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zoom RSS 産総研、1枚の光ディスクにBD 400枚相当10TB実現の可能性も・・・

<<   作成日時 : 2016/12/01 18:13   >>

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PC Watchの記事である。産業技術総合研究所が新しい光学メディアに関する技術を発表したようだ。ただ、研究所レベルでは理論が実証されたようだが、それが、対コストと量産という面で実用的な枠になり、商品化出来るのか?と言われると、現時点では・・・10年先や15年先で実用化されるかなぐらいのレベルだろう。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1032766.html
http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/2016/nr20161130/nr20161130.html


気になるのは、単照射で光記録を形成としており、100Mbpsで記録できるとしている点だ。それが、BDの3.5倍と書かれている点は気がかりだ。BDの等倍速は36Mbps(チャンネルデータレート:66Mbps、光学読み取り速度:35.965Mbps)であり、100Mbpsを3.5で割ると28Mbpsにまで落ちてしまう。本来なら126Mbps(少なくとも120Mbps)とならなければ矛盾する。
数字が間違っていないとしたら、この等倍速換算ではない、照射スポット換算である。そうなるとBD並の回転速での記録や再生にはまだ到達出来ないということになる。まあ、これはあくまで記録材を開発しただけであり、ドライブが出来たわけはないからだ。
この発表でさらなるスポンサーを欲しているとみるべきである。

また、10TB実現の可能性というのは、10TBが実現されることが決まった訳では無く、あくまで実用化後に拡張すれば、最大でそのぐらいまで行けるかも知れないという領域である。そうなると、なかなか厳しい問題がいくつもある。

BDでさえも、既に廃れ始めており、QL以上の容量アップ見通しはない。果たして、採算性も含めて考えたときに早期にこの研究が身を結ぶかは、微妙なところだ。
将来、他の媒体の成長性が鈍化したときに、別の応用などが効く可能性はあるので、無意味ではないだろうが・・・。

後は、容量だ。面密度は現時点では低い。信頼性が高いことを売りにしているが・・・MOはその売りでは市場をとれなかった。
Archival Disc(AD)のODAG3では1TBのロードマップが既にある訳で、先行する他の光学メディアと勝負出来るかどうかは微妙だ。ODAGは単一のディスク媒体と言うよりは、最終記録(追記型)を前提としたリムーバブルディスクアレイデバイスなので、研究レベルのこのメディアと単純比較するのは難しく、コンセプトが異なる可能性もあるとは思う。ただ、この手のポストBDデバイスは、今や厳しい。実用化には至らない日立のホログラフィックメモリなどの例もあるからだ。

結局実用化するにしても、製造のばらつきを抑え、量産できる体制が整い。最後に買ってくれる顧客をある程度先に掴んでおかなければいけない。現状では、テープ媒体や、NANDフラッシュ、リムーバブルHDD(RDX等)などを用いた多重記録などの方が、成長しており、光学メディアはかなり苦しい。最終的にADを推進するソニーやパナソニックが採用してくれれば、万々歳かもしれない。




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