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zoom RSS Apple、MediaTekの5Gモデムチップを前倒し搭載?……そこよりも大事なこと。

<<   作成日時 : 2018/07/04 12:26   >>

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ITmediaの記事だが、本当に噂の元としてはかなり信憑性が低いので、実際にそうなるかは分からない。元々これの大元となる記事を捕捉してるいるのは、こちらの記事である。Home Pod向けのWi-Fiを受注したという記事で、ここからAppleにラブコールを送っているというもののようだ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/03/news109.html


ちなみに、この記事の内容に基づいて言えば、端的に言えばAppleは全面的にMediaTekがIP開発しているHelio M70(3GPP R15/MAX:5Gbps/推定製造ノードはTMSC:7nm-EUV、FinFET、LPE?)を採用するという話だ。
よく記事にしたなと思うのは、たった一つの理由からだ。これは、近年Appleが部品製造業者(カスタマー)に使う低価格交渉ではよくこの手の情報が漏れているからだ。

まあ、記事を書いた本人が、たまたまそういう情報を掴んだのか、それともAppleと繋がっている縁で、ちょっとした広告費用を得て書いたのかどちらかだろう。


<ただの営業テクニック>

QualcommのモデムチップもIntelへの全面変更が未だに終わっていない。ここから言えるのは、お値段や品質から考えて、ハードに合った物を模索した結果、2ベンダー以上を競わせていると見るのが妥当だ。

要は、Qualcommとの訴訟から、1社独占はダメだと悟ったのだろう。その結果、度々こういった話を出して、お前らじゃなくても、契約は出来ると見せ、模索しているということだ。まあ、日本のスマホ向け部品を作っている事業者の営業担当さんは、知っていることだろう。


<言い訳の利く5G>

まあ、もしこれでMediaTekがAppleのモデムに採用されれば、今後MediaTekのブランド力は大幅に上がるだろう。そのため、単価も上がる可能性が出てくる。そうなると、より低価格スマホ市場でHuawei(HiSilicon)などが伸びそうだ。トランプ政権は必死に、アメリカファーストの産業育成と保護を進めるが、大手はアジアの低価格と米国を競わせるというのが、何とも皮肉だが、ここでこの話が出るのは言い訳が十分に利くからだろう。

ここだからこそ交渉も、変更もし易いのだ。

Appleは4Gの途中でIntelに乗り換えることになったが、相互互換を維持するドライバの開発にはそれなりに苦労しているはずだ。何故苦労するのかというと、省電力モードの設定や仕組みがQualcommと全く同じとは行かないからだ。癖は必ずある訳で、それに合わせてドライバを作る必要がある。

OTAアップデートでそれぞれのハードに合わせてドライバーを最適化するのほど、コストが発生し面倒なことはない。
Appleはこれまでモデムについては不要だったのだから、尚更である。だからこそ、もう一度、天秤に掛けていると見るのが妥当だ。

5Gの切替タイミングでもう一度それをするのは理に適っているからだ。何故なら、5Gは消費電力が上がるかも知れない。機能も増えるのでそれで不具合が起きるかもしれない。そういうのは、ある程度消費者自身も織り込むからだ。そして、短期間に4Gを切り落とす理由も付く。

端的に言えば、4Gのサポート日数をこれまでより少し短くして、5Gのモデムにさっさと移らせるという戦略的な手法も可能だ。そうすると、QualcommとIntelのような差も出にくい。

だから、今2つを比べてIntelを続けるにしても、MediaTekにするにしても、両方を共存させるにしても、駆け引きが容易に出来る訳だ。まあ、その結果の恩恵が消費者に来ることも特にないだろう。むしろ、Intelのままの方が、消費者にはよいかも知れない。


<価格競争力をチップセットに広げるApple>

以前のAppleはディスプレイやメモリーチップなど汎用品で価格競争力を求めていた。一方で、CPUは自社ブランドに、GPUも自社にすることで、原価と性能比を見えなくする手法を行い、価格の維持に努めてきた。しかし、今削れる部分はもう少ない。

そう考えると、これまで弄って来なかった部分にメスを入れ続けるのは当然である。それが、Wi-Fiやモデムなのだ。GPUはあっけなく、自社化したが、流石にモデムは自社設計してもコストに見合わない。IPの大半はクアルコムや、インテル、Huawei、NTTなどが持っており、自社製品だけのために、そのライセンスを得るのは、割に合わないからだ。

そこで、クアルコムを見切り、インテルに移った訳だが、Intelはモバイル向けのラインを十分に持っていない上に、10nmが遅れており厳しいのかもしれない。そこで、もう一段検討しているように見せているところだろう。実際に、そこから移るには、Intelがそうであったように、2019年中に全てというのは困難だろう。Intelでさえも、想定より半年以上遅くなり、未だにAppleの全製品ではない。

それが示すのは、そういう交渉の雰囲気を当該メーカーに見せることにあると見るのが妥当だ。
別に消費者が一喜一憂する話ではないし、そもそも、決まった時に記事にすればよい。まあ、投資家ならこの情報は数日前(7月2日の深夜)にその話が出た段階で、知っておくべき事だろうが、Appleの利用者がという話ではない。

どちらかというと、大事なのはこれでももしMediaTekに変われば、米政権などから見るとあまりよい話ではないということと、MediaTekの低価格ブランドが少しお値段を上げてくる可能性があるということだ。Androidの低価格ブランドを探す人にとっては、この流れの結末は気になることだろう。


<消費者は5Gに対する興味が薄い>

4Gの時には、特に日本と米国で、4G化を喜ぶ人が多かった。これは、Xiとして展開したNTTドコモの4G LTEサービスが、当初定額サービスだったからである。しかし、データ定額が7GBに固定されたことで、ヘビーな利用者はモバイルプランを使わなくなり、Wi-Fi Spotを探すようになった。

通信費全般が値上がりした訳だ。これは、世界的に起きた現象である。そして、4Gが幾ら高速化しても、定額で通信できる容量が制限されていては、速度向上の価値がないことも、今や誰もが知っている。

そこに5Gが出ても喜ぶのは自動車事業を展開するベンダーなど、一部のコンテンツベンダーや技術ベンダーだけだろう。まあ、もし5Gにこぞって移行する人が出て、流行ることがあるとすれば、128Kbpsの通信制限を、5Mbps〜8Mbpsぐらいまで引き上げれば、変わるだろうが……一度、重量定額が始まるとこれは、戻らない。

果たして、この状況で5Gを急ぐかは分からない。5Gでなければ出来ないことがあるなら別だが、消費者が5Gだから買うとは思えないからだ。iPhoneは決して最先端を常に目指して成功した訳では無い。全体がそれになってから、変更するケースも多い。

そのため、これはビジネス上の交渉過程での話が、何故か漏れたというだけだろう。なるかもしれないし、ならないかもしれない。どっちしても、iPhoneを使う消費者にとってプラスもマイナスもないが、変わった場合の方が悪い意味で影響があるかもしれない。









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