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zoom RSS みちびき対応スマートフォンは少ない。対応するSnapdragonはどれか?

<<   作成日時 : 2017/06/05 08:32   >>

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先日、みちびきの2号機が打ち上げられた。打ち上げは成功したが、2号機の本運用の開始はもう少し後のはずだ。現在は、システムのチェック中だろう。

今回の2号機で何か変わるかというと、実は既に使っている人にとって大きく変わる事は少ないだろう。
正確に測位できる時間が少し伸び、ビル街などでも若干捕捉し易くなるぐらいだ。3〜4機までいけば、それが24時間365日、屋外ならどこでも測位可能になるため、価値が大きいが、2機は最終目標の過渡期に過ぎず、3機目辺りからがほぼ終日安定するラインになるだろう。

その影響もあるのか?

肝心のみちびきを使うには、iPhoneなら国内モデルのiPhone7かiPhone7 Plusが必要になり、AndroidならZenPoneのIntelプロセッサバージョン、またはQualcommの次のSoCを搭載したスマートフォン辺りを買うことになる。

製品名、型番、GNSS/RNSSチップの名称
Snapdragon 835、MSM8998(Qualcomm Location)
Snapdragon 660、不明(IZAT Gen8C or Qualcom Location)
Snapdragon 653、MSM8976Pro(IZAT Gen8C WGR7640 QZSS対応版)
Snapdragon 652、MSM8976(IZAT Gen8C WGR7640 QZSS対応版)
Snapdragon 630、不明((IZAT Gen8C or Qualcom Location)
Snapdragon 600、APQ8064T、APQ8064M or APQ8064 Fusion 3(IZAT Gen8C WGR7640 RNSS set)

それぞれの詳細なスペックは以下になる。
画像


−スペックの注意事項−

尚、上記、基本スペックは全てQualcommの正規Briefから集めたものと、2017年5月現在のQualcommのスペックシート(報道資料やBriefデータ、Developmentサイトの補助資料)を参照し作成したものである。データは、標準でサポート可能な最大仕様であり、組み込み済み製品(組み込んで販売している商品)の製品仕様ではない。即ち、原則としてこのスペック表にかかれている仕様と、同一か、または下で組み込み済みのスマートフォンやタブレット製品は出荷される。

なお、Qualcommのデータシートは稀に変更されることがあるが、今回のデータシートはBriefをベースに整合性を取っているため、表記揺れはある程度補完済みである。そのためリビジョンアップが生じた場合を除けば、変更は発生しないと信じて良いはずだ。

この型番に該当するCPU(SoC)を搭載した製品は、WGR7640のフルバージョン(QZSS対応版)またはQualcomm Location chipsetにQZSS(RNSS)信号を受信する機能が搭載され、有効になっている場合のみ動作する。海外製のグローバルモデルを中心に、ドライバーレベルで無効になっているケースもあるので、全機種ではないという点にも注意して欲しい。

これが意味するのは、iPhoneがそうであるように、海外から輸入した製品の場合は、同じ型番でも、その国では使われないGNSS/RNSSがドライバ無効または、非優先に設定されていることがあるということだ。そのため、国内の正規販売代理店で売られる製品なら良いが、完全輸入物の場合は、対応ハードでも対応していないことがある。この点には注意して欲しい。

これは、GNSS/RNSS系は捕捉する衛星を増やせば、それだけ精度があがる一方で、異なる衛星を多く捕捉すれば、演算に多くのパフォーマンス(消費電力)を消費する。また、捕捉出来る数にも限りはあるため、使わない地域ではそもそも捕捉機能を無効にして出荷することも頻繁にあるのだ。そのため、販売地域によって利用可能な測位システムが変わるのである。

ちなみに、Snapdragon 820が、みちびきに対応していると匂わせる記事も世間にはあるが、何かの間違いだろう。USB等で外部GPSを搭載すれば別だが、そうでなければみちびき(QZSS)には対応していない。Briefにも追加についての記述はないので、2017年5月現在では対応していないと思われる。
IZAT Gen8C(WGR7640)の難しい点は、実は同じ8Cでも、サブセットがあるのか、またはCの中でリビジョンがあるようだということだろう。これ(BriefとWGR7640の仕様)を調べるまで、分からなかった。
https://www.qualcomm.com/products/snapdragon/processors/820

