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zoom RSS 第8世代 Core i7は何が変わったのか……8世代とは到底……

<<   作成日時 : 2017/08/22 09:35   >>

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Intelが昨日新型Core i7を発表した。
が、私的には8世代ってなんぞやという印象だった。6世代から7世代ではGPUが9.5Genへと世代交代したため、まあ許せないこともないが、8世代はGPU名称がHDからUHDになっただけである。Uコアに4コア製品が増えただけなら、普通は7世代を名乗った方がよいと思うが……。やはり、AMDのGPU内蔵ZENファミリーに、怯えているのだろうなという印象が見え隠れする。

さて、昨日のうちにCPUの仕様を全て調べて見たのだが、変更点はさほどなかった。
CPUとして次の4製品が投入された。
Core i5 8250U 1.6GHz/3.4GHz
Core i5 8350U 1.7GHz/3.6GHz
Core i7 8550U 1.8GHz/4.0GHz
Core i7 8650U 1.9GHz/4.2GHz

いずれも、4コア/8スレッドを発行するHyperThreading Technlogy対応品である。
TDPは15W、cTDPのステートは10-25Wとなっており、瞬発的な閾値の最大は40-45Wのようだ。

Core i5とi7の違いは、GPUとCPUのキャッシュ容量にある。
L1データキャッシュ(L1D)、命令(インストラクション)キャッシュ(L1I)、及びL2キャッシュの容量は変わらない。
32KB×4構成のL1D及びL1I、256KB×4のL2となる。
L3スマートキャッシュがi5では6MB、i7では8MBとなる。ここが大きな違いだ。

CPU部分に他の差があるとすれば、メモリーホストがDDR2400(DDR4)に対応し、LPDDR3への対応が廃止された。
これにより帯域幅がDual Channel時にKabylake-Uの34.1GB/sからKabylake-Rでは、38.4GB/sと4GB/sほど拡大するが、IntelのARKではここが間違ったまま記載されている。

<Core i5の8世代は7世代のCore i7に配慮>

ちなみに、性能面は4コアになったことで速くなったのかというとCore i7同士ならともかくi5との比較では微妙である。
具体的に言えば、Core i7-7567UとGPU及びCPUの性能を数字上だけで比べると、

Core i7-7567U 3.5GHz/4.0GHz 4MB (LL Cache)-64MB eDRAMの構成である。
Core i5-8250U 1.6GHz/3.4GHz 6MB
Core i5-8350U 1.7GHz/3.6GHz 6MB
の構成では、TurboBoost2.0が機能している時には、7567を上回るが標準クロックの差が2倍あるため、7567Uが上回ると思われる。まあ、そうなるように計算されているのだろう。要はi5の場合は、4コア化でベースクロックレベルで、7567付近のプロセッサと同等まで性能が底上げされたが、それ以上の性能が出るかどうかは、廃熱次第ということになる。


<GPU性能はほぼ変わらないか……>

何故かGPUの名称は、Intel HD Graphics からIntel UHD Graphicsへと変更された。これは、CoffeelakeとCannonlakeが予定していたGPU名称である。EU数は24で標準的な仕様となる。i7とi5の違いはベースクロックこそ300MHzで同じだが、最大クロックが1100MHz(i5)と1150MHz(i7)で異なることである。演算性能は凡そ400GFlopsと思われる。

尚、Core i7最上位のCore i7-7567UはEUが48、eDRAMによる64MBキャッシュも機能するため、最大クロックこそ1050MHzと低いが、840Gflopsほどの性能がある。


<世代番号の更新理由が軽い>

この辺りから考えると、かなりやっつけ仕事で、ただ4コアにしたから、8世代を名乗った感が強い。
そして、実際の8世代とはほど遠いとも言える。何というか、もうしっちゃかめっちゃかで世代番号をなりふり構わず付けている感じである。昔のIntelならきっとこれは第7世代のままだろう。まだ、一般の消費者にこれを知られていないからよいものの、Kabylakeについで、Kabylake-Rで8世代を名乗った辺り、そのうち世代番号など意味がないと知られてしまい、昔のクロック周波数こそ性能指標をAMDに破られたような流れになりそうな予感がする。

要は、プラットフォーム及びアーキテクチャ世代が変わらないのに世代を変えていたら、番号の意味が無くなるわけだ。しかも、CoffeelakeとCannonlakeも8世代を名乗ると思われ、少なくともCannonlakeはAVX-512Fが有効になる。
世代番号ではどれがどれやら分からなくなるシーンがPentium D以来のレベルでやってくるのかもしれない。


