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zoom RSS セブンアイ会長退任に見る・・・個人の勇退と、経営上の引退時期

<<   作成日時 : 2016/04/08 14:33   >>

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セブンアイホールディングスの鈴木会長が退任というニュースは、業界に大きな波紋を呼んだといえる。世間では、彼の息子がトップになるかならないかという話で、揉めていたとか・・・いろいろ言われていたようだが、幕引きをさっさと決め、今後大きな発言をしない予定なら、やはり彼はカリスマと言えよう。

そういうインタビュー記事が、東洋経済オンラインに書かれている。
http://toyokeizai.net/articles/-/112904

<揉めて引くより、否決時点で引く潔さ>

多少なり、禍根や残したことはあれど、やることをやり遂げた人であるからこそ、こういう決断が出来るのだろう。また、次の世代を育て、それらが今後を変えて行くという考え方も出来るのかもしれない。

時代は常に変化するが、人は徐々に老い新しいもの、新しい考えを取り入れるのは難しくなる。カリスマもいつまでもカリスマのままでいられるとは限らないのだ。だから、分裂する恐れがあるなら勇退に進むことも一つの決意であり、覚悟であろう。

逆に、某家具屋さんのように、親子や姉弟で揉めてしまうと、優秀な人材を手放してしまう恐れもある。最近は、セブン-イレブン・ジャパンも労働条件やフランチャイズの待遇においていろいろ囁かれており、売上げを急速に伸ばしてきた影響も出始めていた。そういう点では、今が潮時だったのだろう。

この人は、確かに秀でた経営者である。


<次の世代は相当厳しい>

基本的に、カリスマが退いた後は、どんなに勇退で潔い引き際でも、その後は徐々に悪くなることが多い。
その理由は、一般にカリスマ性を発揮できる人が離れると、発言がばらけてしまうからだ。要は、そのときに押さえつけられていた人々が、ここぞとばかりに自分の好きなことを言うようになる。

それを、牽制しビジョンを定めて、経営できる経営者はほとんどいない。なぜなら、あの人はカリスマだったため、比較されるからだ。去年まで良かった業績が下がりでもすれば、求心力の低下に苦しむことになる訳だ。

それが、創業者の後に継ぐ二代目がパッとしないことが多い理由でもある。

これに、今回は世界的な経済成長の鈍化、下振れ圧力という問題もある。これらが影響すれば、業績は悪くなるからだ。だから、相当厳しい訳だ。

即ち、次に経営を引っ張る人材は、鈴木氏より手腕がある人でなければいけないのだ。そして、鈴木氏によって急成長してきたセブン-イレブン・ジャパンの弊害も今後背負うことになる。そのときに、メンタルが弱い人間であれば、うまくいかないだろうし、鈴木氏のようにうまく動かすのは難しいだろう。


<世代交代の先にある混沌>

この交代劇は残念ながら最悪のタイミングだろう。世界の変調状況から見ると、今の時期に後退すれば、業績の下振れリスクが高く、今後、セブンとヨーカ堂の運営において苦労する可能性が高い。

むしろ、会社として最高のタイミングがあるとすれば、それは業績が最底辺を打ちつつある時だ。要は、明日から業績が良くなることが明確になりつつあるタイミングで、次にバトンを預けるか?または、これからも長期間業績が上向いていくと思われる時に譲るかどちらかの方が、組織の経営的には一番良いのだ。

しかし、今回はそれには該当していない。むしろ、鈴木氏には良い引き際だが、セブンアイには怪しい引き際と言えよう。それだけ、鈴木氏にとって今のセブンアイグループの状況は分が悪いのだろう。ヨーカ堂系分社話なども、株主から何度か提案されていることを考えると、その辺りで確執があると思われる。


今後、セブンアイはどういう経営方針で成長していくのか?現社長や役員がどのように先を見ているのか?
もしも、ヨーカ堂側を守る人が多くなれば、セブンアイグループの業績は悪化する恐れもある。まあ、これで固執して残っても同じだったかもしれないが・・・。


<成長ビジョンが間違えば終わる>

今の時代において、何かに過度に固執すれば会社は一瞬で傾くものだ。また、その逆に先見がなく継続投資すべきものに投資をしなければ、金の卵を失うことがある。
例えば、液晶が柱と言い続けて、身売りする企業もある訳だ。例えそれが過去にどれだけの利益をもたらしても、どんなに凄い技術であっても、開発コストや投資コストに対して、ペイ(減価償却)できなければ、会社は潰れる。従業員は路頭に迷うものだ。その会社は、PDA向けOS事業から撤退しなければと、未だに嘆かれるぐらいだから・・・。

そのため、昔のようにこの事業もあの事業も手放さずに頑張ればいつかは黒字になるという発想は、今では御法度となっている。

そういう点で言えば、ビジョンが枯渇したり、先読みが難しい状況が明確だと思ったら、そのセンスがありそうな人を、さっさと育て早めに退くのは大事である。問題は、それが今のセブンアイに出来ているかだろうか?それが今の社長にはあり(といえるのか・・・微妙だが)、その下にもそういう人材が沢山いて離れていることを祈る。




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