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zoom RSS Kirin 970は最強じゃないからね。Snapdragon 8xxの方が凄いんだからね!スペック表

<<   作成日時 : 2017/09/04 12:18   >>

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日本には、ツンデレという言葉がある。だからたまには趣向を変えてタイトルをそれっぽくしてみようと思った。
PC Watchの記事が興奮気味だったので、ビッグな製品でも出たのかと調べて見たのだが、価格が今までのKirinと同等なら凄いコスト競争力のある製品になるだろうが、性能そのものが凄いのかというとまだもう一歩だと思われる。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1078883.html

スペック表も含めて、その辺りを書いていく。
まずは、スペック表だが、世界でも最速クラスのスペック表だと思うが、一部は過去の情報をベースを元に補完データで補っているため、今後変わるかもしれないことに注意して欲しい。いつもの通りである。しかも、変更する際には別の記事で立てる場合もある。

では、実際のスペック表である。今回は970、960とHiSiliconブランドを、後はMediaTekブランドのX30を、さらにSnapdragon 835と84x世代(SD840/845)の分かる範囲のデータを載せている。


画像


全体として見れば、Kirin 970の性能は世界最強というほどでもない。ただ、製造単価で考えた場合、HiSiliconの最上位は、QualcommのSnapdragon 835よりかなり安い単価で製造するはずで、純粋にライバルとなるのは、Snapdragon 660と考えられる。そういう見方で考えると、話は変わる。


<Snapdragon 660との勝負なら同等以上の性能>


今回660はスペックを載せなかったが、それだけ、835に近づいているからである。ハッキリ言って660と比較するとGPUはKirinが勝利する。電力パフォーマンスで見ると、14nmLPPのSnapdragon 660が10nmの970に勝利するのは不可能だろう。後は、HexagonのHVXと、HiSiliconのNPU+Image DSPとの勝負で、どちらがアプリ対応が進むかの差、CPUは純粋に660の方が強いこと。日本だけで見れば、Qualcomm LocationがQZSS(みちびき)に対応しているため、KirinがQZSSをサポートしていなければ、地図の位置情報表示において、Qualcommの方が正確になる可能性があるぐらいだ。

尚、NPUの性能は、1.92TFLOPSだがFP16(16bit floating Point/半精度)換算となっている。FP32(32bit floating Point/単精度)ではないため、半精度(FP32)になると凡そ半分ほどになり、倍精度(FP64)だと純粋換算だと1/4になると思われる。倍精度を使うことは少ないと思うが……。単精度までは使うはずだ。


<ドラゴン(金魚草)を射程に捕らえた麒麟(きりん)>

尚、性能面での最強はSnapdragon 835のままである。
これは、Adreno 540のパフォーマンスとCPUクラスタの強みがある。また、PC WatchではNPUを評価しているが、先にVR/AR/NPを提唱したのは、835のNPE SDKである。ただ、もう目と鼻の先まで、Kirinは迫ってきている訳だ。

ちなみに、セルラーモデムの1174Mbps対応は確かに凄いが、そもそもこの速度を達成するには、基地局がそれに対応する必要があり、しかもデータ通信規制がある今のLTEでは、高速回線を喜ぶ人は殆どいない。これは、キャリアの輻輳対策という意味で恩恵があるだけであって、ユーザーのためかというと、そういう訳では無いからだ。

DSDVは、素晴らしいが世界発ではない。これを最初にSoCレベルでサポートしたのは、Helio X30である。X20 LTEクラスの高速セルラーモデムで、内蔵のSoCで対応したのが世界発となるということだ。それでも、世界発には変わりない。

だから、インパクトはある。モデムなど一部で最強を取ったのだから。まあ、他は最強ではないが、最強を射程に捕らえつつある。これは、SoCに統合される機能が、Snapdragonの売りを尽く踏襲しようとしている辺りを見れば分かる。Snapdragon 835が昨年打ち立てたものを、今年Kirinが組み込んだのだから。
Snapdragonが金魚草から進化した覇者(ドラゴン)であると例えると、これまでのキリンは動物のキリンレベルだった。しかし、ドラゴン以上に速いペースでレベルアップを重ねて、中国の伝承にある麒麟というになりつつある。この勝負はたぶん次のSnapdragon 845とKirin 980辺りで、Qualcommの開発力が試されることになるだろう。

まあ、どちらにしてもGPUとCPUはSnapdragonがリードしそうだが、他の部分ではQualcommのリードがさらに難しくなるかもしれない。そういう意味では、タイトルのようにSnapdragon(Qualcomm)も自分の方が強いんだと主張しないと、王座が変わるかもしれないという恐怖を抱き始めているだろう。


