なんとなく綴ってみた

アクセスカウンタ

zoom RSS IDF'16 上海の主軸はCPUではなく周辺デバイス・・・

<<   作成日時 : 2016/04/14 09:37   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

Intel Developer Forumと言えば、2年前まで次世代プロセッサを発表する場だったが、昨年から雰囲気が変わり、プロセッサの発表は控えめになってしまった。Skylakeは発表時期だけを述べるに止めたのは、ある意味昨年の衝撃であったが、今年はx86プロセッサのロードマップより、3D XpointやSoC、ASIC関連情報だけになりつつある。

いわゆる、ムーアの法則も終焉が確定したということだろう。
そのため、プロセッサ性能以外のストレージや、デバイスの集積に力を入れ、最後はプロセッサに統合する方向に舵を切ったと思われる。


<3D Xpointを使うOPTANE SSDが登場>

OPTANE SSDというのは、3D Xpoint Technologyを使った新型SSDの名称である。速度の低下はほとんどなく、2GB/s近い速度でコピーが完了するというデモが行われたようだ。まあ、デモなので実製品が出てこないとなんとも言えないが、速いかというと遅くはないが、思ったほど速くもないというが私個人の印象である。
まあ、書き込み中にキャッシュがなくなり速度が急激に落ちることもないようなので、その部分では化け物の片鱗を見せている。

今回は、Thunderbolt3を使った転送のようだが、PCIe 8x辺りでもう少し速度が出るのかどうか?また、ランダム書き込みや低容量のデータ書き込みなどでも、このぐらいの性能があるのか?書き換えはどうかなど・・・その辺りを知りたいところである。

即ち、見せた物が最高性能を発揮する構成とは思えないという点が、余裕なのかそれとも、予想よりショボいのか・・・それが見えないのだ。

そういったところで、SSDを上回っていればきっと売れるだろう。また、Xpointの売りは大容量化も可能という点にあったが、どのぐらいの容量でどの値段で出るかも気になる。


<RealSense、Altera>

デバイス事業としては、RealSense 3Dカメラをロボット産業に使うというものなども出たようだ。正直、RealSence3D Camが、成功の起爆剤として機能しているとは言い難い。むしろ、深度センサーとプロセッサとしては画期的であるが、センサー性質としてはソニーやパナソニックなどの方が上回っているように感じる。

個人的には、ここは日本メーカーが死守して欲しい領域であり、そっちに肩入れしたいところだが・・・。それを、変えるかもしれないのがAlteraかもしれない。このSoC事業は今後いわゆるエンタープライズプロセッサとの統合や、スマートデバイスとの統合、さらにはRealSenseやロボット事業などに対して能力を発揮するだろう。ASIC事業やSoC事業におけるAlteraの資産は、インテルにとって欠点を補う意味で大きな価値がある。

今後、Alteraの知的財産が活用されていくのは間違いない。その昔IntelがReal3Dの技術を活用してGPUを最終的にCPUに統合した過程と似た経路を早急に辿るだろう。(これは、当時3Dfxと訴訟問題も抱えたが、その後和解し、Intel 752→Intel Extreme Graphics→Intel HD Graphicsに継承された)

要は、すでにプロセッサ事業よりIPを活用したプログラマブル事業と、CPUへの機能統合の方が主流になったと言える。それは、すでにプロセッサそのものが高性能でなくとも、普通の価格で普通の性能や、安価な製品でも目的の大半を満たすほど高い性能に達したからと言える。


ただ、これらが本当にIntelのCPU事業を補完するかはまだ分からない。こういうビジネス分野は専業者も多く、Intelは出たり入ったりを繰り返している分野だからである。結局は、CPUにどこまで統合できるかと、最近ARMに食われている分野などで、x86がどこまで巻き返せるか?そして、ARMが省電力故に持ってきたビジネスに食い込めるかが鍵だろう。

そのため、今年もCurieが登場したのだろう。


<多方面に伸びるインテルの触手は、何を示すのか?>

今インテルは、これまでに無いほど多くの方向を模索しているように見える。昔なら、次に登場するプロセッサを大々的に発表し、Atomを発表し、これにThunderboltやチップセット、僅かな量のSoCに関する登壇と、プログラマブル領域のSDKを発表する程度だったが、今はそれよりも、プロセッサの外側にあるものを発表する時間が増えている。

それが示すのは、インテルにとって、プロセッサそのものの成長が鈍化し、収入源が狭まり始めた現実と、微細化に対する投資コストの増大がそろそろ効いているのかもしれない。SHARPのように単に新しい物を出せば売れるという発想はないだろうから・・・。


プロセッサは、微細化して小型化すればその分、大量に売らないと元が取れなくなる。その一方で、露光技術や素材加工技術は、1.5倍以上価格が上がると言われる。(投資コストが高まる)
そのため、市場が成長(拡大)しないと、2年おきにプロセッサを微細化することは出来ない。むしろ、成長しなければ、逆ざやが発生し倒産するリスクもあるのだ。そのため、ラインを安定して稼働させるために、他の周辺デバイスや、小さなプロセッサに他の機能を内包することで付加価値と大きさを保ち、売れる品を供給する努力が求められる訳だ。


要は、Intelといえど、すでに汎用プロセッサ(CPU)だけを主軸にして食って行ける時代は終わりを迎えているということだろう。そして、それが示すのは、他の事業を一度処分し、プロセッサ専業会社だったインテルが他の半導体産業に再び回帰し、市場を争奪してくるという現実を指す。

そのライバルは、センサー事業を持つソニーかもしれないし、NANDフラッシュ事業を持つ東芝かもしれない。SoC事業を持つルネサスかもしれない。半導体はプロセッサ事業でさえも、安泰では無いという現実が突きつけられている。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
IDF'16 上海の主軸はCPUではなく周辺デバイス・・・ なんとなく綴ってみた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる