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zoom RSS 増える格安PCの記事と、2in1に安いPCが多い理由。

<<   作成日時 : 2017/08/30 12:57   >>

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6万円より下の、格安PCの記事が最近は増えてきた。最近はAtomの上位と称するCeleron N系の製品も増えているようだが、ここだけの話Celeron N3450とAtom x7-Z8750/8700を比較すると、CPUの演算性能や、GPUの演算性能だけならAtomが勝利することは覚えておいた方がよい。

ただし、ディスクがSSDとeMMCである場合は、アクセス速度差が最大3倍生じる。Nの方が高速だ。
まあ、Atom x7-Z8750/8700を使った製品はあまりないので、3450と比較することなどそうそうないだろうが、Celeronが無条件で高速などと思うと、過ちを犯すことになるので気をつけた方がよい。
まあ、その過ちの原因になるのは、Intelが出しているHD Graphics 500と405という名称の差にもある訳だが……数字が大きいので、500の方が性能が高そうということになる。

GPU世代はGen 9と8で500の方が上だが、500の12個に対して、EU数は405(05)の方が16個と多いため、その分性能が違うのである。これは面白い部分だ。

話を戻す。最近は本当に格安PCの記事が増えた。毎月数件はそういう記事を目にする程度になった。以前は、どちらかというと、VAIOやNEC、HPなどの普及モデル記事の方が多かったが、この1年〜2年で急増した感がある。その原因について考えようと思う。


−使えない”格安”イメージの払拭−

1年半前に私がW10Aを買うまで、私自身格安ノートやタブレットには全く興味を持たなかった。
性能がなければ出来ないことをやっていたのもあるが、スマホで十分ということも多かったからだ。しかし、W10Aを買ってタブレットモードとPCモードが使えるようになってから、その便利さになければ困る程になった。

その理由は、タッチ操作ができてキーボードも使えるというハードは使い勝手が良いからだ。
では、Surface ProやSurface Bookのような高級な2in1を買いたいかというと、私はそこまで購買意欲が湧くことはなかった。これの大きな理由は、あくまでタブレットとして使えるPCはサブであり、本命の作業はデスクトップの高性能PCで行うからだ。

スマホに近いカジュアルな動画やWeb閲覧、さらにちょっとした文書作成なら2in1ノートは使い勝手が良い。
しかし、何でもやるには、画面が小さく扱い難い。だから、必要十分な性能があれば、後は価格が安いほど良いという訳だ。

そういう用途で買う人は年々増えているようだ。正直、たいていの人は既にデスクトップPCなどを自宅に持っていたりする。そのため、持ち歩くためのノートやタブレットだけを欲しがる人も結構多いからだ。しかし、PCとして考えると、AtomやCeleronは何かまともに動かないような印象を持ってしまう。


だから、これまではそういう製品を選ぶのを避けていた人が多かったのだ。しかし、Atom Z3700シリーズが登場してから、Windows10の標準アプリとWebサイトの閲覧をするぐらいなら十分な程度の性能を発揮することが浸透し、最後のAtomとなるAtom Z8x00シリーズがx7/x5ブランドを掲げたことで、一気に開花したようだ。

これは、物理メモリー容量が4GBクラスまで増え、64bitOSが搭載されたことも影響しているだろう。もう、メモリー4GBになれば、Web閲覧程度とオフィスワークで困ることはないからである。


では何故、記事が増えていくのか?


それは単純だ。私自身もそうだが、安いPCは高いPCと比べて妥協する部分がそんなりに多いからだ。
10万円以上するPCは、なんだかんだと言っても、価格相応のしっかりした筐体精度を持っている。しかし、安くなれば作り込みも甘くなり、例えばディスプレイ傷が付きやすかったり、保守が悪かったりするわけだ。

だから、人々はそれにレビューを求めるようになる。機種数が増えてくると、余計に比較して良いものをという需要が高まり、レビュー閲覧者は増えてくという訳だ。


では、何故安いPCの方が2in1モデルが多いのだろうか?

