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zoom RSS 東北は大雨、西日本は台風な日に水と温暖化を考える。

<<   作成日時 : 2017/07/04 12:31   >>

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今日は、朝から台風が近づいているが、私が住む地域の上にあるダムの貯水率は5割に満たない。この7月で貯水率が4割台というのは、結構厳しい状況と言えるが、今週は雨が続く見込みなので、貯水率が100%近くまで行くことを願っている。8割以下で梅雨明けすると、今度は水不足が心配になるから後々困るかもしれない。

だからといって、沢山の雨を望むわけではない。本来なら、シトシト降って梅雨の終わりに、土砂降りが1度か2度あるのが、昔からの梅雨だった。今の梅雨は、降れば土砂降り、止めば真夏日・猛暑日である。大雨災害が増えれば、修繕費も掛かるわけで、猛暑が増えれば熱中症も増える。

極端な大雨災害は減り、満遍なく降ってほしいものだ。


<毎年起きる水害、今年も既に……>

昨年は、8月の終わりにやってきた台風10号が、岩手に大惨事をもたらしたが、その前に、前線が東北の太平洋側から北海道にあったことで、この雨が北海道南富良野町や、岩手県久慈市で多くの被害を与えた。ジャガイモ不足の原因になった災害である。

その1年前2015年は、茨城県常総市の鬼怒川氾濫と東北山形の小国川氾濫が起きた。これは9月だった。
既に毎年一度は、水害が起きている。
そして、さらに1年前は広島安佐南(8月)で土砂災害が起きた。
2013年は、山口県山口市徳佐と島根県津和野町(7月)で土砂災害と川の決壊が続出し、伊豆大島の土砂災害(11月)が起きたのもこの年だ。


・・・・とこの10年近くはほぼ毎年、どこかで豪雨災害が起きており、今年も北陸、東北で既に河川の決壊などの被害が出ているのは、結局、梅雨前線が、一カ所に留まり発達して豪雨をもたらすようになったからである。


−本来降る時期に降らない雨、上がる海水温・・・これが温暖化−

西日本や関東までの太平洋側では、実は何度か纏まった雨は降ったが、梅雨らしい梅雨は未だにやってきてない。

その一方で、梅雨前線は沖縄・奄美などが梅雨明けしたあとは、一気に北上し、東北付近まで上がってしまった。それが、本来ならあまり雨が降らない時期に東北で雨が降り、本来降るはずの時期に西日本や関東では纏まった雨が降りにくい状況を生み出す。そして、もし大雨が降れば土砂降りになるというおまけ付きになるのは、気温や海水温が上がっているからと考えられる。

気温と海水温が上がると何故豪雨になるのか?それは、とても単純で、海水温が高ければ、蒸発する水蒸気の量が増え、それが上昇気流にのって冷たい上空へと押し上げられ、雲が急激に発達する。それに地表付近の気温が極端に上がっているという状況が加わると、地表付近の飽和水蒸気量が多くなるため、上空の冷たい空気で水滴になる水の量が増える。要は、雲が著しく大きなものに成長してしまう。

すると、大量の雨となって地表に降り注ぐ。簡単に言えば、熱帯雨林と同じようなスコールが温帯の日本でも降るようになったということだ。


では、何故、前線の位置が定まらなくなったのか?
それは、海水温にムラが生まれているからだ。要は、赤道付近は常に暖かい、6〜8月の北半球は暖かく南半球は寒い、12〜2月の北半球は寒い、南半球は暖かいというのが、海流を生み出すが、それに加えて例えば日本海の北側は平年に比べて遙かに暖かいとなると、その付近で上昇気流が発生しやすくなる。
一方で、南側は冷たいみたいな状況なら、南側は晴れやすい。このムラが年々増加しているから、大雨が極端に増加するわけだ。エルニーニョ現象やラニーニャ現象は赤道付近で起きるそういう現象の一つだ。

では、何故そういうムラが起きるのだろうか?

