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zoom RSS 東芝融資継続に一部銀行難色・・・半導体分社、7000億円損失?次々と・・・

<<   作成日時 : 2017/01/19 14:24   >>

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東芝が半導体事業の分社を検討しているようだ。虎の子という記事まであるが、あれは虎の子というより、相互出資の合弁工場と一部に相互知的財産を持つ事業である。そのため、虎の子とは言い難い。金ずるなら別だが・・・。

SHARPの液晶事業のように事業縮小もまともにせず「虎の威を借る狐」も過去にはあったわけで、本当に虎の子なのか?それとも、狐や狸なのかは、経営者がどう育てて行くか?如何に誠実な事業かによるわけだ。何より、門外不出の虎の子というのは、秘伝のたれならまだしも、グローバルで流れが早い事業では本当に「虎の子」か今がピークの虎かは、時期を外せば変わる。本来虎の子は、成長が約束されているからこそ虎の子だが・・・半導体はそうなのだろうか?
http://mainichi.jp/articles/20170118/k00/00e/020/242000c
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170119/bsc1701190500001-n1.htm
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011900228&g=eco

まあ、東芝の場合は、経済的信用面で「誠実」という言葉が、今や嘘くさい企業になっている。

<融資継続を受けても自己資本が・・・>

ちなみに、いくら融資を受けてもその融資の担保となる資本と成長性がなければ、金は借りることが出来ない。だから、銀行は難色を示すわけだが、それと半導体事業分社と虎の子というのは、全部別々に書かないといけないネタなのだろうか?一緒くたで考えれば、これは全て必然である。もっと言えば、半導体は虎の子とは少し違う。以前は虎の子だったが、今ではSandisk(WD)がいて成立する部分が多いのである。


<お荷物なのはどちらかと言えば本命の「虎の子」、WEC>

そもそも、半導体事業はヘルスケアという成長性は乏しいが、長年安定した収入を出していた柱を、手放してでも必要とした事業であるが、これは虎の子というより、Sandiskとの関係性もあって、処理がすぐに出来ない可能性もあったからと思われる。生き残る最善策を正味半年程度で、分社の対象にというのは皮肉であるが、最悪の判断ではない。東芝本体は残るのだから。

しかし、問題はそれよりWECの方だろう。本当にWECの事業は、この損失処理をして半導体事業を分社化しても生き抜けるだけの稼ぐ力を持っているのか?が既に見えない。
正直、ヘルスケアを売る前に、まず異色だったWECを再分社すべきだったと思うほどに・・・。


<この虎の子と虎の威を借る狐は・・・今売れるかどうかだけ>

半導体事業が分社出来るのは、WDグループのSandiskと共同開発を長年続けてきたが故の強みである。ただ、逆にそれがあるからこそ、すぐに踏み切るのは容易ではなかったはずだ。今回踏み切ったのは、資本が本当に危険域に突入するからだ。上場廃止までに現金を用意しておきたいこと。もっと言えば、WD側としても東芝が倒産して、知財がバラバラになったり、WDが買い取ってという訳にはいかないからでもある。ストレージ事業(HDDも含めたストレージデバイス事業)で3強(2位との差は大きい)に入っている東芝に対して、WDが動くと・・・間違いなく、国際司法当局の承認に手間が掛かるのだ。だから、スピンアウトで濁すことにしたといえる。少なくとも、経営者サイドはこの計画を、ヘルスケア売却と秤に掛けていたはずだ。

ちなみに、記事にあるようなものを全て虎の子と称すれば、
このように売ってきた虎の子は、既に東芝ではCompal Electronicsへの日本を除くテレビ事業のブランド売却、ソニーへのCMOSセンサー事業売却、キヤノンへのヘルスケア事業売却・・・などなど、他にも小さなものまで数えるときりが無いほどある。一方で虎(東芝)の威を借る狐となったのは、植物工場である。こちらは完全撤退(精算)となった。


このように見ると、合弁やOEM/ODMなどで行っていた事業を譲るケースが多い。利益が出ていない事業も多くあるが、それをとってくれる企業は、基本的に業績が良い企業や成長余力があり、虎の子を得た企業もある。

