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zoom RSS 「炎上」で20代1割「書き込みや拡散する」……分解される国語調査

<<   作成日時 : 2017/09/22 09:39   >>

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新聞で書き上げるならこれでも良いのかもしれないが、ネット上の記事に上げるなら、ベースとなる世論調査の記事へのリンクを掲載すべきだと思うが、インターネット系の情報メディアはこれをやるが、新聞社もネット上に掲載するなら載せた方がよいと考える。

https://mainichi.jp/articles/20170922/k00/00m/040/075000c
https://mainichi.jp/articles/20170922/k00/00m/040/069000c


<国語調査の結果は詳しく読むと興味深い>


全体的に見れば、国語力に、影響を与えているのは、テレビや新聞などの日々目にする情報媒体であるのは間違いない事実だろう。

ただ、存亡の機などの言葉は、文学でも目にしなくなっており、廃れが要因である。その廃れでさえも、言葉の意味を照らすと本当に面白い。誰が最初に「危機」を使ったのだろうか?

存亡が危機なのか、それとも存亡(ほろび)の機(きっかけやはずみ)なのか?これは、終戦後の日本を良く表しているのかもしれない。

滅びたとしても、それは危機とは限らず一つの変化でしかないとするのが、昔の発想だろう。これは、朝廷が倒れようが、町がなくなろうが、栄枯盛衰しても、たくましく生きていけるということを示している。
今の発想は、存亡(滅び)は危険なことということだろう。

−言葉の乱れは情報媒体が原因か、時代の変化が原因か−

一時期、「上へ下へ」という言い回しが広まり、国語力調査の結果から、「上を下へ」という正しい表現が世間に戻ってきたことがあった。そういう報道をしてメディア側も言い回しに配慮したことが影響している。

他にも、「役不足」が、力不足と同じ表現で使われていたが、自分の力量に対して役が足りない(仕事の量が少ない)という意味に戻ってきたのも、メディア表現が力不足と役不足を混同していた面を改善したからである。最近は、力不足と役不足の使い分けが戻ってきている。

今年は、「まだ未提出」や「さわり」などの言葉の意味や使い方について考えるようだ。

同じ意味を持つ言葉を重ねる表現が前者で、元々はそういう意味を持っていない言葉が新しい意味合いに変わるというのが後者だ。

前者は、未提出(提出していない)状況に、まだ(未だに)を加えているのだが、文学(文語)であればこの手の重ね表現はしばしば使われる。これを使うことで、そこを押し出すための技法でもあるのだ。それが、文章として評価されるかどうかは別の話である。こういう作品は出版して面白いなら成立するのだから。

しかし、しゃべり言葉(口語)では、おかしい表現となる訳だ。私は気にするほどの事でもないと思うが……まあ、この辺りは、違和感だと感じるかどうかだろう。

「よろしかったでしょうか?」

のように(バイト研修で使っているところもあるようで……)市民権を得てしまう言葉も世の中にはあるが、これも既に崩せないだろう。世の中変わるものだ。


さわりは、「最も記憶に残る部分」という意味だ。文化庁では、要点としている。厳密には「触り」であり、楽器の共鳴(琴や三味線などの弦楽器)や民謡の節などから生まれてきた言葉だ。それが、所謂、音楽のサビ部分の意味に転じ、最後に物事の要点になったが、現在はそれが再び変化し、接点を連想する最初の僅かな部分(冒頭)という意味になりつつある。

言葉というのは、昔から時代に合わせて変化している訳で、これ自体も言葉文化が変わっていることを示している。


表現技法で言えば、政府がよく使う「完全に」「一致」という言葉も面白い。プロパガンダ的だと私は思っている。そもそも、一致には単数、複数に限らずある上限において、合一(ごういつ)または同一であることを示す意味合いが含まれている。そして、一致の反対は相違であり不一致である。

多くの事柄があり、そのいくつかが一致した場合は、条件付き一致や、一部で一致というわけで、一部に対して全てという意味で完全一致という使い方が生まれたのだろう。しかし、政治で完全に一致したというのは、おかしい。何故なら完全に一致したというのは、協議することなく全て同意したということと同義とも捉えることが出来るからだ。そんな政治があるとしたら、おままごとのようなもので、大した話はしていないことを意味する。

最終的に完全な一致に至ったなら、完全な一致をしたであるし、その場合に双方で協議し、妥協点があったなら、条件を変更して一致しているため、実は「完全に一致」ではない。頑張って一致させたのだ。

即ち、小さなことまで出してしまえば、結局はある程度の有力者が、言葉を自分たちの都合のよいイメージになるように、作り出しているという点も言葉にはあり、そこに言葉(言霊)の魔力が宿っている。そうやって、言葉の一部は生み出されている。

ただ、ここ(文化庁)で指摘しているものの多くは、時代の変化によって社会が徐々に変えてきた言葉である。まあ、それに対して、「ギガが減る」とか、一部の用語をトレンドのように取り上げる方が、私は気持ちが悪い。そういう場合に限って、メディアはその時には何も言わない。後になって問題があれば、どこかのメディアが指摘するぐらいだ。


<指摘が苦手な日本人>

そういう部分に、嫌気がさしているのを象徴するのが、「流行語や新しい言葉の意味が分からないことがある 」という部分だろう。日本人なのに、外来語だらけのイデオロギー(思想)を語る必要があるのか?人に説明するのに、アンサー(答え)をサムタイム(しばしば)で横文字にして、アンダースタンド(解ったかい)?

