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zoom RSS AQUOS R2は買いなのか?……堅実な進化。

<<   作成日時 : 2018/05/09 11:53   >>

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本当は、昨日アップするつもりだったが、今日になった。
表も作成中なのだが、間に合いそうにないので、文字列だけである。こうなるといつもそうだが、表が果たして公開されるのかは分からない。作り上げはするが、アップはしないものも多い。気が向いたら別記事になるかもしれないが、アップする。


現時点で分かっていることは、AQUOS RもそうだったがCPUクロックとGPUクロックは、少し抑えめに設定してあるという点だ。

Kryo 385 Gold 2.60GHz
Kryo 385 Silver 1.70GHz

というクロックは、Snapdragon 845のライトクロック版になる。GPUのクロックも少し(1割程度)低くなるはずだ。
ちなみに、Snapdragon 845の最大クロックは

Kryo 385 Gold 2.80GHz
Kryo 385 Silver 1.80GHz

である。
上記の割にディスプレイ解像度が高いので、最高性能は他の製品より少し劣る可能性もある。

まあ、発熱に合わせてクロックは動的にコントロールされるので、廃熱の良さをアピールするAQUOS Rが結果的に平均性能を他の製品より安定させるかもしれない。まあ、平均値と瞬発的なベンチマーク結果は異なる物だ。AQUOSが不利になり易いのは瞬発的な処理である。


<カメラセンサーのメーカーは……>

調査途中のデータだけで言えば、CMOSセンサーは大方SONY製のCMOS(Exmor RS)に、自社レンズ組み立てした製品だろう。SHARPも自社CMOSを持ってはいるが、一部商業用に製品を絞っており、完全自社設計のものは少ない。AQUOS Rもそうだったが、今回も(前回もたぶんそうだった)たぶんSONYセンサーを自社設計のレンズや制御機構と組み合わせたものだと思われる。

予想されるセンサーサイズは、メインカムの2つのセンサーのみしかまだ調べていないが、1/2.6(1μm)=スチル用、1/3.09(1μm)=ビデオ用と考えられる。元々、SHARPのカメラ機能は高感度時のノイズが少し多くなる傾向を持っていたが、その差が縮まらない理由の一つは、このセンサーの選択にもあるのだろう。他社は画素数を抑えて、ピッチを広げたセンサーを使い始めているが、SHARPは未だ画素が高い傾向があり、ピッチサイズは1.0であると考えられる。ちなみに、SONYは1.22と1.55である。サムスンは1.4と1.0である。


今回の製品は2カムになったが、AQUOS R2では他社の2カムセンサーと扱いが違うようだ。まあ、全くやっていないとは思えないが、合成手法のDual Pixel技術ではなく、スチル撮影と動画撮影をそれぞれ別のカメラで行う方式を使っている。
即ち、同時に動画と静止画を処理しているわけだ。

これを、画像処理プログラム(AIと称しているが端的に言えば画像処理パターン)に合わせて、最適化するようだ。
平たく言えば、フォーカスロックやホワイトバランスに応用する訳だ。これを使うことで、動き予測が確実に行えるようになり、C-AFの追従が良くなる。

動画用のレンズがF/2.4と少し被写界深度が深いのは、被写体の移動方向をスチル側で撮影している画像と常に照らして判断しているからだろう。

何が凄いのかというと、これはレーザーセンサーやRGBC-IRをカメラセンサーに置き換えただけなのだが、これまでは点測量や限られた光波長だけで測定していた部分を、カラー映像で行うことで高精度化出来るということを意味する。ただ、これまでやらなかったのは映像をリアルタイムに解析するには相当なプロセッサ性能が消費されていたからである。プロセッサ性能が上がり、バッテリ負担が減ったことでこういう作業がリアルタイムに出来るようになったことを示している。

これは純粋に、被写体ブレなどを減らす効果と、カラーバランスをより好ましく再現する効果をもたらすだろう。


<筐体は僅かに大きくなったが、Galaxy S9+より小さい>

R2筐体は、156×74×9で181gとなった。
Rの筐体は153×74×8.7で169gだったので170gを突破し、180gへと一気に成長した。ただ、galaxy S9+よりはまだ軽く小さい。

画面サイズが5.3インチ→6インチ相当(アスペクト比が変更されたのでインチ数が上がった)になった割に、大型化していないのはよい点なのか、どうなのか?良く分からないが、最近のトレンドが画面の狭額縁を追求することなので、トレンドを踏襲していると言える。

SONYにXperia XZ2 Premium比べて画面サイズ(5.8インチ/16:9/4K UHD)がでかい扱いなのに小さくなるのは19:9という縦に長い画面だからである。スペック表を作るのに苦労する。こういうアスペクト比の違いなどによる差別化が行われる理由は、パッとカタログに載せるときの数字インパクトを追求するのがやりやすいからでもあるが、良いのか悪いのか……判断は難しい。

何せ、アプリケーションによっては、引き伸ばし処理が掛かり映像や画像がテレビなどで見た時と、スマホのディスプレイで見るときで変わる可能性があるからだ。まあ、16:9→19:9だとスマホの画面の方が横に広がって見えるはずで、出力するとスリムに見えるだけだ。