−みちびき非対応のSnapdragon−

みちびき非対応の型番については、Snapdragon200シリーズ、400シリーズ、 610〜626までの型番、650は非対応である。また、821以下の全ての800シリーズは2017年6月1日現在では正式対応していない。2017年6月1日現在で発表していない型番はその限りではない。今後は、200や400は暫く後になるかも知れないが、600型番より上の新型プロセッサは対応すると思われる。

まあ、既存でも同じIZAT Gen8Cを使っているものが多いため、もしかすると誤動作的な動きはするかもしれないが、それらの製品は動作推奨製品ではなく、基本は認識せず動作しない仕様のものであることに、注意して欲しい。


<これからみちびきは普及するが、今はまだ選ばないと搭載されていない。>

先にも簡単に触れたが、みちびきは、2機目の本運用が始まる前の現在はみちびきがカバーする時間と場所に限りがある。そのため、みちびきが受信できる機器でも実は、時間帯や場所によって、精度が大幅に上がったり、普通になったり、下がったりすることがあるわけだ。特に、ビル街などでその傾向が顕著になる。しかし、3機以上の体制になれば、ほぼ24時間365日、安定した精度で位置測位を行えるようになると思われる。

その頃には、QZSS対応製品が充実していれば良いが、今年はハイエンドで、ようやく普及期に入るといったところだ。しかも、対応していても実は有効になるかどうか、最初から使えるかどうかは分からない。少なくとも、上記の理由で、グローバルモデル専用モデルは例え、Xperia XZ PremiumやAQUOS Rでも対応していない可能性が高い。
国内向けは、ファームアップなどで対応する流れになるかもしれない。

その辺りには注意が必要だ。

現状では、カーナビなどで対応が進む。しかし、最も使うであろうスマートフォンにおける対応が遅れているわけで、国内の大半の人がスマホや情報端末でこれを誰もが使う時代はもう数年後になるだろう。

まあ、今でも凄く困るほど、精度が悪いナビゲーションは少ないが、より正確性を必要とする人や、よくスマートフォンで地図アプリを使う人は、この辺りを確認してスマートフォンを選んだ方がよいかも知れない。



−蛇足−

今回、この記事は、以前このBlogで示唆した、作成中のアレを元にして書いた。とりあえず、Snapdragon200〜800世代までは全て終わり(項目はさらに増やすかも知れない)、今はHiSilicon Kirinに入りつつ、それとは別に、x86のPentium以降(AMD K5より後)の資料も再整備するため、どういう項目で作るか考えているところだ。正直、やり出したら止まらなくなった。

このように見ていくと、データシートの重要性がハッキリしてくるが、一方で一つのSoCに数限りないというほど多くの機能が統合され、実際には知っているようで知らなかった機能差があることに気づかされる。これだけの資料はQualcommの比較でも出てこない。仕様好きなら、きっと多くの人は、そう感じるはずで、それがこの資料の原動力になっている。

個人的には、コンピュータに限らず他の分野でも、一次データを元にした資料化がより広がることを祈りたいが、日本は編集された(比較も中途半端な)コメンテーター資料が多いので難しいのかもしれない。PC系は比較的あるほうだろうが、他は既に満たされている面もあるのか少ない。だから、モン・・・・・・ンなど安易な民間の品質評価手法に流れる面もあるのだろう。

我々が複雑化する社会で、全てを理解するのは難しい。だから、絶対評価という面倒な手法は避けるのが一般的だ。1から全部調べるなど、物好きのすることだからだ。その「ものずき」というのが、本来は「記事書き」でなければならないのだろう。ただ、その記事書きがソーシャル化してしまっている。Bloggerの記事が上位に来る時代、結局メーカーや最初の情報ソースが出している資料が、十分に広がっていない面もあるのかもしれない。その辺りに対する反省が必要なのだと、実は今感じている。

結構調べて書いたものもあったが、それでも足りない部分は多かった。
結局、あれに比べると何となくこっちが良いと、我々は無意識に相対評価になっていたり、ここの記事がこうだからと安易に書いてしまっていた部分も多いのだろう。少なくともPCとスマホ系は、すぐには難しいが、順次資料を整備し、少しずつ改善していきたい。

まあ、噂や予測になると、どうしても記事は粗くなるが、製品版で、最終データが出た後の記事ぐらいはちゃんとしなければいけないと、改めて思ったのである。





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