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zoom RSS 切り売りを進める東芝、総合メーカーを目指すアジア企業

<<   作成日時 : 2017/04/10 10:38   >>

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かつて、エネルギーとエレクトロニクスの東芝と呼ばれ、この最近は「東芝 Leading Innovation」を売りにしていたがいつしか、それを紹介したページもなくなっていた。
https://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/private/innovation.htm

その東芝が次に身売りを検討しているのはテレビ事業だとか・・・。東芝映像ソリューション株式会社がそれである。まあ、赤字事業なので本来なら事業撤退していてもおかしくないのだ。ただ、国内ではREGZAが価格コムで人気なので、CM用に残し続けてきたと思われる。まあ、計画は今のところないと答えるのがいつものパターンだが・・・。
http://www.asahi.com/articles/ASK4961B8K49ULFA002.html

ちなみに、市場シェアは大型では4位以下、小型で何とか安さから3位(ただし2位以上と大差)ぐらいと、完全に小物である。性能も以前ほど光るものがなくなり、マニアと対価格で安い機種を除けば、昔の勢いは今の東芝にはない。
https://www.bcnaward.jp/award/gallery/2017/hard/p3.html

世の中栄枯盛衰が激しいものだと思う。一時期は、東芝と言えばイケイケムードだったが・・・。
原発事業一つでこうなったとまで言う人もいるほど、現実を信じられない人も多い。

まあ、原発事業がなくても、業績の悪い事業を買収していたら今東芝は同じ状態になっていただろうが・・・。何せ、原発事業を買収した時点で、東芝は不適切会計に手を出していたのだから、子会社がそういう体質になるのはある程度予測できることだ。三菱がWECを買収していたら、もっと早い段階で大損失が出て苦しんでいたかも知れないが、WECが粉飾をすることも、破綻することもなかった可能性は大いにある。軌道修正も行われたことだろう。

東芝は、経営段階でおかしいのだ。だから原発云々で済む話ではない。もし、変わる方法があるとすれば、経営者が「あれらの無能から、これらの無能に引き継がれた今の現実」とは異なる経営者が経営したなら、WECの原発事業を買っていようが買っていまいが、経営センスが破綻(経営はまだ継続している)した東芝にはならなかっただろうと思われる。


まあ、切り売りをもう止めることは出来ない。次は、映像ソリューションでその次が、PC事業のクライアントソリューション辺りだろうか?そうやって小さくなっていき、債務を軽くするのが、銀行のお仕事になるのではないだろうか?どうせ、粉飾企業(不適切会計企業)では国が助けるのも難しいし、東芝や金融機関にもその気はないと思われる。

破綻でもしてくれればそういう検討も出来るのだが、会社そのものが資産があり、しかもそれを動かす人間が、会社のあり方に思い入れも何にもない人たちなので、きっとどんどんグループは小さくなっていくだろう。今のままならば・・・。赤字でも売れるところは売るだろうし、半導体が消えれば、その事業(赤字事業)を支えるだけの事業規模がもう東芝にはないのだ。私が、半導体を売ればどうなるかと以前書いたが、その流れに入ったように思う。


では、何故赤字事業を買うようなアジア企業は何故いるのか?

これは、簡単である。美味しいからだ。特に日本というのがまた良い。上手くすればすぐに黒字化出来るし・・・。
何故か?これは、Yahooの掲示板などを見るとよく分かる。東芝という組織に思い入れがあり、賃金が沢山貰えるような優秀な労働者は、外資に買収される企業に残ろうとは思わないからだ。だから、人件費が下がり、場合によっては老害が減る。要は若返りが進むのだ。退職の損失はある程度痛いが、相応の手切れ金(退職金)で若返る場合、若い方が企業にはメリットがある。また、若者もある程度離反的は人は減る。ガッツがあるものだけが残るという効果もある。

最初からヘッドハントされて再就職できるなら別だが、そうでない人も若者高齢問わず結構リタイヤする。だから、業績は上がりやすい。しかも、優秀な開発者が抜けても、買収した企業が困ることはない。何故なら、買収した企業は知的財産権も込みで買収しており、研究者や労働者が逃げても、別の人に入れ替えたり、下で頑張る人に任せることで、研究を続けることが出来る。

それに加えて、全く自社事業と競合しない新事業や市場として手に入れるなら、相乗効果の方が大きくなる。皆さんの頑張りに任せますよと言える訳だ。これは、日産とルノーが当初行っていた関係に似ている。

だから、外資は欲する訳だ。鴻海が高値でも半導体をほしがるのは、そういう面もあるだろう。SHARPが思った以上に成功しているから、半導体も高値でとりあえず一次交渉を突破し、2次、最終で少しでも値引けるならという流れだろう。

この野心は、企業としては悪くない。むしろ、日本は見習うべき点かも知れない。欧米企業でも良くやることなのだから・・・。


尚、これが同じ国同士の場合は、少なくとも労働者が自分から辞めるという選択肢は減る。だから、赤字事業はもちろん黒字でも、簡単には手出しができない。協業関係にあるとか、労働組合を維持しても、黒字化を維持できるなど、ある程度の事業メリットがあれば別だがそうでなければ、なかなか今の日本市場では厳しい。
高齢化も進んでいるので、円高などになれば、赤に陥る可能性もあり成長性もなかなか判断が難しい。そのため、半導体事業などの買収に日本企業は名乗りを上げなかった。

そもそも、半導体事業に投資するために、東芝もヘルスケア事業を手放すほどの選択をしている。今実っている事業は、数年前に投資したお金が返ってきているに過ぎない現実を考えると、よほど投資資金が継続して得られる状況になければ、半導体は維持できないという点も大きい。まあ、それを知らないと好きなことが言えるのだが・・・。


ちなみに、日本企業が海外投資で失敗するパターンはこれらの逆パターンである。

簡単に言えば、日本企業が偉い立場にあり、買収した会社を下に付け自分たちの主張を無理に通そうとしたり、または上位の企業を買収して、その上位企業が望むままに資本関係だけで支援に動くのだ。結果的に、相乗効果どころか離反効果が働くようになる。場合によっては、親子なのに親子で同じ市場を取り合う。そして、その失敗から、足を洗う。それで終われば良いが、東芝のように子が親の悪いところを学び、親子ともにどん底生活を強いられるケースもある。

日本はこのところの頑張ろう日本効果や個々が凄い日本みたいな効果もあり、日本の技術は凄い、日本は最高とおかしくなっている人も多いので、そういう変な人が、買収事業を任せられでもしたら、失敗する確率は上がるだろう。


これまで成長してきたアジアメーカーがその資本力を武器に、日本企業を買収し、足りないものを補う総合メーカー化していくのは、自由市場である以上当然である。まあ、買収が増えるなら、失敗する企業も出てくるだろうが、今のところ日本より下位の企業が潰れそうな企業を買収するなら、たぶん成功することが多いだろう。それは、救済されたという負い目と、救済した企業が日本は優秀必要だと求める両方のメリットが働くからだ。

一方で、日本企業が買収で失敗するのは、結局、WECを買収しなければ東芝は、こんな状況にならなかったのにという日本人の発想にもあるのかもしれない。これは、本当に東芝の企業体質そのもの何だろうなと思う。

そもそも、こういう話が東芝の中からも出てきていたが、買収した企業を良くするも悪くするも、親会社がどのように子会社と付き合ってきたかである。既に買収時点で粉飾(不適切)だった企業が、WECを悪く言う筋合いはないのだが・・・それを分かっていないから、日本企業はアジア企業に喰われていき、一方で一部企業が高値で買収して、その後安値で手放すという流れになるのかもしれない。

これは、メディアなどにも責任がある。結局、時系列の関係性と、真の内部事情は分からぬままに、時間ばかりが経過するのが日本だ。しかも、記事になるのは、どの記事も一端だけである。全部見て時系列にすれば、東芝に圧力体質があった可能性が高まる。WECが当初はちゃんと報告を上げようとしていた可能性もあるということだ。結局、それが未だに見えないから、監査法人と東芝側で対立が起き、決算書が出せないのだろう。この会社は、切り売り売却云々より、市場倫理上で考えると、破綻していなければおかしいと思うが・・・。










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