なんて、お前はルー大柴か?と突っ込みたくなることは多い。特に、ある種の政治家や講師などに多い。

しかし、そういう人に指摘するのは難しいものだ。日本と諸外国の違いは、日本は率直に解りませんとは言えない風土があるということだ。それが、勤勉とも取られるが、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」のことわざにもなる。


そして、それを強く表すのが、「きちんとした言葉遣いができないと,社会から認めてもらえない」と「どんな場面であっても,知識等の十分な人が努力をした方がいい」が多いことである。
まず認めて貰えない恐怖は、ある意味では物事が解らない場合に、質問するのを避ける原因になる。そもそも、社会に出て最初から正しい言葉の使い方が出来る人などいない。
二歳の幼児に、敬語を使えるかというと、親が自宅でも敬語を使っていないなら、使うことは出来ないだろう。
敬語を使う場所と、使わない方が打ち解ける場所も、社会に揉まれるうちに理解するものだ。しかし、結局、皆独学でそれを学ぶ傾向が強いため、「相手との距離を縮めることができないとき」といった状況が生まれる。

そして、「どんな場面であっても,知識等の十分な人が努力をした方がいい」と思う人が多いと言うことは、質問をする努力を下のものはしないことを意味している。上が上手に教えてくれないからという話になるわけだ。

本来は、「両方とも同じように努力をした方がいい」が圧倒的であるべきだ。


尚、人の柔軟性は年齢が上がるほど下がっていく。これは、
自分と考え方の違う人との意見交換に必要な態度は何か<問9>(P.28)

という設問を見れば分かる。基本的に自分の考えは、自らの経験に裏打ちされて強くなるため、年齢が高くなるほど、他との妥協点を見いだすのは難しくなるのだ。だから、若いほど「考え方の近い人と話すときよりも,柔軟な態度を取る」ようになる。

日本ではそれに加えて、年齢が高いほど、高度経済成長などに裏打ちされた、社会の成長と共に、大人になっている。信じるものが強いのだ。だから、より年齢が高いほど意見を曲げることはない。
経験から、意見が違えばお互いの意見が平行線に行くことは予想されるため、「余り深く関わらない」訳だ。

これは無限ループする話である。


<タイトルの件は、重要なデータが不足して微妙>

最後は、炎上だが……これ参考になるのかよく分からない。
そもそも、この推計値には、一つ設問が足りないからだ。それは、

「あなたは、インターネットで不特定多数への公開投稿をしたことがありますか?(SNSグループ投稿、チャットを除く)」

という設問だ。毎日する。毎週する。月に一回程度。したことがない。
という設問を作って、その設問から分岐させた方がよい。何故か?

大事な点として、インターネットで文章投稿をする人は、全国民の1割より遙かに少ない。
だから、例え2%や3%でも、その2〜3%が毎日投稿する人の過半数なら、ネット投稿人口の過半数になり得るのだ。そうなると、たった数パーセントのネタに最近はテレビや新聞報道まで巻き込んでいることになる訳で、それがネット投稿上の総意という見方も出来る一方で、それが必ずしも世間を代弁しているとも言えなくなるからだ。<1年前の調査では、全体の6.7(Blogやホームページ)〜17%(SNS、内輪も含むと思われる)の範囲が投稿者だった>

このネットに関する設問はあくまで、話題性として見るなら面白いが、参考としても少し弱い気がする。
ただ、昨年(H.27調査)のデータを見ると、投稿者の過半数が炎上に荷担しているような気がするのが気になること炉だ。

まあ、全体の5%が好ましいと思っているというところは、参考になるのかもしれないが……何となく、ネットで毎日投稿している人の版数ぐらいの人口なんじゃないかと思えてくるのだが、気のせいであってほしい。そんなのが、もし広告などの停止報道などにも関わっているとしたら、異常事態だからだ。


<国語調査の面白さ>

この国語調査は毎年出ているが、全体を読むと、傾向は毎年似ている。一方でネットの設問は1年前の調査結果と合わせた時に、結構深刻なのではないかと、思えてくる。来年は、一昨年の調査と同じような設問と今年の設問を合わせた調査をして、もう少し詳しく動向を掴んだ方がよいのかもしれない。


まあ、○×で新聞社などは書いているが、国語自体が時代背景によって変化する。
その流れもある程度考えて、文化庁はこの傾向を出していることを、もう少し表現しても良いのではないだろうか。もちろん、勉強、学習としての国語と日頃使う日常会話や文章の国語は別物であることを、加味した上で楽しむものであることは、留意しなければいけない。

http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/h28_chosa_kekka.pdf
(文化庁−平成28年度「国語に関する世論調査」の結果について)



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