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zoom RSS 米アップル新製品に厳しいレビュー相次ぐ……日本は広告的……

<<   作成日時 : 2017/09/25 09:52   >>

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AppleのiPhone8と8 PlusのWatch3の評価がかつてないほどに悪いという、ブルームバーグの記事である。最初にこの手の記事が出たのは、米国紙だった気がする。Galaxyシリーズのパクリと言われ、iPhone Xや8、8 Plusを酷評した記事がこれまでのApple製品で始めて出てきた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-22/OWNJDR6JIJUQ01

しかし、そんな中で日本メディアで、それを最初に報道したのは、日経ニュースぐらいで、他のメディアは依然として高評価をしているという情けない流れだったのは、それだけAppleが広告料をメディアインセンティブに回しているからかもしれない。正直日本市場は、ものを見る目が年々低下しているような気もする。

商品は手放しに良い評価をすれば良いわけではない。欧米とは違う評価も必要だろうが、もう少し良い面と悪い面を考えること。広告のための記事にはしないことも重要だろう。広告になれば確かに、大ヒットしている間は評価されるが、そのうち評価は正反対になるだろう。メディアは迎合的という評価をしたり、大企業の見方と思われるかもしれない。日本では、諸外国に比べても急速にメディア不信が広がっている。

そういう流れを生んでいるのが、こういうトレンドニュースにもあるのだ。


<昨年はカメラとFeliCaだったが今年は何もないApple>

Watch3はセルラー回線付きだが、回線接続中のバッテリーの持続時間が短いことが既に解っている。
その上、不具合が発覚したことで、それらが修正されるまで、暫くは低調に推移する可能性がある。ただ、全く売れないという流れにはならないだろう。Apple好きは本当に熱狂的だからだ。

一方で、iPhone XはiPhoneだけ(または待望)の機能というものがない。評価されるのは新型のGPUとCPUが圧倒的であるという売り文句だが、これはiOSの完成度の高さが支えている部分も大きい。今後は、ハードウェアの機能性より、iOSが最大にして最後の売りになっていくのかもしれない。

まあ、スレートベースの携帯電話で、ハードの新しさを競うというのは困難だ。ここまでAppleはプレゼンでよく新しさを見せてきたなと感心する。しかし、既に新しいものが見せられていないことを、報道側がきっちり説明する必要もある。

これは、Appleが決して悪いという話ではないが、既にiPhoneだから凄いという時代は終わっているが、投資する側やアナリストはそれをなかなか認めない中で、欧米では今回、昨年よりさらに厳しい評価が増えた。日本は昨年、FeliCa対応があり、評価したところも多かったが、記事が少し減っただけで、今年も殆ど変わらないのが気持ち悪い……


<これからAppleを選ぶ理由は消極的になる>

市場でずっとリーダーを維持することは出来ない。Appleが市場のリーダーである時間も、Amazonが市場でリーダーを維持できる時間も、もうあまり長くはないだろう。しかし、だからといって企業としての価値が完全に損なわれるわけでは無い。

少なくとも、次に新しい潮流を巻き起こすリーダーが出るまでは、惰性でも、買替え需要でも彼等がリーダーを維持していく。これまでと一つだけ違うのは、毎年積極的にお金を出して、それらの商品を買おうとは思わなくなるということだ。

「壊れるまで同じ製品を使おう。」

そういう発想になり、AmazonのPrime Dayで爆買いから、欲しいものだけを買うスタイルに変わる訳だ。

そこに売上げが激増する路線はない。次の潮流をこれらの会社が作り上げない限りは、徐々に停滞し、衰退に向かう。それは、かつてのソニーや、昨今のマイクロソフト、IBMやNECなどもそうだ。

Appleが栄華を極めたのは、2度目である。最初は、パーソナルコンピューター黎明期(れいめいき)の数年間だった。しかし、90年台に入りWindowsとIBM PC/AT互換機が浸食したことで、身売りの危機にまで陥った。次は、スティーブ・ジョブズが復活してからのMacOS X、iMac、iPod、iPhoneと続いた15年間(現在も更新中)である。

この間に、コンピュータ市場はハードウェア技術の進化もあって、急成長を続けたが、これからはそうもいかない。
ハードの進歩は、既存シリコン半導体技術の限界を2.5〜3世代ほど残す領域……限界域に近づいており、使う側も既に特別な用途を除いて性能や機能を求めていない。ソフトウェアに求めるものも、多様化しており、必要だと思うものを、選んで入れる時代に入っている。

