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zoom RSS ミラーレス車は欠点を克服して、自動車の新しい歴史を紡ぐのか?

<<   作成日時 : 2016/11/22 11:05   >>

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今日は、自動車ネタ2本立てである。

地震に関する考察はいつもなら書くが、実はNZ地震の震源から、宮城福島近辺で近いかもという記事を別に書いていたのだが(もう作成中の内容は削除した)・・・実際に来てしまったので、不吉なことが当たるのは良くないと思い自重することにした。専門家は関係ないとメディアで伝えているが、関係性を誰か証明すれば、もっと抜本的な対策や地震予知にも繋がるだろうにと・・・感じたぐらいだ。

今詳しく書かないのは、験(縁起)の問題であり、個人的な心情の問題である。災害系は、注意喚起レベルで書いている最中とはいっても、当たって欲しくはない。それを専門に研究しているわけでもないのに、こういうのが当たるようになるのは、私個人としては悪いのである。


ということで、ミラーレス車の話である。

トヨタがまもなくレクサスシリーズにミラーレスモデルを追加すると予想されている。そのため、それに関連する情報が出てくることで、ミラーレスに対するドライバーの考え方がいろいろ出てくる訳だ。たいていは否定する人が多いが、肯定者はあまりこういう内容には反応しないので、どちらが多いかはまだ分からない。

ミラーレスは、車種によっては大きな可能性と安全性を担保することになるかもしれないが・・・。私も既存車両の概念で見れば否定論者である。ただし、車種によるというところだろうか?


では、ミラーレスの欠点とは何か考えてみよう。

<ミラーレスの問題点>

カメラ遅延の可能性は良く言われる。昔ほどタイムラグはないがそれでも、未だにタイムラグは0.0x秒〜0.1秒ほどあるとされる。これが運転に大きな影響を与えることは少ないとは思うので、私的にはあまり心配していないが、世間では恐れている人もいる。よほどぶっ飛ばすことがなければ、実用面でこれが影響することは少ないだろう。

2つ目は、視野・視界錯覚である。私が恐れているのがこれだ。これまでの物理ミラー方式では、ミラーの角度に目を向ければ、そのミラーの反射視野角の範囲でものが見えていた。
しかし、ミラーがカメラになったときに、ミラーの場所に表示画面を置くわけではない。即ち、ミラー相当のカメラの映像を、どこか別の場所(たとえば、センターコンソール上の画面などやバックミラー)に表示することもできる。私はこれが事故原因になりかねないのではと思っている。

ミラーであれば、目で見て反射している角度がイメージできるが、たとえば右サイドミラーの映像を中央のセンターコンソールにもし表示すれば、または左のエアコン吹き出し口下ぐらいに置いたとして、これはサイドミラーと同じ位置から撮影していると思えるか?というと、とっさな判断が必要な時には私にはできる自信がない。これは、高齢者に限らず若い人でも慣れるまでは、大変だろう。

そして、怖いのは車種によってミラー画像を表示するディスプレイの設置位置が違う場合だ。これをやられると、間違いなく困惑する。調べて見た限りではこういう基準が明確には示されていないように見えた。もしかすると、他に基準記載の資料があるのかもしれないが、法的にはディスプレイ表示はどこに置いてもミラーとして機能するなら、良いように見えるわけだ。もし、そうだとしたら絶対に後から錯覚事故が起きそうだ。


3つ目は、故障のリスクであろう。これは、カメラモニターとの接続不良、センサーの故障、映像エンジンの破損によって映像がフリーズする。途切れる。遅延するという現象に繋がるだろう。これが、事故原因になる可能性は否定できない。特に、今はまだそういうリスクを考えて運転する人が多いだろうが、これが一般に普及し始め、それが当たり前にでもなれば・・・モニターが切れただけで混乱する人も出てきそうだ。

4つ目は、電源だ。そもそもカメラを増やせば電力消費も増える。それでも、車両の電装品は徐々に増えている。最近は燃費基準が厳しいためアイドリングストップテクノロジーの搭載車が普通になり、サブバッテリ搭載車が増えた。あれがコスト面で結構馬鹿にならない。これも欠点である。

5つ目は、焦点の問題である。視野錯覚とは違って、実際に自分が見たい場所と、カメラが焦点を当て写している場所が違うという問題である。距離角や焦点距離は光学ミラーなら自分の目が行う。あくまで、ミラーは反射している風景を写しているだけで、その先のどこに焦点を当てるかは目が決めるのだ。また、首や目線の移動によって、反射角が変わるため、より近場や遠場を視線移動で確認できるのも違いである。
しかし、カメラの場合は基本的に、カメラ側のレンズ特性やカメラの被写体認識機能が自動的にそれらを判断して、焦点を合わせることになる。即ち、人が見たいものに像(ピント)を合わせてくれるとは限らない。もっと言えば、レンズの都合上ピントを合わせられない被写体距離や角度もあるかもしれない。
だから、より広角が撮影できるカメラを搭載するが、情報量が多ければすべて補えるとは限らないかもしれない。

<ミラーレスの利点>

は、メーカー側にとっては多くある。いわゆる経済性の問題が多いのだろうと感じる。

1つは、ミラー付きは安全基準に基づいて作られており、ミラーの視認性を阻害するデザインが作れなかった。しかし、カメラを使えば、それらの問題はなくなる。小型カメラで4K(UHD)でも2K(ハイビジョン)でも搭載すればその代わりになり、それらは物理鏡より設置面積を抑えられる。出っ張ることはない。
また、カメラに使うセンサーシステムを紫外線、赤外線、レーダー波など複数を加えることで、視覚的な判断より正確に危険な物体を鮮明に捉えることが可能になる可能性はある。要は、夜間など視覚上は真っ暗で見えない場所でも、カメラにミリ波レーダー連携による物体認識(枠表示)のような機能があれば、その物体を伝えてくれる可能性はある。また、夜間専用の高感度カメラを搭載していれば、夜間等でも昼間並に明るく撮影できるケースもあるかもしれない。これは、利点になり得る。


