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zoom RSS Core i9レビューに見る……18コアはきっと……そしてIcelake登場まで苦しいかも。

<<   作成日時 : 2017/07/14 10:42   >>

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RYZEN 7 1800Xの良さが光るレビューがまた出てきた。ASCIIの記事だ。オーバークロック時、消費電力と発熱がCore i9-7900Xと7800Xは尋常じゃ無い。しかも、AVX-512を使ったときの数字(効率)が特に悪いようだ。
http://ascii.jp/elem/000/001/514/1514627/index-3.html

Skylakeが登場する2015年2月〜3月に、Skylake FamilyからAVX-512を外した理由の一端がここにあるのかもしれない。まあ、これを外さなければ、Boradwellと同じような道をSkylakeも辿っていただろうが……。しかし、この数年100度超えのプロセッサを生で見ることは少なかったが、簡単な常用オーバークロックで100度超えは久しぶりで驚いた。
また、その消費電力が7800Xと7900XでOC時に100Wも違うことだろう。これは、効率的なオーバークロックが出来ておらず、熱として逃げるリーク電流が相当な量あることを示している。

これは、Skylakeの歩留まり問題が話題になったときに、噂された内容に酷似する。クロックを一定以上に上げた際に、AVX-512が原因で発熱が増大するとか、ゲインを保てなくなるため歩留まりが悪いという話はいくつか噂されていた。実際に信用に至る記事とは言えなかったが、14nmの製造プロセスの改善と若干の配線改良を改良をしているであろうこの製品でも、根本的な改善は出来ず、定格クロック時にやっと安定でき、オーバークロック時にエラッターで死なない程度には安定するようになったということになる。

ここまで2年掛かった訳だ。


<心配になる18コア-Core i9-7980XEの登場>

まあ、コア数が増えるとクロックを抑えるだろうし、並列スレッドが増えて全てのコアがビジーになる率は下がるため、この製品並みの発熱や消費電力より上回ることになるとは断言できないが、この数字を見ると、18コア/36スレッドのCore i9-7980XEを初めとした16コア/32スレッド、14コア/28スレッドの3製品はどれだけの発熱と消費電力になるのか心配になる。OCしなければ問題はないと思うが、このクラスはオーバークロックを前提に買う人の方が多いからだ。

そして、ZENシリーズの安定性は光る。本当に、昔のPentium DやXEとAthlon 64シリーズを見ているようだ。
あの当時も、SSE2などの先進命令とHyper Threadingなどの強みはあったが、コア数で劣り効率で弱かったNet Burstが苦しんだ。

一方でマルチコアソリューションの展開を本気で行っていたAthlon64/Athlon64Xxファミリーは、コア連結を進めMCMパッケージのPentium DやPentium XEより、効率では若干上回っていた。結構これはIntelにとって厳しい状況になりそうだ。


<いっそAVX-512なしでコア数を増やした方がよかったかも……>

個人的に考えると、AVX-512はまだあまり普及していない。今後も一部を除いてソフトの多くはネイティブ対応しない可能性もある。

正直、無くてもよい。むしろ、今では物理演算の一部はGPUが行っているため、ロングSIMDをCPUにさせなければならない理由が少ないのだ。そう考えると、AVX-512なしでオーバークロック時の発熱や消費電力が結構少なく抑えられる方が、実はAMDと比較するとイメージがよかった可能性は高い。こういう辺り、Intelの焦りが本当に明確に見える。

もちろん、これからAMDはThreadripperを投入するため、これの電力効率がIntelより悪いという可能性も否定はできない。ただ、今AMDはかなり自信を持っている上に、追う側であるため多少悪くても、既にどん底だったAPU、Aシリーズよりは遙かによい。だから、Intelは性能やコア数でリードすることを選んだ訳だが、それがベンチマークで分析されると、昔のXEと比べられるほど、悪い流れを生み出しているという結果になった。

この流れを、変えられるのは……。

<本命はCannonlakeかIcelakeか?>

実質で言えば、Intelでバランスのよい製品が出るとすれば、Cannonlake世代またはIcelake世代のどちらかだろう。このエンスージアスト世代でここまでいくには、まだ数年かかると思われるが、パフォーマンス及びミドルは今年、最初のCannonlake世代が登場し、来年にかけてブランドラインを広げる。そして、再来年にIcelakeに移行する。

ただ、つい半年前〜4月頃までCannonlakeは2017年の暮れから2018年の予定であったが、6月には8月〜9月に変わったという経緯がある。即ち、対抗馬がいなくて遅らせていたプロセッサ開発を、今度は対抗場が予想以上に強いため、多少無理をしてでも、出せる製品を出す方策に切り替えざる終えなくなったと考えられる。

