なんとなく綴ってみた

アクセスカウンタ

zoom RSS 北朝鮮のミサイルが日本上空を通過、襟裳岬の東1180キロに着弾……緊張が高まるのは必至。

<<   作成日時 : 2017/08/29 09:55   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

これは、3つの点で、これまでとは流れが変わるだろう。北朝鮮から発射された3つ(に分かれたとされる)ミサイルが、北海道から太平洋に抜けたという状況は、2つの意味を持つ、一つは次は米国本土だと宣言したことになる。もう一つは、ミサイルが3つだったなら、日本は既に飽和攻撃が可能ということになる。
これに対して、米国が何をするか、トランプ政権が何をするかが、怖い。


<日本全域で飽和攻撃が可能か?>

極東の平和を求めるなら、もう北朝鮮に対して圧力を掛けても、意味はないだろう。何をしても核ミサイルを持つと言うことだ。これを止めるには、北朝鮮と戦争をするしかない。ただし、これだけのミサイル実験を繰り返す状況を考えると、今北朝鮮は急ピッチで複数のミサイル製造と開発を行っていると思われ、配備も始まっているのだろう。


戦闘開始となれば、可能な限りのミサイルによる飽和攻撃が出来ることも宣言した訳だ。しかも、その狙いは世界経済でトップ10に入る韓国ではなく、トップ3の日本も対象になる。この2カ国に中国もプラスされれば、世界的な混乱が起きるのは必死だ。

ただし、米国には今なら届かないため、トランプ政権の出方によっては、韓国と日本を盾に使う可能性はゼロではない。それが、一番怖い流れだがトランプ氏なら突然やりかねないから怖い。

日本の上を飛び越えたことも大きな問題となる。しかも、それを国際社会に通知していないということである。
これを、宣戦布告と捉える人が出てくるのは必死であり、戦争に一歩近づいたのは間違いない。

その上、今なら、米国が攻撃を受ける可能性は低いが、今なら米本土への攻撃は難しい。まあ、やらないとは思うが、結局のところ今のままでは、数週間〜数ヶ月に一回こういうミサイル発射が起きることを意味しており、それが続けば、いつかは暴発するだろう。それまでに、ミサイル発射を止めさせる必要があるが、互いに軍事力を見せつけている状況ではこれが終わる目処は立たず、緊張はどんどん加速していくだろう。


−変わるステージ−

今回で間違いなくステージが3つ面で変わる。

1つは、戦争(北朝鮮政権打倒)を本当に求める声が強まるということだ。特に米国はより強くその方向に動くだろう。今後制裁が強化されていき、戦争に向かう流れというのは今一番可能性が高い流れになる。

2つ目は、日本国政府も国民もこれまでの甘い考えは持てなくなったと言うことだろう。今後は、本当に日本が標的になっており、PAC3では撃墜できない飽和攻撃が行われることを、しっかり見据えたシェルター整備などが求められるようになること。避難訓練というお遊びではなく、本当に防空壕のレベルでの整備が必要になる恐れも出てくる。

3つ目は、1つ目とは正反対に圧力ではリスクが高まるだけという反応も増えるかもしれない。結局は、極東の3カ国だけで、GDPの水準は日本、中国、韓国の3カ国で米国と同等となる。核をもちそれを使うとちらつかせる国に対して、戦争をするのは難しく、圧力は効かないという話が出てくるのも間違いない。


この1つ目と3つ目の相反する状況のどちらを求める声が上層部に多いかで、今後の流れは大きく変わる。簡単に言えば、1つ目を求める声が大きければ、戦争に一気に傾く、3つ目を求める人が多ければ、核兵器保持をとりあえず認めて、その上で交渉すが行われることになる。

この極端な流れが始まる可能性があるターニングポイントが今回の発射になる可能性が高い。


<PAC-3で撃墜しない理由>

ちなみに、PAC3が発射されないのは、いくつかある。まず、PAC-3の技術仕様の最新情報は以下(英語-開発元のLockheedMartin)を参照して貰えれば分かるだろう。
http://lockheedmartin.com/us/products/PAC-3.html

実を言えば、PAC3で撃墜するにも、確実に落とせる場所で撃墜するには、日本に確実な脅威がもたらされるという状況になければ厳しい点がある。

1つは、コストだ。
迎撃ミサイル(MIM-104)はロット単価で納入されるため、たぶん払い下げ品でなければ、一発単位で売買することはないだろう。即ち、1発何円というものではなく、数発のロットで換算される。ちなみに、最新の発射装置(ランチャーユニット)と、システムを含めた単価は、1.4 billion$-2.5 billion$のようだ。そしてMIM-104は16発(1ユニット)で40-80億円であると考えられる。安くは決してない。

