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zoom RSS BTのバージョンとLDACとApt-X HDの関係A-LDACとApt-X HDの違い。

<<   作成日時 : 2017/04/04 11:45   >>

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前回はBT(Bluetooth)のバージョン仕様について書いた。EDRを使えば若干音飛びやノイズが出ることもあるが、CDと同等の音声をリアルタイムに再生できることも示したが、LDACはそのEDRを用いて、帯域を拡大し音質を大幅に向上していることを示した。Apt-X HDはApt-Xとの互換性があるため、HDを使うには相応の帯域が確保できる必要があるが、EDRでなければ絶対にダメという規格であるという情報は見つからなかった。HDは使えないのかも知れないがApt-Xと互換性があるが故だろう。LEでもコア仕様でも帯域さえ満たすなら、動くのかもしれない。以下がそのスペックとなる。(PCビュー専用です)

Codec LDAC Apt-X(LL含む)
Apt-X HD
SBC
サンプリングレート 最大
(非圧縮参考レート)
96KHz/24bit
4608Kbps※1
48KHz/24bit
2304Kbps※1
48KHz/16bit
1536Kbps※1
最大SNR 144dB 129dB 96dB
ビットレート 990Kbps
660Kbps
330Kbps
352Kbps
384Kbps
(以下HDのみ)
529.2Kbps
576Kbps
198Kbps
345Kbps
最大サンプリングレートに対する圧縮率(圧縮最大ビットレートとの比較) 約1/4.65 約1/4 約1/4.45
レート割り当て VBR? CBR CBR
符号化方式 LDAC専用
知覚符号化は未使用
DPCM/ADPCM
(以下HDのみ)
E-aptX
SB-ADPCM
データの完全性 損失あり(lossy) 損失あり(Lossy) 損失あり(Lossy)
対応機器 LDAC Apt-X
Apt-X HD
A2DP標準
BT Version 4.x?+EDR 2.x〜4.x
製品によって異なる。
1.x以上
遅延 公称はみつからず不明だがApt-X系には及ばない模様。 25ms〜150ms前後 〜250ms前後
想定サンプリング以上の音声処理 Codecによる
ダウンサンプリング?
96KHz/24bit
OS側による
ダウンサンプリング
48KHz/24bit
OS側による
ダウンサンプリング
48KHz/16bit
特徴 音質を重視
ただし、990Kbpsは通信状態の影響を受けやすい。
Apt-XとHDは互換性重視。互換機器は多く規格もいくつかある。
A2DP準拠のためA2DP機器であれば利用できる。
将来性 Codec拡張も可能としている192KHz/32bitまで拡張可能で、サラウンドにも対応できるらしい BTに限らず使われているので、帯域が許せばLosslessなどに拡大する可能性あり オーディオの最初の仕様なので、将来の発展性は無さそう。

※1 ステレオ音声時、モノラルは半分のデータレート。

-LDAC-

LDACはビットレートモードが3種類あり、最高音質時の990KbpsはISM帯域が混雑している時には、ロストしやすいという点はマイナスだが、それを除けば、かなり音に拘ってビットレートを可能な限り追求したことが分かる。特に、転送可能なサンプリング周波数をオーバーしたときに、サンプリングレートコンバートに、LDAC内部コーデック上で処理しているっぽい記載が見られるのが気になった。これが出来るのであれば、音質をLDAC側である程度維持することが可能となり、他の規格にはないかなり有用な部分といえる。尚、一部ではLDACは可逆(Lossless)と書いている記事もあったが、それは間違いである。知覚符号化を使っていないだけで、損失がない方式であるとは書かれていない。尚、遅延は大きい部類となるようだが、公称の遅延時間は開示されていない。まあ、ビットレートを330Kbpsぐらいにすれば、遅延が多少短くなる可能性はあるだろうが、期待できないレベルである。本当に音を綺麗に再生することに特化している。

-Apt-X HD-

Apt-X HDは既存Apt-X(Apt-X LL含む)技術の延長線上にある。符号化もADPCM系でサンプリングも低いため、少なくともLDACよりは負荷(消費電力)は少なくなると思われる。ただ、ダウンサンプリングはOS側で行われるため、48KHz/24bitを越える音声ソースが多い場合は、音質がLDACに比べると一段下がる可能性もある。そういう点では、高いビットレートが選べるLDACは優秀である。しかし、48KHz/24bitで576Kbpsというのは、バランス的には良いところを狙っている。輻輳などによって音飛びやノイズが出る可能性は少ないだろうし、それだけ無線デバイスの消費電力を減らすことが出来る可能性がある。もちろん、設計するデバイスメーカーがどう作るかによるので、絶対ではない。LDACに比べて帯域も狭いため、96KHzオーバーのサウンドを再生することが少ないなら、こっちでも十分だろう。特にApt-Xは遅延の少なさでは定評があるのもよい点だ。HDでは150msまで遅延が広がるが、Apt-Xに切り替えれば、32msまで遅延は減らせるので、これは音楽再生に拘らない人にはプラスの機能だろう。要は、音声用途を限らずに何でもBTで転送するなら、Apt-X系の方が不満は少なくなるかも知れない。ただ、音質はBTとして最高にはならない。これは、過去のApt-Xと今のHDとの互換性を重視しているからこその強みである。また、Apt-Xは、元々BTに限らず使われているので、そこがコスト面などで魅力的に映るケースも今後出てくる可能性は多いにある。

−SBC−

私自身、昔からお世話になった規格である。音は決して良い物ではないし、遅延も大きいが、古くからあるので重宝してきた。しかし、規格としてはもうApt-XやLDACに取って代わられる日が近づいている。今後も、互換のため縁の下の力持ちぐらいで生き延びて欲しいと思うのだが・・・最近はBT4.0以上のみ対応などの機器も増え、SBCの古い製品でも確実に使えるという点を売りにする商品も減少している。音などにこだわりがなく、古いスマホや携帯デバイスでBTを用いてオーディオ再生する時などには悪くない規格なのだが・・・。

