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zoom RSS 動物園の人気者が急減中 輸入厳しく「種の保存」必要に・・・・何の種かな?

<<   作成日時 : 2017/03/27 09:10   >>

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動物園や水族館と言えば、この時期に家族や恋人と出かけるテーマパークスポットの一つである。ただ、それ以外にも動物の生態を研究する施設としても知られる。所謂、生き物を飼ったり繁殖させる研究をする拠点施設である。特に、近年では欧州を中心に、生体の増加と保存を目指した研究施設としての役割を持つ。
http://www.asahi.com/articles/ASK3P5STSK3POIPE02N.html?iref=comtop_8_01

まあ、日本はこれまで金銭による取引を多く行ってきたため、それもあまり行われてこなかったのだが・・・。最近になって、ラッコはほぼ水族館からいなくなりつつある。また、コアラもトントンで種を保存するのはまだ十分とは言えない。さらに、動物園の人気者である。象も減少傾向にあり、サイは種によって世界的に少ないため、日本に限らず展示施設は少ない。ちなみに、キタシロサイは世界で3頭しかいない。
国内で飼育されるキリンは90年代から、20年で数が約70近く減ったとされる。


これは、日本に限ったことでは無く、他の国でもある程度起きていることだが、日本の場合はより広範で深刻になっている。何故なら、動物園自体に足を運ぶ人が減少しており、人口減少社会の高齢国家ということもあり、入園者数が減って財政難も多いからだ。基本的に動物園に通って喜ぶのは若年層が多いため、経営難が今後も緩和される見通しはない。
そのため、昔のように外から追加で買い付けることも難しく、さらにデッドデータブックに入った種は取引が規制されており、海外から購入することが出来ない。だから、国内飼育種は減少し、滅んでいく。


この状況は実は、90年代にはある程度分かっていたことである。それ以前から、日本は繁殖より、飼育に力を注いでいたのだから当然と言える。しかし、日本は比較的金で解決してきた国であり、研究という目的なら、商用とは違うという間違った認識も根強かったのだろう。結果的に、欧州や米国より種の保存に対しては取り組みが遅くなり、気が付いたら一部は回復が困難なまでに激減した。

特に水族館におけるラッコの減少は、致命的なレベルであり、今後も回復する見込みはないだろう。
そもそも既に国内に10数頭しかいないラッコ(90年代には120以上飼育された)では、数世代も経過すれば近親交配が進むことになり、種の絶滅リスクが上がるのは間違いない。


<希少な実物は将来展示から消える?それどころではない現実・・・・>

まあ、私立である程度利益を出している園は、今後も展示が続けられるかもしれない。ただし、それも日本で種が続く間はという条件が付くが、このままだと将来的に動物園に行っても見られるのは、象の精巧な模型やロボットになっているかもしれない。時よりどこかの博物館などが行うマンモスを模した模型やロボットのように・・・。または、バーチャルリアリティ(VR)を使った展示もあり得る。実物が見られなくなるというのは、もう時間の問題になっているものが多いのだ。

ちなみに、減少している種は、アフリカやアジアの種だけではない。南米アマゾンのアリクイ、ナマケモノなどは多雨林の伐採により、急速に数を減らしており、展示数が日本では多くないが、規制も進むだろう。即ち、世界の動物園で動物を飼育研究するということが出来なくなる日が近づいているわけだ。


<種の保存のテーマ>

尚、この朝日の記事で、気になるのは、種の保存という言葉だろう。元々動物でいう種の保存は、純粋に希少な種(たね)を保存(保護)する意味ではない。また、数少ない動物を飼って増やすという意味でも無い。まあ、法的に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」というのがあるので、それを補完するワシントン条約等の観点で見れば、種の保存は守ることに変わりはないのだが・・・。動物園がこれを使うのはどうかと思う。

研究とを併せ持った機関として減少した飼育生き物の数を増やす考えるなら、種の保存という言葉は好ましくない言葉だろう。何故か?

種の保存はあくまで、野生種の群団がいくつか保全されていることが条件だからである。
先に述べたように、種は近親交配を繰り返すと、劣性になることが間々あるとされる。そのため、同一種でも、ある程度異なる環境で順応した遺伝情報を持つ群団が定期的に交配し、遺伝的進化を継続的に受け入れる必要があるのだ。
それの、繰り返しで生き残る種の流れを、種の保存という訳だ。要は、常に種はその時代に合わせて順応し、順応した種が残るということを意味する。そして、順応には、一匹(一頭)や二匹(二頭)が残ってもダメなのだ。少数の数ではなく、優良な種群としてある程度の血統の異なる群団が複数必要になるのである。


本来種の保存は、動物園で飼う飼育頭数を増やすことではない。もし、動物園や水族館が種の保存を本気でするなら、育てた種を、元の野生に戻す活動も同時並行で行う必要がある。それをやれば、種の保存になるだろう。この場合は、種の保存というよりは、動物園という組織の絶滅を防ぐための対策を種の保存と大げさにしている訳だ。


まあある意味では、「動物」という種より、動物園、水族館、サファリランド、○○牧場などと分かれている動物展示施設(テーマパーク)がそれぞれの群団として見れば、動物園や水族館という動物テーマパークという種が、滅びに瀕しているとは言えるだろう。はっきり言えば、動物に対する「種の保存」ではなく、動物テーマパークという種が生き残れるかどうかが、今問われているのである。

それは、結局展示(商業)に力を注ぐ一方で、飼育や繁殖といった体制や研究が不十分で、人気の種を買い集めることばかりに力を注いだ反動と、失敗によるものだろう。要は、動物テーマパークが世間の流れに順応できていない劣等になりつつあり、必死で種を残すためにと自分たちを売り込んでいるようにも見える。


<本来なら飼育の難しさと、繁殖に際して見る側が留意する点が重要では?>


この手の記事は年々増えているが、いつも本来伝えるべき点は書かれない。だから、世間から見れば、軽く見られる。

本来なら、種の保存が何故これまで上手くいっていないのか?これから、どうすれば上手くいく可能性があるのか?そして、そのために動物園に行く人に何を求めるのか?が最も重要である。例えば、ラッコは見た目とは裏腹に臆病でそれ故に乱暴である。そのくせ、環境変化(音や光などの変化)に対して弱くすぐにストレスをためる。ストレスをためると、毛の油分が減少し、皮膚や体毛が、直接冷たい水に冷やされ、体が衰弱する。

だから、交配が難しく死亡率も高い。結果的に飼育数が激減した。フラッシュは控えてくれと言っても、やる人はいるわけで・・・。そういう話を世間に広げるのは大事なことだ。しかし、買い付けが困難になり、高齢化して数も減っていて、施設に足を運ぶ人も減少するという商業的な流れをどうこう言っても・・・まあ高齢化だからね。我が社も大変だよというのが関の山である。

多くは、自治体がやっているし、今まで時間はあっただろうという話になるかもしれない。施設が、繁殖目的にも変わる中で世間に理解を求めるのは良いことだが・・・減っている大変だと言ったところで、そりゃあ大変ですね。頑張って下さいぐらいしか言いようがないのだ。

こういうメディアでの記事にしてもらうなら、そういう面にスポットを当てないと、たぶん動物テーマパークという種は、犬や猫のようなペットショップレベルのふれあい施設+博物館展示に、そのうち姿を変える日も近いだろう。



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