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zoom RSS Qualcomm Snapdragon 835のリーク情報は少ない・・・まるでインテルのよう

<<   作成日時 : 2016/12/05 12:12   >>

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QualcommはSnapdragon 835がSamsung 10nm(FinFET)で製造開始されたと発表したのは、先月(2016年11月)のことである。しかし、当初噂された830(MSM8998)が同じモデルナンバーで835(MSM8998)になったことで、ちょっと噂の信憑性は落ちてしまった。
830だと思っていたものが835だったのだから当然だ。クロックの違う2つのモデルがあるのか?それとも、830という製品自体がキャンセルされ835になったのか?最初から、835で開発され830をダミー情報として僅かにリークさせていたのか?まあ、現状で考えると2番目はないと思われるが、一つめと三つめはありそうだ。


何せ、これによって、多く出回っていた830系の情報は、霧散し一方でその830の情報が全て835が適用され始めたからだ。CPUがKryo200と呼ばれており、4+4のGTS Octaコア(8コア)。Adreno型番がマイナー更新され540になるという話は830と変わらない。GPUの演算性能は520GFlops前後になりクロックは650MHz以上になると言う話も、実は830と変わっていない。こう考えると、835は830の名称をそのまま置き換えただけに見えるが・・・別に低クロック版などで830があるという可能性は否定できない状態で残るのだ。

まあ、ある程度確かなことは835の性能情報だろう。
性能向上率がSnapdoragon 821よりも、約2割〜3割弱向上するか、または4割消費電力を削減できる見込みとなっている。(両立する訳では無く、最小消費電力時に4割削減、最大パフォーマンスで2割から3割性能が上がると思われる)
商用無線はLTE X16(Downloadのみ)に対応するため、最大1Gbpsなどと呼ばれている。(厳密にはデータリンク層の理論最大速度は979Mbpsである。)ちなみに、アップロードの最大速度はX13であり150.8MbpsとなるLTE無線モデムが統合される。

ストレージ系はUSF2.1に対応することがほぼ間違いないようだ。eMMC5.1(HS400)には既に82xで対応している。SD4.0(UHS-II)に対応するかは不明である。

また、Quick Charge4が搭載されることは既にQualcommが発表済みである。8割充電時間がさらに2割短くなるという。最近は発火事故が多いので、高圧充電機能が本当に良いのか、その辺りは気がかりで、果たしてこれが強みなのかはGalaxy問題もあったので分からないが・・・。(そもそも、充電時間の短縮は、既に実用上ではあまり問題ないレベルに達しつつある)

他に統合される機能はGNSSセンサーのIZatやDSP(Hexagon)だが、詳細は分かっていない。IZatは既に第8世代のCリビジョンから、長いこと変化がないため、そろそろQZSS(みちびき)対応の9や8Dが出ても良いとも思うが、需要は日本近辺しかないので、難しいのかもしれない。


Kryo200プロセッサコアのクロックスピードは、謎だらけである。830説の頃は、3GHzオーバーだという話もあったが、たぶんそこまでいくことはないだろう。だいたい噂される最大クロック周波数が当たったことはここ最近はない。パフォーマンス面から考えても、全体の底上げが2割から3割の向上という点で(GPU等も含めた全体)クロックが大きく上がることは、ちょっと考えにくいからである。8コアなら並列性を上げて、クロックを下げ低電力に向けている可能性の方が現実的に見える。クロックを高めれば、それだけ発熱も大きくなるので、あまり上げたくはないはずだ。

Kryo200が既存のSnapdragon82xと同じコアの8コア版なのか?それとも、改良された200というアーキテクチャなのかも定かではない。ほとんど、謎だらけのまま、83xがスタートするわけだ。実に、最近のIntelっぽい流れになったと言え、成長時代が終わりを示していることが分かる。


<そろそろパフォーマンス競争は終わる>

スマートフォン向けSoCの性能向上は、ここ数年ゴードン・ムーアもびっくりのペースであった。故に、パフォーマンスの向上テクニックは、新製品が出る頃には、なんとなく開示されていたが・・・そろそろ、大きな性能向上の余力もなくなり始めたのだろう。インテルのように、漏れてくる情報が少なくなり始めている。

スマホのスペック情報も、今後は寂しくなりそうだ。
まあ、そもそもの話として、スマートデバイスは、最もパフォーマンスを消費する物理演算や解析、データベース処理には使われない。使うにしても、大半はクラウドやグリッド処理で別の場所に分散処理させるか、より大きなサーバーで処理した結果のみが流れてくる。強いて言えば、一部のモバイルゲームが最もGPUとCPUを酷使するぐらいだろう。

即ち、パソコンよりも遙かに性能向上を欲するユーザー数は少ないといえる。

そのため、Qualcommも必死に自動車向けや産業向け(ディープラーニング、AI)用途などの開拓を始め、一方で技術情報はあまり流さなくなったと言えそうだ。もうアーキテクチャで差を付ける時代は終わり始めているのかもしれない。

問題は、これから起きるであろう過当競争だろうか?

<ARM系はこれから正念場>

ARMはこれまで凄い勢いでライセンスを伸ばしてきたが、これからは淘汰時代に入ると思われる。
これから、さらに売れると考える人もいるが、上位製品がある程度熟れてきている中では、差別化そのものが難しい状況に向かっていく。そうなると、そこそこの安さを持つ製品が売れるようになり、薄利多売になる訳だ。
Qualcommもそれに向かっていることは気が付いているからこそ、車や産業向けにシフトしていくとともに、性能の高いものに投資し、凄いでしょうというよりは、ラインナップを厚くして沢山の顧客を獲得する方に向かっていると言える。

インテルも最近は、x86以外の事業を必死に紹介しているのは、ARMの影響力が伸びたこともありそこが見えたからだろう。一方で、最上位の先端情報は隠し、他社との差を悟られないようにしたいというのもあるだろう。Qualcommがそういう時代に入ったのは間違いない。


スペック好きとしては、やはり寂しいものがあるがこれが、競争の先に行き着く流れなのだろう。出来ればそろそろこれという新しいデバイスが市場に出てきて欲しいと思うが・・・AI系はスペックというものが、隠されているので(他と比べる指標がほとんどないので)勘弁である。












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