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zoom RSS 東電、燃えない「リチウム硫黄バッテリ」や・・・ツッコんだら負けなのか?

<<   作成日時 : 2016/10/13 14:36   >>

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読んでいて、思わず「まず高圧線を燃えないように・・・」とツッコみたくなる絶妙な、タイトルだったのがPC Watchの記事である。内容を読んでみる限りでは、地下高圧線の破損を見抜ける研究はなかった。そもそも、昨日燃えた地下高圧線施設には、消火設備はなかったことなどを考えると、これほどの被害は予想していなかったのだろう。

ある意味ここからも、そういう問題が起きることはないと考えていたと思われる。
ちなみに、鉄塔の劣化などを図るのに、学習型のシステムを活用するようだが、どこまでシステムが、人に近づくのかは難しい。私の経験上は、システムが人以上になるかというと、微妙だと思うが・・・。まあ、そう思い込む人は確かに多い。

本来はシステムができるのは、最もできる人と同じレベルの作業である。ただ、一つだけ確かなのは、システムは人のように感情には左右されないということだ。暑いから寒いから、用事があるからという動きは今のところシステムはしない。AI研究が進めば・・・将来的には分からないが・・・だから、パラメーターとチェックポイントに、故障などの要件がすべて整っていれば、故障前などに未然に対処ができる可能性は高まる。ただし、あくまで要件が整っていればである。だから、一番できる人より上に立つのは実は困難である。

まあ、センサーの種類が増えることで、監視の幅は広がるが、人も道具としての機械は使うわけで、人が全く見抜けないものを機械が識別するのは不可能である。なんせ、それを不具合だと教える人がいないのだから・・・。そして、何より問題なのは、こういうシステムは、人件費が最も掛かる場所から採用されるということだ。即ち、特にこれまで問題が無かった場所は、最後に採用される予定となる。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1024585.html


<人口減少による事故は必ず増える>

そうやって考えたときに、この記事はある意味、反面教師の役割をしているなと感じる。
結局、いくらシステムで考えても、システムを研究している部分と、実際に事故が起きる部分がマッチしていないのが、この記事をみるとよく分かる。彼らは、鉄塔の整備点検を重視して作っていたが、事故が起きたのは、地下の高圧線の発火である。決して軽視をしていた訳ではないと思うが、結果的そう見える状況になったのは、そこは安全でこれからも、事故には至らないと思っていたからだ。

そして、これからは燃えた場所の監視にも投資されることだろう。そうすると、次はどこかの予算が減るかも知れない。
いわゆる別のリスクが生まれると、リスクが起きていない箇所から、お金を手当てされるという話である。これは、企業のもつお金というのは有限だからであり、もっと言えばまだ成長途上なら、借り入れなどもできるが、成長が鈍化している状況では、何もかもに投資することはできないからだ。どこかを、減らしてどこかを増やすしかない。

<今の人は職人気質は少ないという問題も>

これから、人口減少の世の中だ。インフラ系の国内企業の中には、こういう企業は増えていくだろうし、事故も起きやすくなるかも知れない。それを、AIやシステムで見るというのは、確かに理想ではあるが、果たしてどれだけそういう人材が今残っているかは、微妙だ。

正直、70代や80代の引退者であっても、機械に頼らず見る目があった人を、もう一度、システム開発の場で立ち会ってもらって、その経験則をシステムに落とし込みでもすれば、もう少しマシになるかも知れないが・・・。最近は、コンピュータを使った管理しかしらない人も多い。両方を覚えている人も多い中で・・・システムによる管理は、人を模倣できるか?そこが難しい。実際には、こういう事故が起きないようにするためには、システムに頼らない経験則を充足させた職人の発想をシステムに組み込む必要もあるだろう。


<大停電は前代未聞でもない・・・>

ちなみに、米国では2003年に北米大停電が起きているが、今回の東電はそれに近い状況で終わりそうだ。
まあ、北米大停電の時も最終原因は不明で終わっている。東電も大方原因は分からず終わるだろう。なんせ、火災の鎮火におよそ10時間以上を掛けているのだから・・・。原因となった場所を特定するのも既に不可能であろう。

日本は、他国とは違って凄い管理ができる。気配りができるといっていたが・・・それは、既に過去のものになりつつある。全部が全部とは言わないが、最近は何かと、陰から出てくる不正、不祥事、事件事故が多い。さすがに、労働人口が減少し始めて20年前後というのが、影響し始めているのだろう。

ただ、全く同じ事例はなくても、他国でも白昼に突然の停電は起きている。今まで、そういうことが少なかったことは誇れるだろう。問題は、こういうことが起き始めた現実を見て、今トラブルが起きてない他の産業で、トラブルが起きない保証ができなくなっていることだろう。言い張って今になってそれが起きるようなことが、今の日本では起きかねないということだ。

そこに対して、まずは気を引き締める必要があるだろう。それは、ここからいえる一番大事な日本人の反省点であると感じる。これが、単に東電の問題で終わるのではなく、他の産業で日本は優秀であり、誇れると言われたような分野でも、ちょっとした不注意や、安全コストの削減などで起きてしまうかもしれないというのは、絶対に忘れてはいけないことだ。即ち、誇れるような素晴らしい技術や実績を持った会社や人がいるから、凄いのではなく・・・しっかり皆が地道にやっていることが素晴らしい結果を生み出す訳だ。それは、システムに置き換えるにも、実は相当な調整が必要であり、それまでには十分技術のある人が見続ける必要がある。そもそも、現場10年で一人前を、システムで5年というのは、実はおかしい。そのシステムは、5年間でOKと誰が認めているのか?実はそこに穴がある可能性も否定はできない。

そこまで考えると、人というのは、誰も凄いのである。そして、技術や実績は一人の成功ではなく、皆の努力で成立している。そして、その皆の中にある一つの作業でも欠ければ、それらは、一瞬で灰になるかもしれない。そういう社会であることを、忘れてはいけないし、企業もそういう目線をもっと大事にした方がよいのかも知れない。








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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
電柱を立てる作業員の人が「最近の人は図面だけみて線を引くから塀があって立てられない」とぼやいてたのを思い出しました。

半導体の不良をAIによる選別で減少させるなどの話は聞きますが、職人レベルの点検・監視まで行うシステム(AI搭載ロボット?)をゴールとすると道はかなり長く険しそうですね。

だけどシステムで監視することを前提にしたシステムという方向に進化して、結局、システムが動かなければ動かせられないという脆弱な方向に進む未来しか見えない・・気がする。
かるろす
2016/10/13 18:04

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