そう考えれば、Appleに限ったことでは無いが、どのハードも選ぶ理由は減っていく。

−Appleの懸念−

まあ、それでもAppleにはこれからも成長し続けるであろう強みが残っている。それは、OSとクラウドというソフトウェア資産である。これは、これからもAppleを支え続けるはずであり、今のApple製品がAndroidより凄いベンチマーク結果を残す理由も、このOSにあるのは間違いない。(でなければ、例え解像度が違ったとしても、過去のPowerVRでSnapdragon 82x/835を大きく引き離すベンチ結果を出す理由は説明できない。これは大方、iOSのソフトウェアがネイティブコードベースで動くという強みを持っているからだろう。)

問題は、iOSのスケジュールが決して最適なタイミングにないことだ。32bitコードの終了をもう一年早めていれば、64bit対応のアプリケーション開発はもう少し多くなった可能性もある。iPhone8はともかく、今回、iPhoneXの評価次第では、世界市場でiOSから離れるアプリが出てくるかもしれない。評価が少し低くなっているため厳しくなっている訳だ。ハードの成長とソフトウェアの世代交代(レガシーコードの排除)がある程度高くなければ、予定は狂うものだ。

iPhone Xと8如何によっては、低価格なiPhone8Cや小型版のiPhoneSE2を出してラインナップを直ちに補強するという手段が必要になるかもしれない。たぶん、売れなければiPhone8C(iPhone7ベースの低価格版)が必ず必要になると思われる。そうなるかならないかが、この8やXが占うと思えば結構大事な製品になるが、海外の評価は今のところ決して良くない訳だ。


<日本のメディアには今年もガッカリ>

これで、Appleが終わることはないし、これまでのブランドイメージが突然失墜することはないだろう。期待外れだったとしても、それはアナリストの期待が単に高すぎただけの話だし、Apple好きの人が、それでも十分だと思っても、AndroidでもiOSでもどちらでも使いこなす人が、もうダメだと思うようなら、徐々にiOS向けに提供されるコンテンツは減っていく可能性がある。

その時に、きっとApple好きなカジュアルユーザーも、逃げ始める。それが嫌なら、悪い所にも市場は目を向けるべきであるし、その会社の強みを生かすような提案はすべきだろう。幸いAppleは日本企業とは違ってプレゼン能力が極めて高い。Samsungもプレゼン能力とブランドの底上げ能力が高いが、ソニーなんかもっと見習って欲しいと思うほど、悔しくもある。

それを上手に生かせば、他社と似たようなAIが何たらとは違い、もっと人々が目を見張る商品を出せるかもしれない。個人的には、スティーブ・ジョブズなら決してやらないが、ポートをLightningではなく、USB Type-Cに変更して、もう少し自社外の周辺環境をオープンにすればiPhoneは成長するような気もする。
ただ、ジョブズのようなアイデアがないなら、周辺で魅力的な展開を出来る機器メーカーを取り込んだ方が、他社をぶっちぎれるチャンスになるかもしれない。

というのが、日本でも書くべき記事の限界だと私は思っている。こう書けば、Androidのユーザーも決して悪くは思わないだろうし、Apple製品を好む人も、もっと良い物になるならと思うだろう。日本の記事は、本当に細々と、良いところだけを探して書いており気持ち悪い。


今年も日本メディアにはガッカリさせられている。理由は本当に単純だ。iPhoneネタを点で捉えすぎているからだ。ただ、これまでと違うのは、iPhone8発売日の記事を載せても、あまり芳しい(劇的なページビューを採れるほどの)結果にはなっていないようだ。

これは結局のことろ、既にiPhoneという商品が、市場を牽引するほどの目新しさを供給していないことを意味しており、メディアが作り上げたiPhoneは無条件に素晴らしいというイメージが崩れつつあることを意味している。もちろん、Xの発売前というのもあるだろう。ただ、以前は安かったため、買い手も多かった。今となってはそれだけかもしれないとさえ囁く人もいる程度にはiPhoneへの関心は離れ始めている。

何より問題なのは、日本のメディア報道では、Xperia XZやGalaxyなどの商品が海外で発表されるときに、記事になることはまずないということだ。国内発表でさえも、以前の携帯電話のようには報道されなくなった。ASUSなどスマホ形態では新興のブランドもそうだ。iPhoneはずっと同じ調子でやっている。

メキシコ地震もそうだが、日本のメディアはドミナント(dominant/支配的)出店のようなものだ。ある一つのブランドが売れていると、そればかり。報道も北朝鮮と戦争になりそうだと言えば、そればかり。解散総選挙を発表してないのに、もう雰囲気はそれだけになる。

こんな報道では、全てどこかの誰かにとって都合の良い既成事実を作るための、土台に使われてしまうだろう。
あくまで関心事は、見た人が選び取るべきであり、メディアがこれが関心になると報道して作り上げるものではない。
昔からメディアは権力と戦うものと言われたが、今のメディアは結果的に権力に迎合する形である。ここまで酷い国は海外でも殆ど無いだろう。それは、ニュース(報道)という路線ではなく、論評論説の方がニュースの主格になり、日々のニュースより、毎日流す話題のニュースを解説することの方が重要だと思い込んでいるからだろう。

これを、喜ぶのはきっと消費者ではなく、その報道を気持ちよいと思う人と、正反対に面白くないと思う人ぐらいだろう。メディアはそろそろ原点に戻るべきだ。本来は、多くの報道を流し、娯楽・教養を提供することがメディアの主体であり、評価をするなら、善し悪しを見て、最後は可能な限り建設的(ここが変わればこのようになるという発想)であるか、または比較する機種をいくつか用意して、それと率直に比較すべきだろう。

どこか一つのネタを繰り返して流し、イメージとして凄いように見せるのは、メディアがやることではなく、あくまでPR(広告)としてのみ行うべきである。特に、報道番組は絶対に何かの商品に迎合してはいけない。

そもそも、特定のブランドだけが売れる社会では、市場の長期的成長率が減速する。その理由は、単純に同じ品質同じブランドの商品の寿命は、同じ時期、同じシーズンに偏る傾向があること、さらに一つのブランドだけに市場が流れると、そのブランドに投資が集中し、他のブランドは売れなくなるため撤退が相次ぐようになるからだ。
最悪なのは、それに取引先、子会社、下請けなども流されるようになる。そうると、その商品が売れなくなった途端に大きな不況がやってくる。これが支配的な地位ではなければ、一方が一方を補い合うため、市場は長期間安定しやすい。最後には、売れなくなっても、販売サイクルや商品コンセプトの違いが、市場をある程度緩やかに下降させるのだ。

これは、商品に限ったことでは無く、何でもそうなのだ。

一つしか選べなくなる社会というのは、即ち、自由を自らで塞いでいく社会でもある。
率先してメディアが、そういう方向に持って行っている。それは、ある意味で乗っかれば楽な流れだが、将来的にどんどん市場を閉鎖的な流れに導くだろう。そして、選びたいときに選べなくなることは、惰性であっても最悪の流れだ。少なくとも商品ぐらい、もうちょっと客観的に他の商品なり事象と比べられる人が評価し、建設的な結論をそれぞれに出して欲しいと思う。


この国は、震災から団結心を強めたとも言えるが、実際は悪い点があっても、他の良い点がカバーしていれば、とりあえずそれで良いと思い込む社会を作っているような気がする。所謂妥協の産物を良いと思っているわけだ。そして、悪い点が社会問題になったら、実は私もここが悪いと思っていたと批判する。一気に潰される流れが出来上がっている。その結果、良い部分も全て消えて行く。

そんなことをしていたら、悪いものは悪い。良いところは良いと常に評価し、実直に改善していく他の社会や企業には敵わなくなる。そんな当たり前のこともわからない危うい社会に日本はなりつつある。本来、社会はある程度寛容ではあるべきだが、悪い点を常に指摘しあい、改善を求め続けるべきだ。それを改善しないものを、仕方ないと認め続けてもいけない。悪いなら、フェードアウトして貰うべきだ。それをやらなければ、どんどん劣化していく。

そんな状況をメディアが主導しているのが、今の社会なら嘆かわしいが、iPhoneの記事を見ていると、素晴らしいと、安く買えるプランが多すぎて悲しくなる。あれのどこが安いのか、説明して見ろと言いたくなる。そういう嘘は飽き飽きだ。米AT&TやVerizonの買い取りプランなどの方が、消費者を騙してはいない。


<Appleに対する市場の期待>

話が大幅に逸れてしまったが、これからのAppleに対する期待は、まだ続くだろう。
一般の消費者市場が期待するような大幅な成長をするにはもう一歩何かが必要だ。OLED(有機EL)とかそういうものではなく、もっとハードとして革新的なものを作る必要がある。

しかし、投資家の業績期待はそれとは別の部分にある。
業績という面で言えば、クラウドビジネスやソフトウェアビジネス、コンテンツビジネスを改善し新機能を増やせば成長する可能性もあり、高価格で売り出すスマートフォンも部品コストに対して、付加価値の利益が大きければ、実は台数が少し減ってもそれを吸収して大きな利益を生み出す。最近はこちらに注力しているのがAppleだ。

まあ、どちらも大半の利益は、きっと日本から得られるのだろうが……
いつまで、日本はこんな茶番を続けるのだろうか?いやもしかすると、突然正反対の記事が書かれ始め、売れなくなる時が来るのかも知れない。そんなことを起こしたら、日本は本当に閉鎖的な市場になる。今のメディア報道ならそうなってもおかしくないから怖い。何せ、トレンドに固執し、適正なレビューなどしないのだ。だから、崩れるときには、砂上の楼閣のように、特に外国製の製品市場は、勢いよく崩れるのが日本市場だ。





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