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zoom RSS 日産の新EVリーフ、航続距離400キロ……デザインは良いかな。買わないけど。

<<   作成日時 : 2017/09/06 12:43   >>

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新型リーフが発表された。走行距離が最初の世代(2008年テスト開始、2010年量産の初期モデル、JC08換算、200km)から倍(400Km)になったようだ。間にマイナーなモデル派生などもあったので、これまでに出荷されたリーフシリーズ全てに対して、航続距離が倍になるわけではないが、かなり伸びたといえる。
http://jp.reuters.com/article/nissan-new-leaf-idJPKCN1BH04X
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1078787.html

これによって、購買層はカジュアルな近場運転をする利用者を中心にかなり増えそうだが、それでもガソリン車を一気に置き換えるほど爆発的に売れるかというと難しいだろう。デザインは好きだが……。


<充電に時間が掛かる>

そもそも、電気自動車の最大の欠点は充電時間がガソリン車とは、比べものにならないほど掛かることにある。ガソリン車なら、待たなければ5分も掛からず満タン給油だが、電気自動車は最大で10倍程度掛けて、8割充電である。
100%となると、多くの時間が掛かる。

これで、電気自動車が普及した暁には、充電スタンドで充電器待が多発しそうだ。駐車上全てに充電器を置かないと、1つの充電器で、3台も前に待っていたら、1時間半とか2時間とか待たなければならない。


<冬場の運用性が低い>

もう一つは、この手の車両は、夏場は、ヒートポンプの強みが生かされ、下手をすればガソリン車より、電費(燃費)効率が上がるが、冬場のエアコン使用では、逆に大きく下がるという欠点があることだろう。
特に、厳冬期に零下10度以下になる場所では、かなり走行距離が下がる上に、適温になるまでに時間が掛かったり、そもそも外気温によってはエアコンはあまり機能しないケースもある。
だから、ヒートシーターなどが搭載される。これのために燃費は10%〜最大で25%程度下がる。さらに、低温下ではバッテリの反応出力そのものが低下することもあるので、もう少し落ちるケースもある。

ちなみに、夏は数パーセントから1割ほどとされる。

理由は、電動オートエアコンのヒートポンプシステムは、熱が少ない低温下では、熱交換出来ないからだ。沢山熱がある夏場に、熱を外に捨てるのは、容易だが、そもそも車内にも車外にも熱が少ないのに、外から熱を集めて、車内に入れることなど簡単にはできない。

実はこれガソリン車だと、正反対で冬場の燃料消費は殆ど無くなる。暖かくなるのも比較的速く、エンジンが暖まるまでの辛抱だ。何故なら、エンジンの熱をラジエーターや、エンジンの熱排気システムから交換することで、暖房を行えるからだ。そのため、ガソリン車はエアコンオフでも、暖房だけなら、行えるという特徴がある。

その一方で、冷房になるとエアコンをオンにしないと冷えない上に、ハイブリッドカーでなければエンジン周りの熱が廃熱に若干の影響を与える。完全なガソリン車の場合は、バッテリからの供給では電力が足りないため、余剰電力をエンジンから得る必要がある。その分エンジンの回転数も上がる。

だから、燃費が1割から最大3割ほど下がる車種が多い。


<家庭で頻繁に使うなら急速充電スタンドが必要>

自宅で毎日乗り回すような通勤車にするなら、急速充電スタンドがあった方がよい。
この工事が出来るような駐車上なら良いが、出来ないような場所だと、購入は難しい。

他に、バッテリの交換寿命とコストがどの程度掛かるかが気になるところだ。

−おすすめの購買層−

この辺りの問題が微微たるものという人には、おすすめできる程度に、熟れた車種に成長したのが、今回のリーフだろう。特にトルクの問題はないくハイブリッドのようにエンジンもないから、静かに走り、加速も良い。そういうのを望む人には最適だ。


−実用性で考えるならあと400km欲しい−

次の7年ほどで、どこまでバッテリは進化するのか?それが電気自動車の未来を決める可能性は高い。

たぶん30分や1時間の急速充電で8割という前提だと、本格的に人々が買うには満充電で、800km前後いけるぐらいのバッテリが必要だろう。このぐらいいけば、だいたい一回の長距離走行でも休憩のタイミングと、充電のタイミングが400km〜600kmで1度はあり、実用性が劇的に上がるのだ。しかし、最大400km(エアコンオン時最大)走行のバッテリ、で8割充電に40分かかる場合、8割で走れるのは最大320km(エアコンなどを計算した実質では220〜288km)になる。

これは、一歩心許ない。800kmなら8割充電で640km(実質448km〜576km)になるわけで、まあそれなりに遠出しても困ることは無くなるだろう。ここまで行ったときにきっと爆発的に売れるだろう。


しかし、これは燃料電池車が低価格化する前に達成する必要がある。もし、燃料電池が先に普及し始めれば、間違いなく燃料電池(水素)を使う車の方が、売れるからだ。果たして、それまでにリーフが、それなりのバッテリ完成度を達成できるかどうかが、鍵になりそうだ。



まあ、リーフは今回のモデルチェンジで今までと比べると遙かに、魅力的で売れる製品になったのは間違いない。
欧州など、電気自動車を優遇したい国では、たぶん結構売れるだろう。また、既にリーフを持っている人の買替えも進むかもしれない。




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