2つ目は、燃費に僅かながらの利点が生まれるということだ。バックミラーを見直せば、車体をより流線型にすることもできるだろうし、サイドミラーを見直せば突起分の風圧を抑えることができる。僅かな差でも長距離を走行すれば、燃費に相当程度の影響を与える。

3つ目は、生産コストを下げやすいということかもしれない。ミラーより部品コストは量産すれば下がるはずだ。(後述)

4つ目は、車高が高かったり、車体が大きく死角がたくさんある。大型車の場合だろう。これらの車両はとにかく乗用車に比べて死角が多い。そのため、ミラーよりもカメラの方が、巻き込みなどの事故防止には有効に作用するかもしれない。ただ、ミラーレスにする意味があるかは分からないが・・・。



<ミラーレスはミラーの既存の概念を補ってこそ強くなる>

個人的には、運転アシストが搭載されているなら、ミラーレス車でも良いのかも知れない。

ただし、原則としてディスプレイは、実ミラーで見る場合に近い場所に、モニターがあるべきだと、私は思っている。少なくとも車種によってモニターの位置が変わってはいけないと私は思うのだ。
そうしないと、いざという時に、視界錯覚を起こしそうだ。これは、ディスプレイモニターを複数持っている人なら、試せば分かるが、メインモニターの左側にモニターを置いて、2面目のデスクトップ拡張を有効にすると、デスクトップの拡張は右側にできる。
そのままで使うと、左にモニターがあるので、人は視覚的に左にあるモニターにカーソルを移そうとするが、実際には右に移動しないと、ディスプレイ2には行けない。

実際に出る映像で分かるだろうと言う人もいるだろうが、人の頭が理屈で動けるのは、平時だけである。平時を外れて咄嗟という状況になると、見えている状況の一般的な解釈(矛盾の少ない答え)を、頭の中で短絡させて、行動する。要はアクセルとブレーキを間違える原理と同じだ。こういう問題が出て事故に繋がる可能性はあるし、たとえばバックミラーにサイドも含めた後ろの全景が映るにしても、バックミラーを見て斜め前前方がおろそかになれば、事故る可能性はある。視覚視点をもっと合理的に考えて、モニターの位置を固定させないと、不味いと思うのだが・・・。


基本的に、ミラーは見られれば安全という発想ではない。安全のためには、そのミラーで見た風景が後ろのどこを見せているかを、無意識的に理解できる必要があるとともに、視覚で直接的に見る映像と重ねて周りの判断が効率的にできなければ、ミラーレス車は将来的に事故の温床にもなり得るだろう。


ただし、全く価値がないとも思わない。
初っぱなからミラーレスありきで市場が考えているのは、ちょっと経済ありき過ぎて気になる(前のめり過ぎる)が、ミラーありの車両の利点をちゃんと計算して作ったミラーレス車でセンサー系がカメラ以外にも複数あり、それが運転支援技術とセットになっているなら、安全性が高い車両もできる可能性はある。正直、ミラーレスを売るつもりなら、デザインとか、燃費よりもそういう点の方を売りにした車両を出すべきだと思うが・・・。(デザインなら、車はミラーがあるものと思っている私からすれば、ミラーがあった方が良いと思う。)


<将来は物理ミラーも駆逐されるかもしれないが・・・>

しかし、このペースだと最終的にフェンダーミラーのようにミラー付きの車両そのものが、経済的な理由で消えていく可能性もある。結局、カメラ系のコストは部品点数が少なく、量産されれば安く収まる。半導体関連技術と小さなレンズ技術の集まりである。

これは、携帯電話よりスマートフォンが作られるのも似たような理由だが、こういう小型電子デバイスは、製造が楽なのだ。スマートフォンなど、液晶をガラスカバーにはめ込むだけだ。テンキーのある携帯電話で、スライドや折りたたみ、2軸ヒンジなどは手作業工程が多くなるため、製造コストは高い。それは、ミラーも似たようなものかもしれない。

ミラーの場合は原材料と鏡面の技術コストが高そうだ。
そう考えると、電子化は結構単価も高く、多数のセンサーと組み合わせれば見栄え的に高性能化を謳えて、旨くすれば儲けも大きい可能性が高い。だとすれば、ある程度売れれば、自動車メーカーは急速に物理ミラーを減らしていくはずだ。


とにかく、まだ車両が販売されているわけではない。それが販売され初めて、何年後に最初の事故が起きるか、その事故がどういうものになるかだろう。まあ、その前にミラー搭載車がオプションになっていたりして・・・。これが一番お寒いことだが、日本でありがちな見切り発車のパターンである。そういうことがなく、事故が予想に反して減ってくれるなら、良いのかも知れないが・・・・ミラーレスがあるならミラー+カメラ(バックモニター以外)の安全優先車というのも、考えてほしいものだ。

これからは、自動運転のカメラとかアラウンドビューとかそういうのも良いが、ミラーレスと同じようなカメラを追加した、サイドミラー付きを考えた方が、売れるかも知れない。最終的にミラーレスを目指すなら、そういう発想は欲しいものだ。


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