その一方で、将来に向けた投資として行っていた植物工場などは、実を結ばない上に今利益が出ていないことが理由となって、消えるのは本当に正しいかわからない。現時点では弱る「虎」が、今から成長する「子虎」(これが本来「虎の子」になる)をかみ殺しているだけかもしれない。

お金があれば続けたのかも知れないが、正直、国内でテレビ事業を続ける金があるなら、その技術者を植物工場のさらなる効率的生産の研究に当てて、10年後に東芝といえばクリーン野菜の生産者と言われた方が良いと思う面もあるほど・・・弱って行く中で、既存事業を如何に残すかの方が焦点に当たるのは、それだけ今に固執する経済原理が社会的に働いていること。資本が弱っていることが響いている。

では、WECは虎の子だっただろうか?今では、虎の子とは誰も言わないが・・・東芝はそのつもりで取ったはずだった。


-狐か猫が残る東芝の主軸-

虎の威を借る狐だったのは、WEC( Westinghouse Electric Company)とその関連の企業だろう。
WECが買収している原発関連会社は結構多いが、東芝の不適切会計(粉飾)の後から出てきた。WEC関連の問題は、同じ穴の狢(むじな)に見える。名門:東芝という威が、いつのまにか上にいる狐によって、メッキにすり替わっていたように、WECもまた自分を虎のように見せていたわけだ。そして、そこに集まる企業も、虎っぽい狐か、虎模様((茶虎)の猫そんなところだった。

そこまで考えれば、東芝がこれからというWECとその関連会社が最もうまく東芝を化かしたとも言えるが、結局同類が寄り添っただけで、しかもそれが最後に泥船に乗っているというのが、下っ端社員にとっては辛い内容と言えよう。

尚、今からWECを手放すことは難しい。財務は相当悪く運転資金が心許ない上に、今WECを改革するとなると、金が足りないからだ。


<震災がなければ、原発事業は好調だったのかも疑問>

ちなみに、原発事故がなければ東芝は成長していたという点にも、今では疑問符が付く。その理由は、結局事業の高掴みを親会社はしており、将来の損失を隠してまで事業の売買が行われている企業集団だからである。これが示すのは、GE・日立の連合にはどう考えて勝てないということと、中国など国有原発メーカーと戦っても、最終的に負ける可能性が高いことを意味している訳だ。

時間差は違えどどこかで窮地に陥っただろう。即ち結局は化かし合いが、どこでばれるかだけの問題なのだ。


<再建するには・・・本当の意味で「虎の子」が必要>

東芝の今の基幹事業は下手に中国などに回ると国防やインフラ面で危ないものも多い。下手をすれば、日立やGE、三菱、AREVA SA(アレヴァ)などが持つ進んだ技術と同等のものを、安い労働力を持つ、途上国や、国主導で開発費を湯水のように使う中国などに、小指の先ほどの差まで縮められる恐れがあるからだ。

だからこそ、何とか立て直して貰いたいと思うが・・・

その一方で、ここまでに書いた虎の子にも、ちょっと思うところがある。今売れている事業やただの主力事業を、虎の子というのも、問題だろう。組織として必要なのは、これから事業の柱となり将来東芝を支えてくれる虎の子である。見込みでは、その虎の子が、東芝としてはWECだったわけだ。半導体はそもそも、東芝にとって一つ事業ミックスであっても、本命ではなかった。これは、ヘルスケア事業もそうだ。あくまで、堅実な事業の一つだったに過ぎず、まあ隠していれば虎の子かもしれないが、それぞれの事業が大人として巣立ったと思えば、東芝本体の失墜とは別に、悪くない状況である。


しかし、東芝が最も大きな虎の子と思って取り込んだ事業が、「虎の子」どころか、現時点ではとんだ張りぼて状態だったということに対して、融資者はどのように東芝の経営者に責任を問い。その代わりの虎の子を見つけるのかが、求められるがそれは全く語られない。むしろ、逃げていく事業の方が勿体ない潰れるかもと、不安を煽るのだから・・・東芝はダメだと思わせる。



現状で、半導体が虎の子と呼ばれるということは、結局、虎の子は東芝にはないということになりかねない。もう、どの事業も「蜘蛛の子」となり優良な資産から順に散らしていき、残るのは腐敗した肉と皮ぐらいになるのだろうか・・・そして、その辺りになって、政府系ファンドが救済するか?他国のハゲタカに事業の良いところを吸い上げられ、日本の他の優良企業のアドバンテージが奪われるのかも知れない。


それを防ぐには、半導体を虎の子として惜しむより、これからの東芝にどんな事業が残りそうなのか?どんな可能性があるかを見る方が重要だろう。個人的には、植物工場などもし東芝に資金力があったなら、続けただろうと思っているが、あのような部分には、あまり虎の子という言葉は使われないのが、日本の悪いところである。


<虎の子は本来表にない隠し味>

虎の子がもし企業内にいるとすれば、本来の虎の子は「人」である。人を育てあげることでそれが将来の虎(大物、価値あるもの)になるか?それとも、狐や狸の化かし合いや、猫だったで終わるか?を決める。

そして、技術としての虎の子は、例えばCell Regzaが、今も続いていて、当初述べていたように進化を続けるテレビだったなら、今、東芝のテレビ事業は世界でどんな地位を持っていたかということを考えると良い。要は、Cell Broadband EngineというCPUに、どういうソフトウェアを組み合わせるか?それを、カスタムチップで落とすのではなく、ずっと育て続けたなら、今どうあるか?その技術が虎の子である。

きっとこれは、続けていれば他社には出来なかっただろう。

裏で何かを組み合わせたときに、ものとして素晴らしい商品になる。だから、秘伝のたれのように、しっかり隠され少しずつ育てるのだ。東芝はそれをWECに求めたが、それが実は虎の威を借る狐だった。結局、虎の子というのが、事業目線でしかないから、こうなったのかもしれない。


そして、それをメディアも踏襲して事業が虎の子だと言う。事業は虎の子ではなく、あくまで外からみる暖簾だ。暖簾を潜って、カウンターに座る。その向こう側の厨房にある出汁やタレ、または店員や店主が本来「虎の子」である。
本来、そういう目線で東芝に今何があり、何が問題なのかを示す必要がある。



これは、SHARPの再建でも見たような何かである。
投資家はとにかくとして、新聞も企業も、銀行も、「虎の子」という事業をどうするかばかりを考える。事業を考えると、本来の虎の子になるはずの人や技術は疎かになる。とにかく、これを簡単に分社して売り払いましょうとかそういう話である。

しかし、分離して残った中に虎の子はあるのか?分離した側が本当に虎の子なのか?
現実には、こうやって切り離すまたは切り離されていくのは、虎の子より蜘蛛の子や成長した虎でしかない。離す話が出たら、その時点で虎の子は大人に向かうのだ。

本当に東芝にとっての虎の子がいるとしたら、東芝のどこかの檻の中で餌も十分に与えられずに、餓死寸前か、眠っているのかも知れない。それをちゃんと育てるための資金として、東芝は半導体事業の分社資金を活用して欲しいものだ。


まあ、今できることは、淡々と半導体の分社化を進め、WECを事業部辺りに格下げしさっさと解体するか、今後他のスポンサーを探して、事業を合弁にすることも検討すべきだろう。既に、半導体が虎の子扱いされるなら、WECは虎の子ではないのだ。ここにさっさとけりを付け、真の本業(東芝本体)に残っているであろう虎の子を保護し餌代を捻出することに注力しなければならない。東芝で残すなら、個人向けなら電気機械事業の応用が可能なライフスタイル事業ぐらいだろう。半導体なども切り離すなら、国内だけのテレビからは、一端撤退し優秀な技術者をライフスタイル事業や、他の虎の子に向けるべきだろう。

最後に、東芝の従業員数は連結企業を合わせて2016年3月時点で22万人いる。
メディアもある程度そういう目線をもって、一つ一つの記事の接点をバラバラにしないで欲しいものだ。東芝は国内企業であり潰れるより、可能な限り自力で生き残った方が、日本にとっては絶対にプラスであろう。


しかし、今売れているものだけを、虎の子と言っているから、日本は先手を打っていながら撤退して、後から他社に市場を奪われることもあるのかもしれない。

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