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zoom RSS 孤立集落残る人びと 岩手で救出ヘリ拒否続出・・・これは単純ではなく難しい話

<<   作成日時 : 2016/09/07 09:42   >>

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毎日の記事である。難しい話である。都会なら、大半が避難しないのがおかしい、真っ先に避難すべし・・・だが、田舎で農業(畜産、農産品の生産)で生計を立てている人が多いなら、家や農地の片付けが出来なくなることは、即ち生活が立ちゆかなくなることを意味する。要は、あなたの働く会社の事務所がぐちゃぐちゃになり、立ち入り禁止といわれ、明日から休業する。「休業補償・・・そんなのないよ」と言われる。そう思えば、簡単に分かるだろう。
例え、すぐに出荷や回復出来なくても、時間を無駄にはしたくないだろう。中には、もっと動機が不純でそれだけではない人もいるだろうが・・・。

自営業者や兼業農家なら多くの人が分かるだろう。命が大事であることは百も承知だろうが、安全性がある程度見えるなら、残りたいと思う人もいるだろう。

これは、都市部で福利厚生と会社が与えてくれる施設で働き、野菜が高い大変だという人には見えない部分である。ただ、この選択が良いとは言えないのは事実だが、決して一言で避難すべきという話にもならない。
http://mainichi.jp/articles/20160906/k00/00e/040/232000c

以前もここで書いたが、中山間部は都市部の治水利水なども支える重要な場所である。日本の本州や九州、四国は山岳部が多いため、中山間地域が細れば、土砂災害などが下(しも)の都市部に押し寄せやすくなる。また、農地も中山間地域には多くあり、そこが地域の農業における地産地消を支えているという都道府県も多い。

しかし、高齢化が進んでいるため、結果的に徐々に荒れていく。これが、土砂災害等を増やす。道路脇、住宅脇の落石、土砂防止のフェンスや壁の整備を初めとした、道路整備の多くは、実は90年代以前に終わった物が多い。古ければ、80年代や70年代に作られて、そこから時々道路やガードレールは保守を行うが、その上のフェンスなどは放置されている場所もある。下草が増え整備が出来ていないのがはっきりしている場所も多いのだ。

その結果、今大雨がやってくると、劣化した場所が崩れやすくなる。これに加えて林業も衰退しているため、人が植えた木々が間引かれず大きく成長してからも、密集したまま放置され、日射不足から根が弱くなる。崩れやすいという問題もある。もし、その地域の人口が増えていたり、そこそこ多ければ、そういう場所は頻繁に整備されるが・・・限界が近づく中山間地域ではそんな予算は出ない。だから、避難を呼びかけるしかない。町も、人が少ないため、避難が進まないと大変。


一方で、農家は道路が復旧するまで待っていたら・・・農地も荒れるため、年齢層が高い農家は、荒れ始めたらもう戻す気力は残らないだろう。廃業だ。

もし、道路が寸断されれば・・・一度町に出てしまえば・・・。戻るのは難しい。

そこが彼らが、救助ヘリを断る理由だろう。正しいとは言わないが、こういう判断をせざる終えない人々がどう安全に、避難し・・・どうやって後で必ず戻れ就農や就業復帰できるのだと理解させ支援するか・・・ボランティアも道路が寸断された奥地まではやってこられない。道路の復旧が出来たときに、ボランティアは終わっているかもしれない。孤立集落の人々が本当に、危惧するのはそこと言えよう。

あなたが、どちらの立場でこれを見るかが実は、これをどういう問題として見るかのターニングポイントである。


私としては、とにかく、願うのはこの選択が凶と出ないことだ。これ以上大雨で犠牲が出ないように、地域で危険箇所について、しっかり把握し、危ないと判断したら近所と示し合わせて、丈夫な避難場所に避難して欲しい。我々、外から言えるのはそれだけである。命あってこそだ。


<親族が考えるべきことは、万が一の時>

尚、親族の人で、親族がそこに残っている場合。災害で亡くなっては困るという人がいるなら、家族を早めに説得しておくべきかもしれない。その後の災害で亡くなって、自治体が助けてくれなかったからとは言えない場所もあるのだから。まあ、都市部と違い田舎の場合は、原発事故でもない限りは、こういうことで自治体を批判する人は、少ないと思うが・・・。

<人を救うという意味をもっと本質で教育すべき時>

ネット上では特に、救助を拒否したとして批判する人がやけに多い。特にこれが若い人に多いのではないかと思われる。大事なことだが、助ける側の身になりすぎて、救助を断った人が批判されるようになってはいけない。助けに来てくれた人がいるという事実は、被災者が命を無駄してはいけないことも伝えている。一方で、助ける側もそれを伝えるためにそこに行った。その事実が大事なのだ。

一方で、皆が逃げてこれからもHappy!とは限らない。特に、税金などを考える人もいるが・・・。財政面も考えて見よう。

もし、逃げたあと、自分の生活拠点に戻ることが出来なかったり、戻るまでに多くの支援を長く受け続けたら・・・救助費よりも長い時間、多くのお金(税金)が掛かるかもしれない。仮設住宅や借り上げ復興住宅は、相当な費用負担が長く発生する。物資のピストンや足での輸送の方が安い場合もある。