もしかすると、現在2019年出荷予定のIcelakeもZen2の性能によっては2018年中に変わるかもしれない。
そもそも、CPU本体のMicro-Architectureは、Skylake〜Cannonlakeまで大きく変更される予定がない。これは、Tick-Tock開発プロセスを継承しているからだ。

まあ、Haswell/Broadwellの22nm/14nmでこの戦略は崩れており、SkylakeのAVX-512問題でそれは完全に明確になった。
今やCannonlakeは当初予定していたSkylakeのReboot(再起動)であり、Skylakeが目標としていた安定性(電力、機能、性能-同一クロックでKabylakeよりは5〜10%上げる必要がある)と歩留まりを完全に取り戻すことと思われる。
即ち、Skylake世代なのにCannonlakeはアーキテクチャそのものに、シュリンクによる微細化とは違う目的が加わった訳だ。

それでも、Zen2の出来によっては、Cannonlakeは苦戦するだろう。基本的に、SkylakeのAVX-512実装版が苦戦している辺りを見ると、Cannonlakeは大きく引き離すような製品にはなりにくいと考えられる。あくまで、Skylakeを10nmしてGPUとメモリーホストを強化する製品のはずが、Skylakeの開発上の問題によっていくつか要件を追加しただけだからである。

CPUアーキテクチャの更新が根本から行われるのは、元々Icelakeだった。そうなると、2019年に予定されるIcelakeも同じ10nmの第2世代になるため、早まる可能性は大いにある。


<IntelがAMDを完全にぶっちぎるチャンスは、Tigerlakeかその次か?>

Intelの開発スケジュールで考えると、IcelakeでさえもZenやZen+(現在はZen2)のパフォーマンスを想定した開発が出来ている可能性は低い。まあ、結果的に出来ていたというまぐれ当たりがあるかどうかという厳しい状況になる。
もし、それを想定するなら2020年予定のTigerlake(10nm第三世代プロセス最適化とされている)を、大規模改良するか、キャンセルして別の系譜を作るかだ。IntelはPentiumをCoreに変更する際にそれを行っている。
これなら、Zenベンチマークが出始めた2016年に始めて、2019年〜2020年に間に合う。

そうなると、実際にPentium4時代の再来だが、流石に今回は、目指している方向性はIntelもAMDも似通っている。
そのため、やるとしても、Tigerlakeで改良できる部分の改良を急ぎ、それ以降でZenシリーズの対策を施すパターンだろう。本当に、10数年ぶりの守勢なのである。

そして、この先はAMDだけを見て開発すれば良いかも分からない。

<インテルにとっては3年から4年が多方面で厳しい>

Intelは今後x86市場で、QualcommのARM系プロセッサとの競争も待ち受けている。そのため、ハイエンドで落とされ、モバイルでも喰われるなんて恐ろしい結末も可能性もある。もちろん、決して高いわけではないが、否定できるほど楽観的な状況にもない。実を言えば予想以上に窮地なのだ。

x86というアーキテクチャを開発して以来、汎用の高性能MPU/CPUで絶大なシェアを持ってきたIntelが、最も儲かるハイエンドと、PCでは一番穴場のモバイルで、守勢に晒されているのだから。
この状況は、Intelにとって今までにないほど多方面からのプレッシャーに悩まされていることになっている訳だ。

そのように考えると、Intelが焦っているのも見えてくる。
Qualcommを提訴する理由もこの別々の方面からの攻めを気にしての牽制だろう。


まあ、これはQualcommがAppleなどを提訴している理由も同じなのだが……。こういう以前は交わらなかった覇者同士が、競うようになっている面も考えると、Intelは計画中の製品ですぐに出荷できるものは、すぐにでも製造ラインに入れたいはずだ。ただ、昔のように数量をだぶつかせて価格競争を仕掛けてまで、勝利するほどPC市場は成長していないから、今、多くの案を練っているはずだ。

そして、練っている今は、歩が悪いということだ。この歩を戻すには、とにかく先手先手で予定製品を、早めに投入していくしか無いだろうが、今IntelのPC市場にとって厄介なのは、マイクロソフトがWintelから離れつつあることと、AMDが攻勢に転じたこと。

そして、14nmというハイパフォーマンスの歩留まりが悪く、停滞しているシーズンに全てやってきたことだろう。
現状では取れる手段があまりなく、少なくとももう1世代で、元の流れに戻してから、新世代に移行しなければいけない。そして、その新世代が、相手の現行世代や次世代をぶっちぎれるかは、未知数と来ている。


これが示すのは、x86における覇者とは別の流れもうまれ、未来の見通しが実は予想以上に不透明(AMD頑張れとかそういうレベルでは無く、もっと大きな変化が起きるかもしれない)なことも示している。
Windows10 ARMがもし成功すれば、本当にTigerlakeの次の次ぐらいの世代計画がただのパフォーマンスでは無い方向に変わるかもしれない。






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