まあ、大半の人はKirin 960で十分と言えば十分なのだが……。









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<名無しさん>

コメントありがとうございます。
>今回のKirin970はAIプロセッサ化の実験台が主眼で、性能追求は一旦保留のように見えますね。

確かにそうなんでしょうね。ただ、スペック厨の私的には、AIプロセッサ化などと言われると、ターミネーターじゃないんだからと言いたくなってしまう程度にやさぐれてしまいます(笑)。ただのASIC……とは言ってはいけない雰囲気なのが、近年のAIブームを象徴しているのかな?
AIという言葉を使われると、詳しい演算器のスペックが隠蔽されやすくなるので、AI向けのアクセラレータ(加速器)やASIC(特定用途向け集積回路)と言ってもっと詳しく発表して欲しいな。そうしないと、性能は測れませんから。



>GPU強化はある意味ベンチマーク対策の意味合いが強いような気もします。

私の見解では、考えられる要素が3つあります。一番大きな理由は、NPUと連携する設計を持たせているのではないかと私は見ています。最終的には、NPUを小規模化し追加命令をImage DSPの一部に統合し、大半の処理をGPUに任せた方がコストは下がりますから、G72はAI処理も想定してSDK環境を提供しているという点もあり、それで足りない要素を、NPUに加えたと見れば、もっと意味合いが強くなり面白くなります。

2つ目は、SoC製品でG72搭載を大々的に発表したのは、Kirin970が初めてですから、そういうマーケット的な意味もあるのではないかと思われます。
そして、ベンチマークです。特に、文中でも書いているようにSnapdragon 660に対するアドバンテージは大きくなりますから。この3点が合わさっているのだと思います。

最近の中華系企業は、結構後々のアプリケーション開発の汎用性も考えていますから、一頃の日本みたいに専用チップ搭載で、他社より一時的に凄い……1年、2年後に開発サポート打ち切りみたいな真似は極力しないために、ASICを上手に使うことが多いのです。そういう目的がG72に与えられ、最悪専用ASIC保守が消えてもG72が肩代わりするようにすれば、互換性を維持できると見ているとしたらこの設計投資はベンチマーク以上に計画的であり、大きいのです。

結局専用チップが評価されるのは、実は売り文句にする最初だけなんですよ。その時は、鳴り物入りでそういうチップがあると凄そうに見えますから、でも最終的に、全ての製品に同等の機能が付くなら、実は専用チップを搭載し続けるとコスト競争力を失うのです。だから、プログラマブルな部分で汎用化の布石も持たせておくのが今のトレンドです。そういう強かな目的がHiSiliconにあってもおかしくないと私は思っています。これだけ、成長した企業ですから。
まあ、そんなものは全くないかもしれませんけど。


>おそらくKirin980世代でCortexA55+A75を使ってくるでしょうから、そこが本当の意味で世代更新のタイミングなんでしょうね。

確かに、Kirin 980の出来はSnapdragon800世代の立場を苦しくするかどうかのターニングポイントになると思われます。まあ、世代が変わってKirinが強くなるかは、結局QualcommがKyro 380(第3世代のKryo)を投入するか、それともクロックアップに留めて、281や282になるかにもよりそうですけど。CPUとして変わるのは間違いなく次でしょう。



しかし、名無しさんのAIに力点を置いているからというのは、なるほどと思いました。
GPU辺りの意味は、このコメントをパッと見て見当したものですから。私が予想した以上にAIが継続的な売りとして開発されているとしたらG72を選ぶ理由にもなり、そしてそれだけのプレゼンをする理由にもなります。CPUよりもGPUを優先する理由にも合点がいきました。QualcommとCPUで競えるほどの性能が、A75やA55にはきっとない※でしょうから、先にここに力を入れたのかもしれません。
名無しさんコメントありがとうございました。

※元々、ARMのプロセッサアーキテクチャの多くは、カスタマイズメーカーが共通に使っているセットを取り込む形で無理のない最適化をはかることが多いため、Cortex系で一世代前のAc系のばりばりカスタマイズした製品を圧倒的に追い抜くのは難しい。


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内 容 ニックネーム/日時
今回のKirin970はAIプロセッサ化の実験台が主眼で、性能追求は一旦保留のように見えますね。
GPU強化はある意味ベンチマーク対策の意味合いが強いような気もします。
おそらくKirin980世代でCortexA55+A75を使ってくるでしょうから、そこが本当の意味で世代更新のタイミングなんでしょうね。
名無し
2017/09/04 18:14

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