まあ、太って見えるということはないだろうけど、雰囲気としてはこれ以上やり過ぎないようにはして欲しい。


<オーディオ機能はDolby Atmos、ディスプレイはDolby Vision対応>

オーディオ機能の売りはDolby Atmos(Headphone)に対応したことだろう。( )の部分が重要で、内蔵のスピーカーは今回もモノラルでありステレオではない。だから、ヘッドホンのみで利用できる。対応したアプリ(ゲーム)や動画などでは普通のヘッドホンでもサラウンドを楽しめるだろう。
非対応のものでも、これをオンに設定していると、オーディオなどでAtmosベースのHRTFが有効になる。こういう仮想サラウンドが好きな人には良いものだ。

尚、LDACに対応しているかは今の所分からないが、aptX HDには対応している。

Dolby Visionは過去の記事を読めば分かる。いわゆるDisplay HDR技術のドルビーラボ版である。現時点でこれ以上に高度なHDR技術はないが、果たしてこの小さな画面でそんなに大きな差を実感でき……うわっ、だれだ……ぎゃー。
Dolby Visionはマルチレイヤーにも対応しているぐらいだ。きっとその恩恵を十分に発揮するだろう。他のHDRと差が無いと思うなら、きっとコンテンツが悪いのだ。
http://powerpro.at.webry.info/201803/article_4.html

ディスプレイの違いとして見ると、RでサポートしていたハイスピードIGZOの120Hz(120fps描画)は100Hz(100fps)に下がったようだ。まあ、ディスプレイの解像度が上がっており、消費電力との兼ね合いもあったのだろう。この20Hzの差は馬鹿にならないはずだ。


<ロボクルとエモパー>

SHARPの将来にとって大事な機能は、このロボクルとエモパーかもしれない。AIスピーカーとか、スマートスピーカーと言われる製品が売れはじめていることになっている市場において、SHARPのこれらの技術は、日本語圏であれば、最も先端を行っている技術の一つである。

今回のモデルでもこれらをサポートし、ロボクルのスタンドはRと同じものが使えるようだ。この細かな配慮が、結構嬉しいところだろう。一家全員でRやR2を揃えて、1台だけスタンドをロボクルにしてなんていう使い方も出来るかも知れない。


<結局買いなのか?>

というと、どうなんだろうか?
Rに比べて大きく変化しているのは、カメラ機能である。2カムになったメインカムはたぶん1カムの頃に比べると新しい使い方が出来るだろう。だから、メリットは多い。

ただ、ここは敢えて言うが、一つ気になるのが動画専用と言っているカメラの画角である。
確かにより広い範囲を映像内に入れることが出来るのはメリットでもあるが、収差補正をかなり無理に掛けているはずで、そこが気になる点だ。動画専用のセンサーでしか動画を撮影できないなら、場合によっては元々Rの画角になるように撮影しようと頑張ると、陣笠収差の補正による不自然なノイズやボケが発生する恐れがある。

この辺りをどのように処理しているのかが分かってくるまでは、買いかどうかの判断は難しくなりそうだ。


後は、Xperia XZ2のように何かを廃止したわけではない。そのため、Rに興味を引かれていた人や、SHARP製品に興味がある人から見れば、評価は自ずと高くなると思われる。

一方で、大きな変化、他社より抜きんでたような新しいコンセプトなどを求める人からすれば、少しインパクトは弱いだろう。結局変化はカメラとか、画面解像度とか、その程度なのかと言われると、その程度だからだ。まあ、それはSHARPに限ったことでは無いことであるため、私個人の印象で言えば、AQUOS R2はRよりも純粋に買いだろうなと思う。

毎年、発熱の抑制などに力を注いでいる辺りもSHARPらしさをしっかり示しているし、ロボクルやエモパーをしっかりレベルアップさせようとしている辺りも、良い。一歩一歩着実な動きが、日本のスマホ市場でNo2(Androidでは国内No1)という実績に繋がるのだろう。


−これからへの期待−

まあ、ハイエンドとして考えた時に問題はないのかというとあるにはある。まず、スピーカーはそろそろステレオ化を考えた方がよいだろう。
また、他のメーカーにも言えるが、本当に今の数値上のディスプレイ大型化をアスペクト比を縦長(横長)にして、示す方法が良いのかも考え物である。重量が徐々に重くなっている点も気になるところだ。

後は、PMA/Qiといったワイヤレス充電を搭載するかどうか?または、交換できるバッテリへの挑戦が出来るなら、考えて欲しいところだ。

そして、何より言えるのは、そろそろメモリー6GBモデルも欲しいという点だろう。ヘッドホンなどを捨ててまで、やって欲しくはないが、そういう課題はある。

そもそも全部を一気に行う必要は無いし、これまで通り一つ一つ着実に積み上げていけば良いことだが、R、R2と順当に堅実な進化をしていると、R3にもそういう堅実でも確かな進化を求めてしまう。

問題は、堅実な進化でそこそこ良い評価を得ると、必ずドカンと一発大きな変化をすべきという開発者やユーザーが出てくることだろう。あれに、惑わされると当たれば確かに大きいが、外れたときにもう一つのS社のようになるかもしれない。



SHARPは、鴻海グループに入ってから、ブランドの統一とSIMフリーモデルの投入などを行い急速に評価を上げている。未だにドコモだけ、一部ブランドは海外だけ、さらに北米モデルは指紋リーダーがないとか……で最大限消費者に売れるものを頑張って出さずしてスマホは厳しいと豪語するもう一つのS社とは違う。

まあ、もう一つのS社みたいになることは無いと思うが、そうならないように頑張って欲しいものだ。まあ、大口の株主が、理解しているのかどうかもあるのだろうが……。IRだけで出資者が見ていると、徐々に沈んでいくのだろう。SHARPを見ていればそれが良く分かる。







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