この他にもAAC-LCやMP3など普通にエンコードコーデックを使う方法もあるが、それらは今回外している。これらの技術は、携帯オーディオ機器にとってはバッテリーを食いやすいなどいろいろ欠点がある。最初からBT向けにも使えるように負荷を減らすことが想定されているLDACやApt-X、SBCなどとは少し違ので、性質的になしとした。

 

<音質は何よりも素晴らしいのか?>

では、このHD系オーディオコーデックを使うと、本当に素晴らしい音が聴けるのか?と言われると・・・。LDACの990Kbps程のビットレートならサンプリングレートによっては、よい音が出ると考えられる。ただ、最上にはならないだろう。何故なら、調べた限りではこれらに使われる符号化技術は全てLossyを基本としているからである。即ち損失のないデータ符号化形式ではないということだ。特にHD品質(Hi-Res)で考えると、ワイヤード(線のある)ヘッドフォンで直接オーディオ機器と繋いだ方がよくなるケースもあるだろう。まあ、違いが聞いて分かるかというと人の感性次第であるが、音だけに拘る場合にはその限りではない。

音が良いと言われる理由は、無線(Bluetooth)で送信する割には」という条件があり、これまで対応していなかったHD音声をBT経由で再生できるからという点に他ならない。音質に徹底的に拘る人が、無線オーディオデバイスを選ぶ理由にはならないという意味でもある訳だ。

確実な利点が出るとすれば、最初からLDAC、Apt-X HDなどのコーデック内蔵のワイヤレスヘッドホンなら、設計の段階でHD音声の処理を前提にしているため、別途HD(Hi-Res)ヘッドホンを探す手間は省けるという初心者が選ぶのに苦労するという壁はなくなる。

後は、ワイヤレス故の強み(操作性・携帯性)をどう見るかである。ワイヤレスはバッテリーが双方に必要となるため、経済性は悪いが、コードを気にする必要がない。Stereo Mini等の出力端子がないデバイスでも使うことが出来る。iPhone7のように・・・。また、ヘッドホンに無線機能内蔵なら鞄やポケットの中でコードが絡まることもない。それは素晴らしい利点だろう。そこと、音の兼ね合いをどう考えるかが重要になる。まあ、音マニアには向かないが、音だけで満足するのではなく、デバイス全体の運用性で満足するには向いていると言えよう。

まあ、ワイヤードヘッドフォンの方が音が良いかどうかは、今度はスマートフォンや携帯オーディオプレーヤー側のDAC性能や、アンプ性能にも依存する。そこまで考慮された携帯オーディオ製品や上位オーディオ製品だとBTでは太刀打ちできないだろう。

<複雑化するBTオーディオの説明>

少なくとも日本では、LDACとApt-Xのような規格は、どちらも音質だけで評価されるケースが多いのも残念な点だ。Apt-X HDは音質よりもApt-Xを音質方向に堅実な拡張しつつ、Apt-Xの機能も継承するということに重きが置かれているのが、仕様を知るとはっきりと見えてくる。私的には、何にでも使うなら、遅延の低減でもかなり頑張っているApt-X/Apt-X HD対応の方が、多くの人には好ましい製品なのではないかと思える。また、Apt-Xは他にも規格がいくつかある(BT向けではない規格)ため、今後それも需要があり、BTに応用できるなら展開しようと考えている節も見られる。野心的な規格だ。

その一方で、LDACは日本のソニーが開発したこともあるのだろうが、音質で評価が高い。技術的にそれを大前提に開発されているため、BT市場では最高で素晴らしいと言える。将来の拡張性もその辺りを見据えて考えているのだろう。ただ、それ以上でも以下でもない。即ち、半端ではないほど音に拘っただけなのだ。BTで音楽を再生するなら、LDACは最強なのだ。しかし、音楽を除いた場合に、果たして100点満点かというと実は遅延という点では、厳しい面もある。また、あくまで音質はBTを使うという前提であり、ワイヤードのヘッドフォンの方がよくなる製品もあるだろう。(これは、DACやアンプの性能次第)この辺りが、LDAC関連の記事では結構疎かになっているケースが多い。

個人的には、レシーバー側(ヘッドセットなど)のApt-XとLDACへの両対応がもっと進めるべきだと思うが・・・。これは、今後に期待したい。

昔はもう少しこの違いや、問題点がはっきり示されていたし、拘る人はその記事を読んで両方の機材を揃える人もいた。今では、極端な傾向が進んで、逆に視野が狭くなっているようにも見える。まあ、これは結局は規格が複雑で、説明や評価が難しくなっているからということが1つある。また、特定デバイスや規格だけに特化した、商用記事が増えているという点もあるのかもしれない。

 

このように2回に渡って書いたが、調べて思うのは昔のようにただハードウェアが刷新される時代とは異なり、ソフトウェアでプロトコルやCodecを追加していくという仕組みが増え仕様を調べるだけでも苦労する。特に、異なる技術を同じブランド名に内包するという商業戦略が広がったことで、販売としては成功しているが技術として見ると継ぎ接ぎが酷いものも多い。そこが、技術に対する理解を難しくしているようだ。その結果、なんとなくで選ばれ広がる製品も多いのだろう。買ってみると合わずに後悔する人もいるのかもしれない。

今回は、そういう点も見えそうな結果であった。少なくとも、Apt-Xは今のところ互換重視のオールラウンダーである。LDACは現状ではオーディオ重視である。これはとても重要な要素なので、しっかり目的に合わせて判断するのが良いだろう。









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