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zoom RSS 4Kテレビの世界市場、今後10年で4倍に!・・・4倍は凄い?統計の示し方

<<   作成日時 : 2016/05/16 11:35   >>

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タイトルはプレジデントの記事からである。
http://president.jp/articles/-/18003

<4倍という数字は、凄いのかそれとも凄くないのか?>

考えて見ると、ハイビジョンテレビは、日本ではアナログで90年代に登場し、デジタル化してから爆発的に売れた。これは日本だけの統計になるがJEITAの2000年のデータでは、 ハイビジョンテレビ(直視型)が1月には2千台しかうれていないのに、12月には6万8千台うれていることが分かるだろう。

翌年の2001年は1万3000台からスタートしている。その段階で、既に6.5倍という計算になる。12月は6万3千台で前年より少ない。そのため、実績は1.7倍となる。

さて、ここから一気に10年進んでみよう。2010年はほぼ全て薄型ハイビジョンテレビになっている。2519万3千台の薄型テレビが販売されたのだ。9割がハイビジョンとした場合、10年前の2000年が年間で16万4千台だったことを考えると、市場は138.25倍まで拡大したことになる(台数ベースである。今回の統計は市場売上げベースであるため、必ずしも売上げが100倍とは限らない)。そう考えると、4倍は全く凄くない。

しかも、3兆から12兆まで市場が伸びている割に、総合が53兆1,338億円から58兆6,250億円にしかなっていない現実を見ると、完全に薄利多売で成長率がきわめて鈍いことがはっきりしている。要は、爆発的に売れることはないということだ。これだと、この市場は、既に日本企業が付加価値ビジネスをするには、厳しいということになる。
http://www.fcr.co.jp/pr/16026.htm


<当たり前を最もらしく・・・とらえ方に注意すべし>

4Kと8Kを合わせた金額より、それ以外のテレビ(2K/ハイビジョン)の方がその時点では、未だに主力だと言うことは、かなり厳しい現実を見せている。それが意味するのは、結局テレビは既に、コモディティーに過ぎないとうことだ。デジタル化では、データ放送や電子番組表など便利な機能の搭載と、画質の向上という点に加えて、既存のテレビでは放送が見られなくなることから、買い換えが進んだが、2Kから4K以上では放送が変わるわけでもないため、多くの人は様子見になるわけだ。

もっと言えば、2000台でも2000年頃のアナログハイビジョンテレビは、単体で30万以上〜50万ほどの価格になるものの方が多く、10万を切るなどほとんどなかった。それが、今では4Kテレビが10万円時代なのだ。

これが示しているのは、価格の下落効果で売れているだけで、高くても買いたいというユーザーが減っていることを意味する。その時点で、商売としては生産を増やして大量消費をする薄利多売を選ぶか?それとも、撤退するかの2つに一つを迫られることを意味している。

映像関連の家電製品は、それだけ窮地にあると言えるのだ。


<統計をどう流すかが重要>

これを、ニュースとして流すと、たいていの場合は「4倍にexclamation(エクスクラメーションマーク「!」)となる。「凄いよ、みんな買ってるよ。」になる訳だ。しかし、現実には消費者の大半は今のテレビで満足しており、そこまで行かない。それは、90年代にBSしかないハイビジョンテレビがさほど売れなかったことを考えれば、分かることだ。

それでも、必死に売ろうとするのは凄いことである。その成果が10年で4倍なのだろう。それが大きいかというと、残念ながら普通か、量産というレベルで見れば、むしろ小さいかもしれない。

スマートフォンのように新しい市場を作る訳でもないため、新規参入できるほどの市場でもない。

昔のハイビジョンのように2000台でも利益が万単位で沢山出る付加価値はない。2万台売っても1台当たり数千円も利益が出ないような、ビジネスになった今・・・薄利多売で生き残るか、撤退するかの瀬戸際にある企業は世の中に多い。

統計予測でいくら、凄い数字が出ても、そのシェアを取るのが、自分の所属する会社ではなく、ライバル社なら意味はないし、もっと言えば、4倍を大きいと捉えるのは楽だが、現実に4倍を、アナログからデジタルの時の活況のように示すと、きっと後で苦しむだろう。


基本的に、今の製品と互換性がある上位の商品が、数年後にシェアを伸ばしているのは当然である。そして、全体から見た台数ベースが少ないときには、すぐに倍倍に伸びることが多い。100台しか売れない物が、1000台売れるようになるのは、100万台が1000万台になるより、遙かに簡単ということだ。

むしろ、ビジネスとして重要なのは、その上位の商品が付加価値をどれだけ生み出しているかである。
それが、もしほとんど価値を出してないなら、残念ながらビジネスとしてはコモディティの波にのまれており、撤退が今後も相次ぐことになるだろう。

一方で、もしも付加価値を創造し続けることが出来れば、新規参入組も現れるかもしれない。本来はそうなった時が、4倍!になるのだが、今は成長市場が少ないため、それを飛び越して!がちょっとでも良さそうな場所で多用される時代になってしまったようだ。


ちなみに、数字のデータというのは、誰かの文面を見て、納得するものとは限らない。データは何度も過去に書いているが、スライスの仕方で見え方も変わる。切り取る時間や場面によって、良くも悪くも出来ることだってあるのだ。そのため、オリジナリティーを加えた統計をある程度出せる人は、会議やプレゼンなどでは、重宝されることが多い。もちろん、会議で将来に示す数字ばかり良く、実績が悪いとダメだが・・・

今回は、JEITAの過去データと組み合わせたもので、4倍が大きく見えるか小さく見えるかを考えて書いている。
もちろん、4倍を大きくするための資料を、探しまくればそういうデータも見つかるかもしれない。そうやって、人を資料で動かすのが、統計である。ただ、新聞や雑誌などのデータで示される統計の多くは、補助統計がなく、最初から、筆者が決めた方向性に文面で誘導しているケースもあるので、気をつけたいところである。



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