尚、この後、Kabylake-Gもまだ消えずに残っているようだ。
これは、AMDのGPUをMCM内蔵したKabylakeプロセッサとされる。


<4コアは買いなのか?>

私個人として言えば、もし同じ値段で販売されているなら、Core i7-7567UやCore i7-7660Uの方を選ぶだろう。まあ、それはまず無いと思うし、外部GPUが付いているか、Thuderbolt3で増設するというなら別だが、CPUに何を求めているかにもよるが、最近のワークステーション用途や一般用途で特殊な演算をするものは、結構OpenCLやShaderを使ってくれるものも多いため、バランスでみると4コアより2コアでもGPUがある程度高性能な方が都合が良いのだ。


まあ現実を言えば、ロットの基本単価は7567U/7660は415ドルであり、
今回のi5は297ドル(2製品とも同じ)、i7は409ドル(2製品とも同じ)となっている。まあ、EUの数が多くeDRAMが実装されている7x6x系はどうしても金額が上がるというのが一点あり、バランスは遙かに60、67系の方がよいという点もあるだろう。

もちろん4コアが悪いとは言わない。Boostが機能すれば、2コアの製品を遙かに上回る訳で、たいていのIntelプロセッサはTurboBoostが過剰な迄に機能する。(その代わり冷却ファンもばりばり音を上げる)
だから、純粋なソフトウェア演算を求める用途の場合には、4コアの恩恵は大きい、しかもi5の4コアはきっとi7より最低でも1万円〜2万円は安くなるだろう。

もし4コアを買うなら、コストパフォーマンスで見れば、i7の85xxよりi5のCore i5-8250Uか8350Uを選ぶのがベストチョイスだろう。それ以上のクラスは、時間の短縮率に対して、それだけの価値があるかどうかで考えることになる。


−8世代の皮切りがKabylake-Refreshというのは残念−

しかし、これを見てIntelは巻き返しが本当に出来るのだろうかと正直不安になる。これが8世代なのは既に過去の噂も出ていたので、知ってはいたが納得は出来ない。少なくとも、Coffeelake辺りと一緒に登場して、ひっそり短期間売られる物と思っていたからだ。しかし、大々的に出してくるとは思いもしなかった。

その一方で、第8世代の本命は今もCannonlakeとしているようだ。実際にこれが8世代を名乗るのか、それとも9世代と呼ばれるのかは未だに不明だが、一応今は8世代らしい。これも、流動的な話である。

既にAMDの持つZEN2の情報はIntelに入っているはずだ。だったら、Cannonlakeを先行させたいはずだが、きっと14nmのラインが予定の元取りに達していないか、10nmの量産が始まっていないのだろう。だから、世代ナンバーを更新して更新した瞬間だけでも瞬発で売れる勢いで元を取ろうとしているか、それとも別の理由があるかだ。

Intelの上手いところは、一緒に全てを発表しない点だ。この後、Coffeelake、Cannonlakeと少しずつずらせばまるで凄い開発力があるように見える。そうやって、新鮮味を見せることに注力する。しかし、MA世代は変わらない。時間稼ぎに必死な辺りは、結構裏事情が苦しいことを示してる。

こうなると、やはり、ZEN2(Pinnacle Ridge)が気になる。ちなみに、ZEN2は2018年前半に投入される。
重要なのは、IntelがCannonlakeをZEN2にぶつけるのかどうかだ。個人的には、そのためにCannonlakeの登場時期を見ているという面もあるのではないかと考えている。厳しい場合はKabylakeのように先行発表して、第9世代を名乗る可能性も高い。まあ、Cannonlakeは元々、Skylakeの10nm版である。AVX-512FがSkylake世代で動かなかったため、その部分が有効になり後は軽微な変更がある程度だろう。だから、ZEN2が相当程度改良されていると、まあ察する程度には苦しいだろう。
そうなったときには、IcelakeまでにCannonlake Refreshで再び濁すなんてのも流れもあり得る。


これは、AMDのRYZEN(ZEN世代)が生み出した状況であることはほぼ明確だ。そして、これからもそのZEN世代の後継がIntelの市場を奪いにやってくる。Intelがこの劣勢を跳ね返すには、最低でもIcelakeが出るまで耐え抜くか、またはFPGAなどの他の半導体でファブを埋められるようにするまで耐え凌ぐしかない。
昔のAMDとの競争のようにPC用のプロセッサ市場は、シェアを奪われても製造量が増えていく時代ではない。だから、奪われるとファブ持ちは2重に苦しくなる。

だからこそ、Intelは守勢に必死なのだろうが、AMDが再びAPUの頃のようなミスを犯すことは、もうないだろう点を考えると、Intelの苦悩は始まったばかりなのかもしれない。




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