2つ目に、防衛上安全性の問題がある。
下手にリスクがないものを打ち落とせば、場合によっては破壊したミサイルの破片が飛び散ってしまい日本本土に落ちてくる恐れもある。基本的に目標落下地点が陸地なら、そこに落ちる前に打ち落とした方が下方向に鋭角軌道で落ちてくるため、部品はあまり散らばらないが、水平に高速飛行しているものを打ち落とせば、打ち落とすミサイルとMIMがぶつかってミサイル部品は拡散する訳で、実は部品落下により被害が出る恐れもある。しかも、バラバラの部品を一つ一つ探知するのは難しいため、被害がどこに及ぶかの判断も難しい。おいそれと使う訳にもいかない。

3つ目は、迎撃をしてそれがデコイのようなもので、その後に本当に本土を狙ってきた場合、迎撃の穴が出来ることになる。クレー射撃のゲームではなく、本当に戦争になるかもしれない状況で、無駄玉を打つ国は、ただの無能である。

4つ目は、撃墜が難しい高度や位置を飛んでいた場合、これが、出来るのはTerminal High Altitude Area Defense(THAAD/サード)であり、PAC-3では迎撃できない。厳密には全く出来ないわけではないが、精度が下がり、射程が短くなる。そのため、無理に狙うものでもないし、そもそも高高度撃墜はPAC3では飛距離が短いため、きわめて限定的なエリアに限られるからだ。



<とにかくこれからは……>

今後は、避難訓練というレベルではダメだろう。

まず、そのためには
今のJアラートでは残念ながら到達予測地点が分からないということの改善が必要だ。北海道から、東北までというエリアで絞られ、しかもアラートが変更になったのは、日本海に落ちたと予測される時間頃だった。

これでは、避難するにもどこに避難すべきか、どこが危険かという発想からはほど遠い。確かに上空を通過すれば部品が落ちる可能性があるわけで、注意が必要だが、ミサイル攻撃の可能性がある場合は、可能性がある場所の絞り込みを逐次行ってくれないと、避難した先が実は着弾地点なんてリスクもあり得るし、広すぎてだれも警戒しないという流れも考えられる。

要は、全国の1/3のエリアが着弾予想地点になると、まさか私の家に落ちてくるなんて、ないだろうと思う訳だ。きっとそう思った人は多いはずだ。まあ、今回は最初の本番になった訳で、これから改善されるべきことだが、この先もっと精度を上げる必要があるだろう。


それから、本当に核兵器が使われると仮定するなら、避難のあり方も見直すべきだ。体育館に逃げるような既存の避難訓練はすべきではなく、とにかくコンクリートの建物で、壁と柱がいくつもある施設に逃げるように、指導すべきだ。箱形の建物や木造の建物は、核攻撃の時には衝撃波だけで倒壊し、爆心地に近ければ、自然発火する。
また、柱の少ないドーム状や箱形の建物は、衝撃波を受けると屋根が吹っ飛ぶ、箱をクシャッと潰すように、それを支える4角の壁が倒れる恐れがある。


実は、大規模公共避難所は、災害時には効果があるが、大規模攻撃の場合は大量死の原因になりえる。そのため、Jアラートを使う場合の避難先は、可能な限り、一カ所避難ではなく、分散し再選定した方がよい。要は、地下型の防空壕(シェルター)を作れということである。

尚、ビルなどの上層階は生存率が下がるため、Jアラートが出た時点で下の階への避難を始める必要がある。まあ、最近の超高層建築の場合は、間に合わないだろうから、精々窓際から可能な限り、離れた場所に移動するようにしなければいけない。

ちなみに、住宅で助かる場所が最も高いのは、風呂の浴槽とトイレというのは、竜巻などの被害でも言われることだ。(ただし木造住宅を除く)何故、ここが安全かというと、狭く、壁が囲っているからだ。特に窓があり、逃げ出すことも出来るような住宅なら、こういう場所に逃げ込むのも手だが、一方で木造の住宅の場合は、爆風だけで倒壊し、発火することがあるので、何とも言えない。


まあ、ハッキリ言えば、北朝鮮から核ミサイルが飛んできて、PAC-3で撃墜が出来ない状況の場合、実は日本に逃げ場は殆ど無い。運良く今自分がいる場所に落ちてこなければ助かるが、そうでなければ、死ぬぐらいで考えるしかない。ずっと地下で働いている人は、家よりそっちの方が安全かもしれないぐらいの差だ。

