプリケーションを終了して起動すると改善する)

・イベントログに拡張可能カウンタのエラーが出る。

・Windows7時代に使われていた。OS機能のタスクスケジューラー設定が生きており、失敗がイベントログに大量に上がることがある。

・アクションセンターのメッセージが放置すると邪魔になるほど上がるアプリケーションがある。(設定アプリで停止可能)

・自動照度調整機能がオフでも、画面がちらつくことがある。

・ごく希にアプリケーションソフト画面を複数(5~6)開き、さらに追加のアプリケーションを起動すると、バックグラウンドの画面が黒く反転し、1~2分停止する(メモリの不足ではないが、その時の動きに似ている)。タスクマネージャーなどの動きも遅くなる。スクリーンショット(ハードコピー)も取れない。

・時々スタートメニューが表示されない。表示されるまでに数十秒から数分待たされる不具合。タスクバー上に登録したアプリケーションも起動しない。(Win+Xキー<スタートの右クリックメニュー>は機能する)→IP時代から認知されている不具合。解消されたとばかり思っていたが、解消されていない。(環境依存がある問題です)

→イベントログに、アプリ Microsoft.Windows.Cortana_cw5n1h2txyewy!CortanaUI のライセンス認証がエラーで失敗しました: システムに接続されたデバイスが機能していません。。詳しくは、Microsoft-Windows-TWinUI/Operational ログをご覧ください。といったメッセージが出ることが多い。これは、Windows10の英語版などに備わっているパーソナルアシスタント「コルタナ」がオンライン接続に失敗したり接続中に切断された場合に、表示されるメッセージである。何らかの理由で、サービスが開始されていないCortanaが勝手に動作してしまう不具合があるのかもしれない。

急ぎ回復するなら、ShellExperienceHost(Shell Infrastructure Host/sihost.exe)を強制終了すると治るだろう。
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また、日本の地域ではCortanaは動かないが動かすために、日本語版のWindows10の設定を英語に変更するのは避けた方が良い。ローカライズに差があるため、英語のCortanaが使いたい場合は、英語版を使うことをお奨めする。



・一部のドライバが正常に適用されない。再起動が繰り返される。(FastbootやSecure Bootが設定されている場合は、それらを停止すると治るかも・・・再起動時にキーボードのF8連打でセーフモード起動や通常起動で治ることも・・・)

・画面がブラックアウトする(WDDMドライバモデルの問題と思われるが、アップグレード前の環境依存によるものと思われる)

・インストールが実行中のまま数日待っても最終処理に移行しない。(ハードウェアトラブル、ファームウェアに問題がある恐れがあるので、メーカー保守を受けることをお薦めする)一部環境では、現用環境をリカバリ後、アップグレードで改善することがある。

・一部のアプリケーションが正常に起動しない。最新のバージョンが販売又は提供されている場合は、それを利用する。メンテナンスアプリケーションの場合で、シェルプログラムに影響を与えるものは、Windows10対応外だと動作しない場合が多いので、アンインストールすることをお薦めする。

・ストアアプリ(モダンアプリ、UWP)にて文字入力が出来ない→古いATOK、IME2013以前(IME2010及び2007、2003など)のIMEを使っている場合は、ストアアプリでは日本語入力が出来ないので、Windows10標準のIMEを使うこと。

・イベントログに、User Data Storage_Session1 サービスは予期せぬ原因により終了しました。(イベントID:7031)が表示される。これは、OneSyncSvc ホストの同期(OneSyncSvcサービス)のトラブルと思われる。これが停止するとネットワークホストとの同期がとれなくなることがある。One Driveの同期などに影響する恐れがあります。

・一部環境でsfc /scannow(システムファイルチェッカー)を実行すると、Windows10からWindows7や8.1に戻せなくなる場合がある。→過去にロールバックに失敗する不具合があったが、それに似た問題があるのだろう。

・起動直後にExplorerが停止し、無応答になることがある。

・ストアアプリが無応答になる。発生率高め、発生するとExplorer及び、スタートメニュー、タスクバーが停止したように見える。ストアアプリが無応答エラーで強制終了するまで1分程度待たされ、その間に実行したアクションは、終了後にまとめて行われる。

<モダンアプリ-Windows8.1のタイルアプリの不具合>

・アスファルト8(モダンアプリ/ゲーム)がフルスクリーンでダウンする現象。環境依存の可能性が高い。フルスクリーン以外での動作は良好であり、他のTP環境では動作するので、3D系はドライバの互換性が重要ということだろう。アップグレードユーザーでゲーマーの人は、たぶんわかっているだろうが、メーカー製PCを使っている場合は、リファレンスドライバを躊躇なく更新できるかどうかなども重要である。


8月9日時点では、障害はまだ一角と思われる。全体的に見るとこれに当たる確率は劇的に低い確率ではないが、メーカー保守対応環境でコンマ数パーセント以上、保守がなければ数パーセントといったところだろう。素人がこれに填まり、誤った情報に填まると、前の状態(前のWindows)も含めて復旧は困難になる。
深い障害に対して、対処を誤ると、完全にシステムの復旧に失敗するので気をつけて欲しい。過去のWindowsアップグレード(私の経験上は9x以降)でも言えるが、少なくとも数千分の1台~数万分の1台の確率で、回避不能な障害があると思われる。ロールバックが可能な環境であれば(前のシステムに戻せる情報なら)無理にWindows10を維持する対応策を取ることは推奨しない。世間では、その手段を書いている記事もあるが、イベント状況などを記載したものは少ないため、下手をするとロールバックも不能まで追い込まれる恐れがある。

30日だったか31日だったかのロールバックは、最大限利用し、前の状態に戻し再び状況を確認した上での更新を推奨する。

尚、ロールバック機能を過信せず重要なデータは必ずCD/DVD/BDなどの媒体、またはUSBメモリや外付けハードディスクにバックアップしてから、アップグレードを行ってください。

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