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zoom RSS もしも、ガラケーをスマホと同じプラットフォームで開発したら・・・

<<   作成日時 : 2016/05/24 07:34   >>

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未だに日本ではガラケー(フィーチャーフォン)の販売が一千万台超と多い。これは、基本料金の安さと電話としての使い勝手の良さが大きい、結局スマホは平面であり、テンキーの5に突起もない。ホームポジションが分からないから、画面をある程度は見ないと操作も難しいという点でも、マイナスなのである。

一方で、スマホの基本料金が安ければガラケーを卒業したいという人もいるようだ。では、もしガラケーが携帯電話用の組込OS(MOAP、OPP、KCP)のまま、スマートフォンと同じプラットフォームを採用したらどうなるのだろうか?

例えば、現在販売されているスマートフォン用プロセッサは、以前書いたように多くの機能を統合している。昔なら、別チップであった機能が一つのモジュールに統合され、一つのプロセッサになっている訳だ。

しかし、消費電力や発熱は、大きくなる。もし、携帯電話に使うとしても定格で動かすのは難しいだろう。
ちなみに、もしも日本メーカーがよく使うSnapdragon 820を1.1GHz前後までクロックダウンして動かしたとしても、性能はこれまでの携帯電話とは段違いに高速化する。

実装されるメモリーの最小値は2GBまで増加するし、メモリーバスは数倍に広がり、GPUは最先端性能まで引き上げられる。IZat8Cが使えるため、A-GPS、GLONASSなどQZSSを除く位置測位システムに対応可能となり、モーションセンサーも機能させることができる。

DSP性能も今の携帯電話より圧倒的に高まることになるだろう。通信にLTEを使うこともできる。そのため、スマートフォンユーザーが、逆に戻ってくる可能性もあるほど、すごいものになる。また、携帯電話会社にも、プラスの面がある。それは、通信費が抑制できる可能性が高いことだ。スマートフォンであれば、アプリケーションソフトのアップデートやバックグラウンド通信で多くのデータ通信が常時発生することが多いが、携帯ならそれは抑制できるからだ。


では、なぜそういう開発をしないのかというと、
問題は、MOAPやOPP、KCPではこれらのドライバテクノロジーに十分対応できていないからだ。最もSnapdragonシリーズとの相性が良いのは、KDDIが開発したKCP3.2だが、これも統合システムLSIであるMSM系には十分に対応しておらず、QSD系のプロセッサモジュールにしか対応していない。すなわち、もしスマートフォン並みの機能性を携帯電話に与えるなら、携帯電話用のOSを、一気にSoCに最適化しバージョンアップしなければならないのだ。

その投資額は、かなり大きくなると思われ、今から市場が成長するという見込みでもなければ、さすがに携帯ベンダーは再開発するのは難しい。結果的に、ガラパゴス携帯電話の新機種開発は進むことがないのだ。

<携帯キャリアの生き残り策>

尚、これは笑いごとでも荒唐無稽でもなく、本気の話だが、今後スマートフォンは徐々に売り上げが落ちていくだろう。しかも、ハイエンドの売れ行きが急速に低迷していく可能性もある。これは、性能が一定を超えたこともあるが、何より問題なのは、デザインが全てスレートに集約され、操作もタッチ、タップ、押下時の圧力、スワイプなど限られるからだ。

一方で、携帯電話は使ったことがない世代が今後増えていく。オールドファッションが復活することがあるように、ガラケーが珍しいものとして脚光を浴びる日も来るかもしれない。

私が考えるに、今の大手3キャリアにその気があるなら、既にガラケー事業はアプリなどで競争する領域でもないため、3社協同でオープン化したプロジェクトを立ち上げ、最新ハードウェアに対応させるぐらいの意気込みを持つべきだと思っている。用は、3社が持つ携帯のノウハウを公開し、共同開発すると言うことだ。

もしも、うまくいけば海外市場も取れるほどの新しいデバイスが生まれるかもしれない。日本の悪い癖が携帯事業にもある。それは、オープン化を嫌い囲い込みを目指す姿勢である。確かに、それが儲かる間はそれでも良いが、Googleのような事業者は、技術の一部を開示する代わりに、そこを入り口にして、多くの人が集まる場を提供することで、広告などから利益を出している。

マイクロソフトもOS戦略を転換したのは、自社サービス(ストア、Azure、Officeなど)への集約をはかるためだ。日本企業は、このところこれは古いと思ったら、開発を止めてしまう傾向があるが、その後、海外メーカーが別の形で似たような技術を公開し、それを発展させ、場合によってはオープンに広げて・・・日本メーカーの入る余地がなくなることも多い。

KDDIはAndroidなガラケースタイルを目指しているが、成功しているとは言い難い。
それなら、ガラケーのままでスマートフォンと同じ機能性や先進性を持つ製品を、開発するというのも、一つの手である。1社で無理なら、2社で、2社でダメなら、3社で、3社でと考えるのも重要な事だ。


尚、ガラケーというのは海外では通用しない言葉である。Galápagosを捩っているため、英語圏から伝わったかのように思う人がいるだろうが、これは日本で作られた造語である。この高性能携帯電話は、海外ではFeature phone(フィーチャーフォン)と呼ばれるが、海外ではこれらが普及するまえにスマートフォンが普及した。一方で、日本はスマートフォンが普及し始める頃には、単体でStereo Scopic 3Dを視聴できる(Nintendo 3DSのような)携帯電話などが、登場していた。機能性は化け物だったということになる。しかし、ソフトウェア開発環境は3社が別々の囲い込みをしていたため脆弱だった。

日本は、まだ一千万台の市場があるため、研究する価値はあると思うのだが・・・。うまくすれば、個人情報を収集されるスマートフォン(ユーザーアカウント連携が必要)とは違うため、海外も取れるかもしれないのだ。



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