ただし、ビルの地下は上層階が倒壊すれば一緒にがれきの下になる可能性もあり、実は地下だから安全とも言えない。そもそも、核爆弾やミサイルなどの戦術大規模核兵器が使われたのはこれまで2度だけだ。日本が敗戦後、核兵器は実験以外で使われておらず、その実験も実物の最先端都市を実際に使って行われたことがない。

だから、今の社会でどこにどのような影響をもたらすし、どこに逃げ込んだ人が一番助かるのかは分からない。
道路下の地下は助かる可能性があるが、ビル下の地下はリスクがある。地下鉄などは安全に見えるが、被害の規模や場所によっては、発電機や空調、ポンプが止まれば別の意味で人々が困窮するリスクもある。



<想定がとにかく不十分>

これまで、北朝鮮の挑発にただ屈しないと言っていればよかった日本だが、これからは圧力だけでこの問題が解決するのか?もし、圧力以外を目指すなら認めて融和を目指すか、それとも認めず戦争かの二者を迫る声が広がるのは間違いない。

しかし、そればかりを言って、実際の足下を顧みなければ、結局融和に動くにしても、戦争に向かうにしても、後々に禍根を残すかもしれない。そのためには、まずは本当にどんな被害が想定されるかを、徹底的に分析する必要がある。核ミサイルが撃ち込まれる場合、例えば東京なら、昼間人口がいくらいて、どこに落ちた場合、どんな被害になるか?大阪ならなどというシミュレーションが必要だ。

その中で、今の学校の体育館などへの避難が最適なのかも考えねばならない。

また、北朝鮮にはEMP攻撃という選択肢もあることを忘れてはいけない。これに対する対策も考えないと、情報システム麻痺という1960年代以前の前時代に一気に戻る恐れもあるのだ。

だから、想定を広げる必要がある。既に軍事力をいつまでに強化すればというレベルではなく、予算が間に合わずに開戦する可能性や、今後もこの手の北朝鮮よるミサイル発射実験が日本を飛び越えた太平洋で起きることを想定して、準備する必要があるわけだ。


<次は核実験というより……もっと今後を……>

次は、核実験をするのではないかと言われているが、果たして本当にそうなのかは分からない。
今の北朝鮮は、グアム付近への実験は避けたのであろうと予想されているが、それは戦争をしたくはないということの表れにもなる一方で、今後もこの手の実験は繰り返すという意味でもある。

そして、そのために軍事力=核を固持しなければいけないような、内部の状況を生み出しているのが、現実である。そこで、軍事演習をされると余計に実験を加速させて打倒日米韓へと向かうという鬼畜米英時代の日本のような姿勢になる。

では、次は核実験なのかというと、そうとも限らない。今回、グアムを狙うとした話を出したが、結果的に北海道沖だった。これは、当初からこちらを狙っていた可能性もあるわけで、某大臣はひるんだと称したが、計算されていた可能性も無きにしも非ずである。

核実験をするという話も、他の準備を隠すためであるかもしれず、場合によっては実験と、新型ミサイル発射を同時にやる恐れもある。それを決めるのは、この先の国際社会の動向次第だと北朝鮮側はしている訳だ。

結局それは、北朝鮮には既に捨てるものがないからでもある。日本や韓国などは経済もある水準まで達しており、今壊されると困るが、北朝鮮は各国とも体制崩壊を望むような状況にあり、核を捨てれば最後は、上も終わることが見えている。即ち、どちらにしても救いはない。ならば、ギリギリを攻め続けるしかない。

そう、思っている訳だ。窮鼠猫を噛むの直前でもある。
正直、次は核実験ならまだ優しい。しかし、次がギリギリを攻めてくる可能性もあるわけで、あまり短絡的に考えない方がよいのかも知れない。


まあ、この問題を最短で解決する手段は、とりあえず、今の金正恩体制を認めるか、または彼や側近の亡命やトップとしての象徴的な地位を認める。その代わりに、核開発に対して国際社会への通知などの手順を守らせることだろう。その上で、今後段階的に民主化のプロセスを歩むという流れを作ることぐらいしかない。しかし、それを許せば他のテロを行うような国家や人物も核さえ持てば、その手の恩赦が貰えると思う可能性がある訳で、単純な話ではない。

何より、これだけではこの体制は改善しないだろう。だから、話は平行線なのだ。そして、緊張は続く。そこには、これが日常に組み込まれていくという現実がある。その部分の方が実は恐ろしい。







生物・化学・核テロから身を守る方法
草思社
アンジェロ・アクイスタ

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 生物・化学・核テロから身を守る方法 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
北朝鮮のミサイルが日本上空を通過、襟裳岬の東1180キロに着弾……緊張が高まるのは必至。 なんとなく綴ってみた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる