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zoom RSS 石川テレビとMRO放送中断、復旧めどたたず……最近では珍しい。

<<   作成日時 : 2018/01/11 06:36   >>

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最近になって考えると確かに珍しい事件だとおもって、読売のこの記事をピックアップした。

以前、私の住む地域でもテレビ朝日系が電波送出所の破損(落雷)で数時間〜停止したことがあった。機材トラブルでの停止も何度かあったが、最近は停電していても、放送は続くようになり、そういう問題はなくなった。バックアップ電源や避雷針の充実、さらには予備アンテナなどが充実し、エリアによっては主幹施設(親送出所)からの電波さえ生きていれば、電波法の範囲内で送出先のエリアをわずかに広げることはできる。

だから、最近は滅多に起きないが、起きると十分なネタになる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180110-OYT1T50150.html?from=ytop_top



<バックアップがあっても・・・・・・>

そもそも、電波塔に落雷サージ処理や避雷針、さらにはバックアップ機材による破損回避がされていないケースは今の日本ではほぼない。雷は電気を伝導しやすい場所を通るため、背の高い鉄塔は落ちやすい。そのため、落ちることが前提で設計されているからだ。

しかし、どんなに対策をしても、運悪くアンテナ本体に直撃雷が落ちれば、瞬時にギガボルト級以上の電圧がかかる訳で、落雷サージやヒューズは吹っ飛び発火する。すなわち、如何にアンテナ本体に落下しないようにするかが、重要になる。まあ、たいていはアンテナの周辺やそれより高い場所に避雷針があり、先にそこに落ちて、地中に逃がすのが一般的だ。だから、今ではほとんど雷で送出所が止まることなどない。

また、もし落ちたとしても、手動で切り替えられるバックアップ機材がストックされている設備も多い。(自動切り替えは、電動機を使うため、雷の被害には向かない。下手をすれば切り替え機を通じて、予備機も止まる。)だから、結構回復は早い。

まあ、絶対ではない。今回の場合、アンテナのどこから出火したのかにもよるが、雷注意報などが出ている中で、上から出火したなら、夜間に保守員が確認しに行くと危険なケースもある。たぶん、だから全面復旧は翌朝以降になるだろう。ケーブルや共通配電設備に破損があったなら、時間は少し長くかかるかもしれない。まあ、すでに一部では回復している場所もあるようだが・・・・・・これは、近隣の送出局の出力をぎりぎり(法制上の最高)までアップさせて対応させているのかもしれない。


<予備施設はないのか?>

こういうことが起きると、人によっては変わりとなる送出所を別途用意できないのかという話をするケースが出てくるが、実は電波という特性上、そうホイホイと施設を建設することはできない。また、コスト負担もあるため使わない電波塔を民間のテレビ局が用意することも基本的にはない。むしろ近年は簡易局を減らしてきた。

なぜなのか?

それはとても単純だ。携帯電話や無線LAN(Wi-Fi)でもお隣さんがWi-Fiを追加すれば、輻輳(ふくそう)で我が家の電波が以前より届かないなんて経験をする人もいるかもしれない。Wi-Fiの場合はあいているチャンネルがある場合は、それにチャンネルを切り替えれば直る場合もあるが、テレビの場合はエリアごとに周波数が決まっており、すでに電波が重複している場所で、同じ電波を出してしまうと互いが電波を打ち消し合ってしまったり、電波がずれて重なり合い、安定しなくなることがある。(デジタルでは信号に同期波を含んでいるため、この問題は発生しにくい。アナログではゴーストやちらつきが発生する。)

そのため、同じ信号を発する電波塔はテレビの場合、電波塔の送出範囲内に1つとなる。また、隣接する地域の周波数はチャンネル番号が一緒でも、周波数はわずかにずらして送出されているケースも多い。ラジオなどではよく見られるやり方だが、テレビでもワンセグにおいて、周波数の中心スロットがエリアごとにずれるため、自動バンド補正を持たないチューナーでは、隣町にいくだけでチャンネルの再スキャンが必要になることがある。

すなわち、主幹となる線と、予備施設を常に常用することはできない。それができないと言うことは、主幹が壊れない限り、予備施設を電波送出局として認可を取得してまで、持っておくのはただ設備維持費が無駄に2倍かかるだけになりお荷物である。

テレビ局の経営は地方だとけっして安泰ではない。スポンサー収入も限られるからだ。
そういう理由から、主幹が停止しないこと、停止しても比較的回復が早くなる対策を講じることの方が、経済性と信頼性のバランスを考えるとベストだ。そういう方向に力を注いでいるのが近年の電波塔事情だろう。


今回の事故で、テレビ局側も追加の対策を講じることになるだろう。如何に天災で回避策が限定的でも、何もしなければ同じ事態が起きる可能性がある以上、対策をとらないと、さすがに視聴率に影響するからだ。
一番手っ取り早いのは、他局のアンテナにも簡易送出局を設置させてもらい、相手側も自分たちの設備に簡易局を置けるように配慮するケース。
今回雷が落ちた機材の周辺に落雷対策を追加するぐらいだろう。




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