実は、これは詳細には分かっていないが、予想できることはいくつかある。

<経済成長で生まれる海水温のムラ>

一つは、人の活動による変化だ。具体的に言えば、人がお湯を沸かして捨てるという活動が増えることで、海水温にばらつきが生まれやすくなる。
人が生活する場所が、寒い時期、寒い地域であっても、お湯が使われるような場所なら、暖かくなる。すると、そこから出るお湯は、川の水温を僅かに上げる。その僅かに上がった水温が、いくつか集まると、海に河口から流れ出たときに、波の影響を受け、煙のように揺らぎながら拡散していく。

これが沢山の場所で出ていると、徐々に海流の流れや温度を変化させる。要は、冬なのに温かい水が大量に出ているなら、冷たいところから暖かいところへの流れは減り、暖かいところから冷たいところへの流れも減ると言うことだ。そうすると、今度は混ざる速度が落ちていく、強くかき混ぜれば早く混ざるが、流れが落ちれば、混ざりも緩やかになる。

結果的に、水温ムラが生まれ、高気圧や低気圧が誕生する場所が、いつもと変わってくる。
これが、一つの可能性である。まあ、産業革命から考えると、100年周期でここまで来たとみれば、辻褄はある程度合うだろう。ただ、これからは多くの国で、温水放出が起きるはずなので、加速する可能性はある。

これに温暖化が重なると、冬の気温も下がりにくくなるわけで、水温差がさらに減るため、影響も大きくなる。
経済成長と温暖化防止は、成立しにくくなる。

<温暖化で怖いのは海水温上昇>


ちなみに、水というのは、熱伝導率が高い一方で、暖まりにくく冷めにくいことは知られている。簡単に言えば、何かから熱を貰い受ける力は強いのだ。しかし、熱を貰っても温度はすぐに上がらない。水の分子はある程度より集まっているため、熱の伝達能力が高い一方で、温度を1度上げるには沢山のエネルギー(熱量)が必要になる。

これは、簡単に言えば、水はすぐに熱を伝える力があるが、他の液体が10という熱の量で1度上がるとしたら、水は20や30という熱がないと、温度が1度上がることはないということになる。

尚、空気は水より少ない熱量で温度が上がる一方で、熱伝導率は低い。即ち、熱を伝える能力は、低いのだ。だから断熱材などに使われる。ただ、水よりは少ない熱の量で、温度がどんどん上がる傾向があるのだ。


冷却装置などに、水(水冷)が使われるのは、水は熱伝導率(熱を伝える力)が高い一方で、温度が上がりにくいからである。要は、熱い鉄板を冷ます場合、空気なら沢山の空気を当てて、逃げていく空気も熱くなるが、水の場合は、空気で冷ますのと同じ容量をかければ、触ってもそんなに熱くない程度の水のままという状況になるかもしれない。


しかし、世界は温室効果ガスばかりに目を向けているが本当に大丈夫なのだろうかと、不安になる。
そもそも、人々にとって一番厄介なのは、海水温の上昇によって、水産資源が枯渇すること、大雨災害が増えることである。しかし、現在行われている温室効果削減の提唱では、それを加速させるような、例えばデータセンターを海の底にプロジェクトや、太陽光パネルを池や海の上にプロジェクトなどが多い。
それは、確かにエアコンの電力を削減するが、本当によいプロジェクトなのかは微妙だ。

実は、これは水が熱伝導率が高い一方で、水温は上がりにくいという特性を使ったものだが、逆に言えば熱が自ら放散する速度に対して、水に排出されている熱量が増え続けているなら、温暖化を促進してしまうという欠点がある。何故なら、地球にたまった熱は、空気を通じて空から逃げていくからだ。サンドイッチの一番内側にある水に逃がしていたら、空気に逃がして、空に逃がすという手が必要になるわけで……温室効果の削減という部分では、場合によっては逆効果にもなり得る。


さらに、熱伝導率は高いが、多くの熱を一度の貯められるため、暖まり難く冷めにくい水辺を空気の代わりに冷却剤に使い過ぎると、使い始めた時点では、影響度が低くても、後々に温度が上がり、大きなダメージを与える可能性がある。要は水冷却装置は最終的に空気に熱を放出する仕組みを組み込んでいなければ、遅延性を持つ温暖化装置になる。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20150121/432583/

それでも、海面温度は上昇傾向にあるという点を踏まえて、ちゃんと放熱を計算した施設を作るようなルールがそろそろ必要かも知れない。特に、環境発電設備(ソーラー発電など)はまるで環境に良いように、池などに設営するものも検討されているが、あれは後が怖い。まあ、そういう部分も計算されてこういうシステムは導入されていることを祈るしかない。
http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/shindan/a_1/glb_warm/glb_warm.html
http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/shindan/a_1/japan_warm/japan_warm.html






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