2in1は価格帯を問わずある程度は出回っているが、極端に多いのは2万〜6万ぐらいの価格帯である。
大半はキーボードカバーとマグネットで連結するタイプだが、ある意味ではノートPCよりHIDデバイスは豊富であり、Windows10にマッチしている。

普通は、この手の機能は上位機に搭載されるはずだが、性能を落とす代わりにHID(タッチパネルとジャイロ、キーボードの搭載)が行われそれが思いの外評価を集め、広がった。これまでのPCでは決して成功し得なかったもので成功を獲得している。


その背景にあるのは、低価格域での十分性能の達成と、もう一つタブレット機能という性能を求める部分とは逆のカジュアルな流れが組み込まれているからだ。実はタブレットPCを買う人の多くは、キーボード入力の性能より、タブレットで使ったときの運用性を求めている。そして、タブレットで使う時には、性能はどちらかというと二の次の扱いをする人が多い。要は、何かの閲覧が大半であり、その閲覧の延長線上で、入力などを多少行う程度なのだ。

その場合、実はキーボードのキーストロークに拘りをもつことより、安価で分離出来ることの方が条件としてありがたい。要は、カジュアルな用途では所詮、気合いを入れて使う訳でもないので、タッチ操作さえできればそれで満足という人も多いのだ。ただ、WindowsというOSを考えるとキーボードがある方が困ることは少ない。

そうなると、ただタブレットで売るより、2in1が売れるようになる。
そして、2in1が売れ始めると、ただのノートは売れにくくなる。


実は、Atomの開発が終わったことも、この流れをより加速した可能性がある。何せ、Atomの性能はCeleron N3450より上で省電力なのだと、一部の人には知られるようになった。そうすると、今のうちにAtom搭載のタブレットや2in1PCを選ぶべきかもしれないと、考える人が増える。そうすると、廉価なこれらのモデルは数を伸ばす。
数を伸ばせば、記事が増え機種が増える。機種と記事が増えれば、人々は買っても良いかなと思うようになる。

そういう流れに入る。


<熱狂を終える市場>

まあ、これはスマートフォンでも近年起きていることだが、当初はより高性能で多機能を求める訳だが、進化が一定に達した後、それが停滞すると人々はより上の製品を選ぼうとはしなくなる。性能や機能がぐんぐん増えている時には、人はそれに熱狂する傾向があり、それを試して見たいと思うが、それが終わると目が覚める。

一気に熱狂はなくなり、例えば使っていた機能やアプリが、便利だと思う4個5個に減っていく。すると、求める性能や機能も減少し、人々が欲するのが機能や性能から、使いやすい簡便であるという点にシフトする訳だ。

それが、PCの場合は格安のPCの利点として顕著に出ている訳だ。たいていの人は、別にAVX命令セットなどなくても、Webと動画が視聴できれば十分で、出来ればワードが欲しいなぐらいかもしれない。動画のエンコードだって、CPUでやる必要は無く、GPU内のエンコーダーやシェーダーに任せても良い。マクロなど特殊な扱いをしないなら、そのWordもWord Mobileで十分なら、10.1インチノートを選ぶと、Word Mobile/Excel Mobile/Power Point Mobileは無償で使える。

そういう時代に入ったときに、2in1スタイルのノート(特に10.1inch以下)が売れるようになる。それは、それだけ部品単価が安いとも言えるが、ただ安いだけで人が買う訳では無い。性能が必要を満たしていることはもちろん、選べるだけの製品が出回り、記事が増えるという好循環に入っていることも大きいだろう。


そして何より重要なのは、昔は日本ブランドであるNEC、富士通、ソニーなど特定のメーカーしか選ばなかった人々が、今では中国製、日本製に限らず安くても質が良いものは沢山あると思い始めたことも大きい。日本のブランド志向がはげ落ち、安くても、少し悪くても、価格相応の動きさえすればOKと思う人が増えている訳だ。

そもそも、日本の大企業にはこの市場に強く食い込む力は無い。何故なら、販管費が高い日本では、この手の製品を出しても、利益が出ないからだ。MCJやサードウェーブなどが参入できるのは、そこまで販管費が掛からないことと、販売シェアが今も伸びている企業だからである。



今年もあと3ヶ月だが来年も、この手の記事が増え続けるかはまだ分からない。
何故なら、こういう製品もある程度普及してしまえば、また売れ行きは鈍り始めるものだからだ。また、上位機で欲しいと思うほど、良い物が出てくれば、当然だが下を選ぶ理由はない。ただ、今年はノートPCにおいては今のところ、凄く魅力がある製品は出てきていない。だから、格安タブレットの方が相対的に成長するのだろう。





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