そこで、生産性のある人、家が倒壊していない人が、その場にいれば、早く生産性が回復するという面もある。それは、日本全体にとっても、お得な部分であり、避難が全てではないということに繋がるのだ。そういう目線で見る人が、減っていくのは実は災害などに遭ったときの回復能力を遅らせる可能性も示す。命知らずを増やすという一面もある一方で、回復の早さとの両立では、こういう人も必要なのだ。

ちなみに、これは自己責任などという人もいるが、人生の業は最終に自分に返ってくる。早いか遅いか、大きいか小さいか、幸せなことか、不幸なことかなどの違いはあるが・・・例えば、避難しないという選択をした場合、その結果、災害に巻き込まれるという可能性があるが、一方で災害がなければ、住宅などの修復が早く進むという利点がある。自営ならこれに所得(自治体から見れば事業主の税収)の回復も含まれる。

天秤に掛けるべきは実は、ここなのだが・・・経済的な合理性で社会が進みすぎた結果、人々はこれを見誤りつつある。基本は、誰も死なずに可能な限りの生活を維持したり、早く元通りの生活が出来ることが社会とって最も大事ということだ。


<ボランティアとは、チャリティとは、人道支援とは何か・・・>

この毎日の記事はたぶん、拒否した人を責めているわけではなく、どうすればそういう人の安全を担保できるかの課題も含めて書いていたのだろうが、社会がそれを上手く咀嚼出来なくなっているように見える。日本は結局、サラリーマンが増えているのもあるのかもしれないし、それ以外にもっと問題があるのかもしれない。


とにかく、被災した人々が早く元通りの生活に戻れることと、これ以上被害がないことを祈る。
本来は、それ以上の話ではないし、直接被害はなくても、間接的に道路の被害などでダメージを受けている被災者が、叩かれるようなことはあってはいけない。正直、こういう部分が日本の似非ボランティア精神(助けに来た人は正義で、断るのは悪に繋がる)に見えてならない。ボランティア精神、人道支援は押し売りではなく、困った時に必要な支援を必要に応じて受けられるから人道支援やボランティアと呼ばれる。

即ち、心を共にすることがまず第一歩である。こじつけかも知れないが時期が時期だけに、こういう部分が、もしかすると某チャリティー番組などで悪く(感動する行動が大事、それで感動しない同意しない人は悪という精神が)育まれているのではと、思ってしまう。それが増えると、悪徳のボランティアビジネス※が増えるので注意が必要だ。

尚、一つだけ災害、人災にも例外がある。原発事故や地下水土壌汚染などそこで生産生活活動をすれば、生産物も含めて汚染されるような場所は、別である。こういう場所では、例え生計を立てていても、発覚した場合は相応の安全対策が完了したことを確認するまでは、そこで活動をしてはいけない。なぜなら、自分が人の生活を奪う恐れがあるからだ。この場合は、ボランティア云々に限らず、支援や補償を受けるのが権利であるが、一方で他人に迷惑を掛けないための義務とも言えるかも知れない。



※社会がこれは素晴らしいと思う事を率先して行い、そのイメージで稼ぐ手段。ある程度社会にはあり、決して悪い訳では無い。主に広告で使われるが、被災者が批判され、表沙汰になるタイプの支援は、大半が実はただのビジネスであるということ。一般に、人道支援やボランティアの多くは、表にはほとんど個人や組織の名前が出ないか、最初からそういう団体でありそれらの理解が世界で知られている。PRも基本的には、支援を必要としている人が、喜ぶ様を示すのが一般的である。

そのため、必要ないという人を非難するようなネタは本来表側には出てこないのが普通だ。実際には、結構理不尽なケースも多くあると聞く。たいていは、一人一個を二個になど自分主義なことから、始まるトラブルが多いというが・・・。

周りから被災者など弱い側を非難する人が出てくるということは、自分達の支援を批判する組織や必要ないと断る人をやり玉に挙げて自分達のイメージを過度に協調していることを意味する。本来、支援は行う側が全て負担し、利益はないため、賞味期限などがあり残ると、処分費が困るが、そうでなければ支援を強制することはない。が、それを強制するということは、それを受けてもらわないと、利益を失うという意味合いが込められていることを意味する。

それは政治や社会経済的な思想傾向(イデオロギー)を産み、利害目的の組織(CMでイメージアップしたい組織)と結びつくようになっている訳だ。結果的に、ボランティアでも何でも無いという図式が成立する。

ちなみに、今回のように公共人道支援は、一般職務プロセスであり、それとは全く関係ないが、社会が勝手にそういう見方をしはじめているとしたら・・・、日本はボランティアや人道支援も、短期的な金銭や感動病で見ているのだろう。多角的な見方が欠乏し始めているのかもしれない。



ちなみに、私がもしこの問題に最大の対処をするなら、比較的大きな部落なら、集会施設などに予算でできる限りの安全対策を行い食料の備蓄を自治会と共に行うことだろう。後は、防災マップを配布し、どこに避難すれば安全か、どういう情報が出たときには危険かを、しっかり伝えることだと思われる。
被害を受けた町は、それが追い付いていなかったという話も出ていることを考えると、ヘリを拒否する人だけを非難しても、何も良いことはない。もっと、現地で生活している人には、その人達なりの複雑な問題があるのだから・・・。



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