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zoom RSS 横断死亡事故、多くは高齢者…何らかの交通違反・・・何か足りない!

<<   作成日時 : 2016/07/13 19:48   >>

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読売新聞の記事である。間違ってはいないのだが、当該のデータがあるのならと調べ直してみると、私の予想に反して、あれれとなった部分がある。本当に間違ってはいないのだが、これを読んで多くの人が思うのは、高齢者は他の人より違反する人が多いという認識になるのがたぶん普通だろう・・・。

しかし、これが示しているのは事故全体に占める高齢者の割合は圧倒的に他の年齢層より多いという事実がまず一つある。その上で、高齢者の中でではなく、子供から大人までの全体の総数比で大半が高齢者の違反だったという話になる。なぜなら、事故の過半数は高齢者だからだ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160713-OYT1T50060.html?from=ytop_top

一方で、各年齢層での違反死亡事故比率(10代、20代など年齢毎に区切った違反者死亡率)は、高齢者が極端に高いわけではない。むしろ、他の年齢層より低いように見える。

警察庁の資料を抜粋すると、以下図のようになっている。

具体的に言えば、10から14歳は最も少ない死亡事故数だが2015年においては歩行者全員が、何らかの違反をしていたと言うことだ。さらに30代までは圧倒的に交通違反による死亡事故が多いが、死亡事故の件数そのものが少ない。それに対して、40代を過ぎる頃から、違反なしでの死亡が増えるという傾向が見られ、死亡事故率も急速に増えていく。

即ち、横断死亡事故の多くは確かに高齢者だが、高齢者死亡事故の絶対数が増えているからであり、比率で見ると高齢者の方が事故時の違反率は低くなっている訳だ。

となると、運転車がそれだけ違反していると言うことも示すとともに、高齢者は受け身などとっさの動きが出来なくなっていることを示している。これは、死亡した事故を示しているため、死亡以外の事故、事故後24時間以上後に死亡した事故等は警察統計上の交通死亡事故には含まれないので、注意しなければならない。

画像



ちなみに、自転車事故の場合は、残念ながらどの年齢層も、事故原因の半数以上が、法令違反でありやはり、高齢者の事故率、死亡率は高い。どの年齢も同程度で法令違反があるのは、歩行者とは違った傾向である。
画像



尚、これらの資料の全文は以下のPDFファイルになる。
https://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/H27_jikotokucho.pdf
(警察庁-安全・快適な交通の確保に関する統計-平成27年における交通死亡事故の特徴について)


ここから分かることは、高齢者は事故死亡率が高いと言うことだ。法令を遵守していても、死亡しているケースが多いと言うことは、それだけ高齢者の視野角が狭くなっていたり、体が硬く、運動能力が低下しており、致命傷になりやすいことを示す。そのため、高齢になってからの、交通違反など以ての外とも言える。一方で、運転車は、高齢者に接触すれば、若者ならけがで済むような事故でも、致命傷を与える恐れがあることを、理解しておかねばならない。

真のデータが示しているのは、こういうことだと思われる。
やはり一次データを調べることが大事である。


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